【山口県ユースリーグ簡易リポート】第8節 レノファ山口U-18vs西京高校
「食後の睡眠は銀であり、食前の睡眠は金である」
- レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ ー
今年もなんやかんやと定期的にユースを観ること叶わず、前回観戦からちょうど3か月ぶりとなりました。せっかくなので簡単に書いておきます。。。
レノファユースは前節、難敵高川学園から見事勝利を飾っていますが、今節が西京、次節が聖光という天王山3番勝負。ここまで6勝1分レノファに対し、首位を走る聖光は全勝中。この試合の前に行われた高川戦にも勝利しており独走態勢に。ここは何としても西京を叩いて、次節の直接対決で順位を入れ替えたいところです。
昨年の選手権に続いて高校総体も制した西京ですが、リーグ戦は苦戦中。実力はともかく順位を考えれば確実に勝っておきたいところですが、どうにもレノファの動きが悪い。
聞くところによると、テスト期間のため練習も不十分で、試合当時昼までテストがあったため睡眠不足のメンバーが多数とかなんとか。相手も条件は同じはずですが、西京はそんな重い感じも無かったので金曜日で終わっていたのだろうか…?
ともかくも、パスミス判断ミスが頻発し相手の飛び出しにも全くついていけないという状況。オフサイドとクロスバーに2度ほど助けられましたが、3度目の正直でとうとう失点してしまいます。
後半はメンバーを一人交代したうえに配置を入れ替え、フォーメイションも[4-1-2-3]から[4-2-3-1]に変更。これが奏功したかというと何とも言えませんが、西京が引いたこともあって後半はかなり攻撃時間が長くなります。ただ精度と動きの質はなかなか上がってこずに、ミスからカウンターを浴びる場面も増えることに。何度かチャンスをつくるも決め切れず、逆に終了間際に追加点を挙げられてしまい終戦と相成ります。
睡眠不足の真偽はさておき、それにしても動きが重く、またメンタル的にも大丈夫なのかな?という雰囲気。昨年は「レノファの基本ゲームモデル」みたいなサッカーをしていたのですが、この日はチームとしてどうしたいのかがちょっと伝わってきませんでした。良い選手は揃っているので、なんとか建て直していってほしいところです。
次節は首位の聖光。途中から試合を観ましたが、そこまで飛びぬけた個を持った選手はいないながらも、よく組織された好チームに見えました。
勝ち点差が4に開いてしまったので何としても縮めたいところですね。なんとか観に行こう。
ということで出張疲れもひどいので簡単に、最後に選手短評を置いて終わります。
【スタメン】
■GK⑳ 清水太一
キックの思い切りが良かった。決定的ピンチも2・3度防ぐが報われず。
■右SB⑦ 天根勇輝
出足のいいカウンタープレスを見せるも、全体的には動きが重かった。
■右CB㉛ ☆金坂励耶
後半からボランチに移行。U-15日本代表候補トレーニングキャンプメンバーにも選ばれた俊英だが、この日はパスミスが多く失点に絡むなど全体的には動きが重かった。
■左CB⑤ 伊東稜晟
以前左利きと書いたが間違いでした。左右両足でフィードや縦パスを付けれるCBだがこの日は判断ミスパスミスが多く、全体的には動きが重かった。
■左SB④ 木村裕貴
全体的に動きが重い中でも格段に動きが重かった。しっかり睡眠をとって欲しい。
■DM⑥ 三好崇斗
攻守に比較的安定したプレイを見せるも、全体的には動きが重かった。
■CM㉗ 山崎柊人
以前観た際はウイングだったが、この日はシャドウ(インサイドハーフ)として落ち着いたゲームメイクを見せる。ただ全体的には動きが重かった。
■CM⑧ 今金夢斗
昨季のトップチーム熊本キャンプにも帯同した有望株。上がり目のシャドウとして1列目へ出てのプレスやボランチの背中を取る動きを頑張っていたが、全体的には動きが重かった。
■右WF㉔ 岡本泰陽
初見。何度か良いクロスを上げたが、やや消極的なプレイも目立ち全体的には動きが重かった。
■左WF㉒ 吉田光
後半は単独突破やコンビネーションでかなりサイドを押し込んだが、全体的には動きが重かった。
■CF⑩ 河野孝汰
相変わらず当たりの強さや正確なポストプレーを披露したが、全体的には動きが重かった。
【途中出場】
■左SB⑬ 山邊樹
たつき。途中出場にて、守備だけでなく前線にも積極的に顔を出すが全体的には動きが重かった。
■右WF⑰ 馬場一博
ワイドでのプレーは初めて見た。投入されてすぐに流れを変えかけたかに見えたが、全体的には動きが重かった。