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過敏性腸症候群を腸内フローラ移植(DIY)で治した話 詳細版

家族の腸内フローラ(つまり大便)を私に移植した話の詳細を書く前に、
移植前と移植後の気持ちと状態の変化をあげてみます。(私の個人的な感想です)

●移植前
四六時中おなかがゴロゴロ言って夜中も気味の悪い音がしてるし、
いつもいつも緩くて、脂肪便で浮くし、1日最低5回以上出るし。
毎日健康便だった日々が既に懐かしくて情けなくて、
なんで私がこうなってしまったのかなー、アレが悪かったかなー、治らなかったらどうなっちゃうのかなー
と、不安で不安でいつも泣けてました。
仕事のときも、漏れちゃったら嫌だなぁ、とトイレにかけ込んでいたのを思い出します🚽🏃‍♀️
ネットで調べたら、治らない〜😭って嘆きながら闘ってる人が沢山いて落ち込んだ反面、同志が沢山いるんだって励まされもしました。
IBSを治療するクリニックもネットで色々見つかるけど、自由診療で高額、しかも皆んなが改善してるわけでも無さそう…
何を信じればよいのかわからず、だけどネットで検索しまくる日々にメンタルかなり消耗…

治らなくてこんなつらい毎日が続くなら、腸内フローラ移植DIYして何かあっても後悔しない!などと短絡的思考に陥っていく…

●移植後
最初はごくごく少量を移植し、その直後から、お腹の感覚が少し違う感じ。
次の便を出すまで、お腹の中が穏やかになった感覚でした。
移植したあと最初に出る便(移植直後に漏れるやつではない。翌日か翌々日に出るやつ)が、普通便に近い。
そのあとはまた軟便になってしまうけあで、普通便が出せたことで希望が見えて前向きになれました。

繰り返すうちに、徐々に便の形がしっかりしてきました。週に1回程度(ときに3日連続などあり)の移植で3ヶ月もしたらほぼ普通便になってきました。お腹の不気味なゴロゴロ音もなくなり、快眠できるようになりました。何より笑顔で過ごせるようになったことで家族にも笑顔が増えたのが嬉しかったです✨


そんな私の腸内フローラ移植(DIY)体験記ですが、

ここからは私が行った移植DIYの実際の流れについて書きます。

●移植の流れ
1.家族に便の提供の同意を得る。

2.ネットや薬局で移植道具を揃える。

3.便意を催したらおしえてほしいと伝える。

4.脱衣所に、いつでも道具がすぐに出せるよう1回毎セットにしてまとめておく。

5.家族から声がかかり、便を受け取る。すぐに脱衣所に持っていく。(すぐに移植できないときは、保冷剤を入れた保冷バッグまたは保冷ボックスに入れ、採取後1〜2時間を目処に可能な限り速やかに移植する)

6.服を脱ぎ、浴室で移植。シャワーを浴びて体をきれいにする。

7.余った便や汚れた道具を「臭わない袋」に入れ、蓋付きバケツに入れる。(ごみ収集日まで保管)

8.風呂場を掃除

9.大腸にフローラを行き渡らせる運動をする


●解説
1.後の家族関係に大きく関わってくるので決して無理強いはしませんでした。家族には次のように話しました。
私の腸内細菌叢の多様性が著しく乏しい状態であること、フローラの多様性を取り戻したいこと。医療機関で移植を受けるには100万円はかかること、
改善例、死亡事故、リスクなど。
参考)書籍「うんちのクソヂカラ」

Amazonにて購入



2.移植道具は次のものを揃えました。

深めの紙コップ

便が収まるサイズ。もっと深くても良い。
この中に直接排便、もう1カップを蓋として使ってもらいます。


0.9%生理食塩水

ドラッグストアに売ってます。
便入りカップに200〜300ml程度注ぐ。

または医療用精製水を買い、天然塩で0.9%の生理食塩水を作ったりもしましたが、やはり市販のものはすぐ使えて安全なのが良いです。

小さなすりこぎ(または割り箸)

この棒で便を潰してドロドロに。
使い捨てにするか、ラップやビニール袋で覆って使う。
割り箸の場合も適当に撹拌する。
初回はお腹がびっくりするのであまり濃度が濃くならないように。
3回ぐらいかけて徐々に濃くしていく。

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