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【J2ドラフト会議回顧録③】「ポケットの中の蹴球」~ヨンジが上がって宮城に当てて~
#J2ドラフト会議 回顧録第3回です。あんまりダラダラするのもアレなので巻きを入れてあと2回で終わらせます。(今回では終わらない)
その①「序章」
その②「アフター・カーニバル」
7巡目位指名 リ・ヨンジ(東京ヴェルディ)
実はこの7巡目、とうとう腹をくくった私は「夢のトリプルアンカー」を実現するべく、庄司悦大(京都)を指名するつもりでした。ところが、私の心理を見透かしたかのようにYAMDAさん(@YAmkei5)が直前で庄司を指名。多頭政治の夢はあえなく潰えます。
焦った私は、慌てて選手名鑑を開き「いざとなったら前目のポジションもできるCBはいねがああああ」とページをめくりました。そこで目に留まったのがリ・ヨンジ選手。最近はもっぱら2列目で攻撃的な役割をこなしていますが、讃岐在籍時に対戦した際はCB。『過度なコンバートは禁止』というルール違反にはならないだろう、ということでDFとして指名しました。この指名がまさか、最後にあんな事態を呼び込むとは…。
8巡目指名 野村直輝(横浜FC)
8巡目は空白のままだった左ワイドに、山口県出身(下関中央工工業高校)ながらやたらとレノファ戦で活躍する野村直輝を指名。豊富な運動量としつこいプレス、パス、ドリブルも兼備するJ2屈指の賑やかし要員で、年間5点くらいは取ってくれる好選手です。どうもトリさん(@trinitasapo_12)も狙っていたようで、順序が違えばトリさんの指名した堀米勇樹(甲府)と入れ替わっていたかもしれません。
9巡目指名 小島幹敏(水戸)
残るはGK、CB、中盤センター1枚ずつ。GKは「もう最後に残っていた選手で良いだろう…」みたいな投げやりな考え、CBはどうにも決まらなかったので、当初は上位での指名を考えていた小島選手を。パスセンスやゴール前での抜け出しなど攻撃面がフォーカスされがちですが、対山口戦の印象ではインターセプトが上手く、守備でも(割と)ファイトできる印象。かくして中盤センターは岩尾・三幸・小島幹という、なにやらロマンあふれる編成になりました。
しかしアレですね…
自分の指名した(わりとメジャーではない)選手が参加者の皆様から『わかるわー』みたいなリアクションをいただけるとスゲー嬉しいですね…なんかサロン的な。
10巡目指名 宮城雅史(京都)
残り2巡、最後のフィールドプレーヤーの指名ですが、7巡目にリ・ヨンジを指名した際に急きょ策定した『CBにはいざとなったら前線でプレイできたり、パワープレイで威力を発揮する選手を並べる』というカリフォルニア山火事プランにより、パワープレイでのゴールが記憶に残っていたブエノ(徳島)を指名するつもりでした。
しかしよく考えてみると、既に徳島から岩尾憲、井筒陸也を指名しているため「同一チームからは2名まで」ルールに抵触します。アカン。
ウェーバー順折り返しのためすぐに指名をしなければならない、しかして咄嗟には代わりの選手が思いつかない……どうしようどうしよう……
せや!宮城大作戦や!!
※宮城大作戦とは・・・劣勢時にCB宮城雅史を前線に上げ、とにかく放り込む攻撃戦術。主に2014~2015年の山口で用いられた。
今季は怪我もありほとんど試合に出ていないので、第3者評価は低くなりそうですが仕方ありません。パワープレイができるかどうかが重要なのです。旧レノファ勢を集めるとかいう意図はなくて、勉強不足によりパワープレイ可能なCBが咄嗟に思いつかなかったための指名となりました。
さて、これで何とか10巡目までの回顧が終わりました。次回は最終11巡目指名と(トンチキな)チーム戦術をご説明して締めくくりたいと思います。
それではみなさん、Até breve, obrigado.