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Windows10 GPT環境でHDDからSSDへのクローンで詰んだ

最初に結論

PartitionWizard 10だとクローンがうまく行かなかった
Macrium Reflect 8だと最終的には成功したが、クローン後Windowsのインストールディスクからコマンドプロンプトを開いてGPTブート領域の再構成を手動で行う必要があった

まずは下準備

・データのバックアップ
・クローン元ディスクを取り外す前にUEFIからSecureBoot無効化、TPM無効化したあとWindows再起動を念のため2回する
・該当バージョンのWin10インストールUSBメモリを用意する

PartitionWizard 10 でやってみた

・無料版でクローン機能が使えるのはバージョン10以下らしい
・最新版の12だとディスククローン機能が有料化されている

やってみた結果
・クローンディスクを指定の時点で元のパーティーション構造を完全に指定できない
・Windowsの回復パーティションがクローンされない状態
・当然クローンしてみるもパーティーション構造が異なっており起動不可

Macrium Reflect 8 でやってみた

・クローン方法は下のサイトを参考にした
・大容量HDDから小容量SSDへ移行の場合、移行先のほうが容量少ないためパーティーション容量を減らす作業が必要になるため少し手間が増える

やってみた結果
・コピー元のパーティーション構造を維持したまま大容量ディスクから小容量ディスクへクローンの指定ができた
・クローン正常完了後HDDからSSDに換装するも0xc000000eエラーで起動できない
・スタートアップ修復も即エラーになる
次章でその対策

Windows10 ブート領域の再構築(GPT)

Windows10以降はほぼMBRからGPTへ移行、TPM、SecureBoot有効等ブートやセキュリティ周りが複雑かつ強固になっているため、単純にHDDからSSDにディスククローンして差し替えれば起動するというものでもなく少し難易度高いよう
下のサイトを参考にファイルシステムを弄る必要があった

やってみた手順
・Win10インストールUSBメモリから起動し"bootrec /Rebuildbcd"コマンドを実行したところ今回の環境の場合
"Windows のインストールとして認識された合計数: 1"
と表示されたため"diskpart"からFAT32のブート領域にドライブレターを割り当てたあと"bootrec /Rebuildbcd"実行
"Windowsのインストールのスキャンは成功しました。"
"インストールをブート一覧に追加しますか?"に"Yes" "exit"で終了

・Windows回復環境のメイン画面に戻り"トラブルシューティング"→"スタートアップ修復"を3回行う
(今回は2回目行った時点で修復開始時のOS選択画面表示が"Windows10"とだけ表示されていたのが"Windows10 Home"と表示が変わった)

・修復を行ったあと"自動修復でPCを修復できませんでした"とメッセージが表示されるが気にせずWindowsを起動

これで無事クローンしたディスクでWindows起動成功
お疲れ様でした

終わりに

Windows7以前の時代は割りと簡単にディスククローンできてた覚えがあるが最近の環境だと結構手間がかかる上に確実性が低いので、可能であればPCのクリーンアップも兼ねてOSクリーンインストールするほうが確実かつ手間もかからないと実感

気をつけるべき手順が多いため自分の備忘録として作成
すこしでも参考になれば幸いです

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