私と「死にたい」と言い続ける彼女③
皆さんこんにちわ。
本日も沢山のノートの中からこの記事に目を通して頂き、ありがとうございます。
今回のお話で私と彼女のお話は最後になります。
前回の記事はこちらになりますので、もし良かったらこちらもご覧になってみてください。
目次
・更新されなくなったブログと彼女の決意
・一つのメール
・生きてしまった
・その後の彼女
・最後に
・更新されなくなったブログと彼女の決意
彼女のブログが更新されなくなり、私が忙しい時期を終えたのですぐに彼女にメールを送りました。
それから彼女のブログに目を通し、後悔の念に苛まれました。
何故、彼女のブログに目を通さなかったのか
もし目を通していたら、、たとえやりとりを続けることは難しくても彼女に連絡をしていたでしょう。
私と彼女がメールでのやりとりをやめてから、彼女は家族間での人間関係が悪化し、そのことが彼女の「死にたい」という気持ちに更に拍車をかけていました。
そして、最後の記事には彼女から
「もう死んでしまおう。決行する時にまた、最後の記事を書きます」
その一言で終わっていたので、私はすぐに彼女に連絡を取りました。
ですがそのメールでは、彼女の決意を止めることはできませんでした。
・一つのメール
私がメールを送ってから数日後、最後のブログ記事が更新されました。
しかし、彼女から私のところの返事は返ってきておらす、いても経ってもいられなくなり彼女に電話をしてみましたがそれでも連絡は取れず。
「もうダメなのか」
と考えていたら彼女から返事が返ってきました。
そのメールには
「連絡ありがとう。
でもごめんなさい、もう切ってしまった。
弱くてごめんね。
辛い時は空を見上げて、私はいつでも見守っているから。」
このメールを読んだ私は涙が止まりませんでした。
自分の無力さ、そして彼女が最期まで自分を責めていたこと、そして私への気遣い
私は自分がどれだけ小さくて弱い人間なのか。
激しい自己嫌悪に襲われました。
・生きてしまった
それから2ヶ月後くらい経った頃、私のところに一つのメールが届きました。
それは紛れもなく、彼女からのものでした。
私は目を疑いましたが、ゆっくりとそのメールに目を通し、そして静かに携帯を置きました。
切ってから彼女の家族が発見し、集中治療室に運ばれたこと。
昏睡状態にもなったが目を覚まして今はまた日常生活に戻りつつあること。
家族とも色々話をして、もう自傷行為はしないようにすると決めたこと。
彼女は病院に運ばれたのはこれが初めてではありません。
彼女の家族も「またか」くらいの気持ちで彼女の行為を深く考えることもしなかったのですが、今回の件でちゃんと彼女のことを考えてくれたのでしょう。
私は安堵の気持ちもありましたが、そのメールを見て気になることもありました。
彼女から一言「生きてしまった」と言われたこと
そのことが私の中ではずっと残っていました。
「死のう」と決意した人間が結果的に生きてしまったのですからその一言が出てきてもおかしくはありませんが、それでも彼女に言って欲しかった、感じて欲しかった気持ちと一緒に私は彼女に返信をしました。
「何もできなくて本当にごめん。
けど、生きてて良かった。
生きてくれてありがとう」
私は彼女に返信をした後しばらくの間、涙が止まりませんでした。
・その後の彼女
その後、私と彼女は1度だけ会うことがありました。
その時の彼女は以前とは比べられないくらい明るくなっているように見えました。
彼女は今は病院に通いながら仕事をしていること、そして今は気になる人がいることなど話してくれました。
そして現在、彼女はその気になっていると言っていた方とお付き合いし、無事に結婚まで至りました。
今も夫婦仲良く暮らしているそうです。
現在のことまでは私も知りませんでしたが、去年SNSを通して現在の彼女のことを知ることができました。
この時ほど、SNSに感謝したことはありません。
もう今の彼女ならば「死にたい」といことは言わないと思います。
愛する人がそばにいてくれているから。
そして彼女も、沢山の愛を受け取っていると思います。
どうか末長くお幸せに。
・最後に
これで私と彼女のお話は終わりになります。
次回の記事では、私が彼女との出来事を通して何を学んだか、そして私自身の人生にどういう風に影響していったかについて書いていこうと思います。
長くなってしまいましたが、私と「死にたい」と言い続ける彼女とのお話を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
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