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得体のしれない恐怖との戦い

新卒で前の会社にいた頃の話です。

当時1階にあったオフィスで仕事中に結構デカめの虫が入ってきたことがありました。

その時は当時30代の上司(男性)と一緒に業務に勤しんでいたのですが、入ってきた瞬間「ちょっとR!その虫どうにかして!怖い!」と言われたのです。

そんな女性でもないのに虫に怖いも何も…と感じました。上司自身も「昔は大丈夫だったのに歳を重ねると急に無理になった」という風に言っていたのです。

なんなら上司の年齢的に学生時代は意味もなく喧嘩に明け暮れていたという、マンガのクローズみたいな生活を送っていたという事実の方が聞いていてよっぽど怖かったのですが。

当時は「?」マークで頭の中が埋め尽くされたものですが、最近その意味がなんとなくわかってきました。少なくとも私も最近虫がめっちゃ怖いです。

何年も経ち、自分もその上司とだいぶ近い年齢になってきてからようやくわかってきました。

たまーに会社とかで得体の知れない虫がいたらめっちゃ怖いんです。

こいつ、どうやって攻撃してくるんだろ。
こいつ、噛まれたりしたら痛いのかな。
こいつ、毒とか持ってるのかな。なんか攻撃受けたら結構ダメージでかいのかな。

得体の知れない虫を見かけると、そういう謎の防衛本能が「とりあえずどうにかしよう」の気持ちを超えるようになってしまいます。

ある程度年齢を重ねたうえでの経験なども踏まえた防衛本能なのでしょうか…?

そしてそれはそのまま普段の生活や仕事にも当てはまるようになってきたと感じたのです。

まず、頭でっかちな考えで思考に制限がかかり、それが伝播して行動にまで影響を及ぼしてしまうので全然動けなくなるのです。

得体のしれないものがめっちゃ怖くなる

挑戦できない中年男性、まさに私のことだったのですが、

「このままじゃまずいってことだけはわかっているけど何をしたらいいかわからない。」
「とりあえずなんかやってみようと思って本は買いまくってきてみたけど、読むのも後回しだし行動なんてそのまた先の先の話」

みたいな状況に陥りまくっていたのも、先に話したように「得体の知れない結果や答えを見るのが怖いから」だったように思います。

先日別記事にもさせていただきましたが、最近昔流行ったゲームのリメイクがやたら目立ってきています。
それも詳しくは調べたことがありませんが、個人的には勝手に新しいゲームに触れる・体験して失敗するというものから回避する行動と似ているのではないか?と個人的に感じます。

最近流行りの「コスパ・タイパ」論争の礎にもなりそうな話ですね。

せっかくお金を払って買ったのに面白くなかった!時間だけかかった!巻き戻したい!という考えが少し過ってしまうのではないか?というか私自身が過ってしまうので、こうなのではないかと思うのです。

じゃあ時間巻き戻したところでお前は何をするんだ?って言われたらぐうの音も出ないんですけどね…

でも、挑戦しないままで今のままの自分でいることも同様に怖いはずなのです。

ではなぜそこに対して動くことが出来ないのか?不安を感じてしまうのか?ということも合わせて考えなければなりません。

格差の壁をどう捉えるか?

Jayさんが記事をUPされていました。こちらに関しては私もすごく同意!という内容のお話です。

記事を拝見しながら思ったのですが、格差の壁は透明化しているのと合わせて「我々が勝手に透明化している」という考え方もあると思っています。

格差は確かに存在する。壁やハードルは確かに存在する中で、「自分が見えないようにしたから実質無しでOK」みたいに恐ろしく極端な意見をもって「挑戦しないことを正当化」している考え方もあるのです。

というか私自身がそうでした。

私は基本的には仕事を通してお客様を幸せにしたいんだ!という考えを持って業務に取り組んでいます。

ただ、その考え方が飛躍しすぎて「営業職なのに数字や売り上げよりもお客様が幸せになるなら結果はついてこなくてもいい!」と考えていたのです。

タイムマシンで戻りましたら殊勝な心がけですね、ところでいいですか?と言いながら本気でグーパンしたいくらいイカれた考え方です。

単純に結果を気にしない!というスタンスを大切にするという大義名分を通して結果を出すことから逃げまくっていたのが漏れ出ていたんです。

以前にどこかで「上司ガチャとかいう言葉があるが、上司だって配属された部下で戦わなければいけない『部下ガチャ』をさせられているんだ」と見た気がしますが、まさに部下ガチャで最低レアのクソキャラクターが私だったわけです。スタンスだけでも抜け出せてよかったけど。

抜け出す方法は一つ、戦うのみ

これからどうするかは一つしかなく戦い続けるしかありません。しかも生半可な戦いではない、今まで逃げ続けた分も含めた戦いです。

これに関しては気づけたもん勝ちだし、気づくのが早ければ早い方がいい…。

ぶっちゃけみんなが気づいていないうちに自分が動ききれればその分勝ちやすくなるというゲスな思考も出てきますが、どうせならみんなで戦ってみんなで勝ちたい。

気づけたからには、少しでも自分の文章を用いて戦う人を増やせるように、という記事を増やしていきたいですね…頑張ります!

〜最後までお読みいただき本当にありがとうございます!
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