勝手にレノファアウォーズ2019
みなさんこんばんは、ボボブラジルです。
昨年はうっかり忘れていましたが、2年ぶりのひとりJリーグアウォーズを開催、勝手に表彰いたします。なお、完全に個人の見解ですのでマジレスはご遠慮ください。(※感想は嬉しいです)
■年間最優秀ゴール
MF⑭吉濱遼平( 第17節94分 / vs横浜FC )
1点ビハインド状況でのほぼラストプレーにて、勝ち点1をもぎ取る華麗なフリーキック。涅槃の松井大輔を添えて。
レノファ山口の歴史において、直接フリーキックが決まったのはなんと2013年以来のこと。全国リーグ昇格&プロ以降では初となり、歴史的にも意義深いゴールとなりました。
※前選手が決めてなかったっけ…?というツッコミも来そうですが、あれはチョコンとボールを動かしていたのでノーカウントです。
【次点】MF④ 高井和馬( 第26節/vs水戸 )
リバプールほど完璧ではないけど、水戸戦でのゴール。左サイドのパス回しから前線に進出した川井歩へのアタッキング・パス→ニアゾーンへのマイナス方向の折り返し→高井和馬のコントロールショット。
https://twitter.com/RMJ_muga/status/1194094446754832386
■年間最優秀セーブ
山田元気( 第13節 / vs大宮 )
最優秀セーブ賞は、DAZNベストセーブ1位にも輝いたこちらを。最初のほうは動き直し、準備の質が見事。2本目は1対1シュートとループシュートの連続ストップ。どちらもしっかり我慢しての対応が素晴らしかった。
山田元気のスーパーセーブ1本目、クロスに届かないと判断してからすかさずゴールラインまで下がった動きが素晴らしい。準備の質。
2本目も練習でよく見かけた我慢してのループ処理。練習の成果や。
https://twitter.com/RMJ_muga/status/1128287903283462155?s=20
■年間ベストゲーム
第28節 vsヴァンフォーレ甲府 ○1-0
高宇洋のレノファデビュー戦でもあったこの試合。上位相手に意図を持った攻撃、粘り強い守備をやり切った。4バックに戻したうえでゼロに抑えたことも評価したい。第2節で5失点を許した相手への雪辱、そして前節柏に4失点という壮絶なパワハラからよく持ち直した。次の試合で長崎に4失点くらったのは内緒だ。
■プロレス大賞新人賞
DF㊾ 菊池流帆(大阪体育大学)
それはサッカー選手というにはあまりにも大きすぎた
大きく、分厚く、重く、そして大雑把すぎた
ポテンシャルの塊というか、むしろポテンシャルしかない漢だった。プレシーズンマッチにて、広島FWパトリックを蹴散らす驚異のスピードとパワー。そして地雷原のようなビルドアップ。まさにサッカー界の桜木花道である。
一番の武器はその身体能力で、高さ強さでは外国籍FWにも引けを取らないし、完全に裏を取られても追い付いてねじふせることができる。ただその自信からか、ポジショニングはもうちょっと気を使って欲しい場面が多い。
ビルドアップについては、シーズン序盤よりは安心できるようになったがまだまだ怖い。たまにとんでもないサイドチェンジとか縦パスを通すこともあるので、桑原アナウンサーに「菊池は足元もあります!」と実況されていたがこれには大いに異論を唱えたい。あとはボールを運ぶという点でも積極性はあるのだが、持ち上がる→詰まる→失う→ファウルして戻る、というパターンが確立されておりまだまだ精進が必要。
上昇志向が強いのでいきなりの引っこ抜きとかありそうで怖いが、もう1年は山口でやらないか。
得点シーンはコーナーキックのカウンターから。
なぜそこにりゅうほ。
■日本レコード大賞
※該当なし
特にファン感で歌うとかも無かったので…。
■ゴールデンラズベリー賞
※アウェイ鹿児島戦のアレ
やっぱりアレはあかん。二重の意味で。
■技能賞
DF⑥ 前貴之(37試合2得点)
MF⑤ 佐藤健太郎(27試合0得点)
昨年の本誌選定MVP前貴之は今年も、前ちゃん→前さん→前殿→前様→前神様というインフレ貢献度だった。事実、出場しなかった5試合は1分4敗という未勝利状態。今年は4バックのセンターまでこなすというポリバレントぶり。さすがにそろそろ巣立ってしまいそうで怖い。
そして2017の本誌選定MVP、一家に一台、安心・安全のけんたろさん。今季序盤は構想外気味だったが、そこはさすがのベテラン。しっかりと準備をして出番を待っていた。なんだかんだこのひとがいないと守備が締まらないというか、そもそも守備的MFの絶対数が少なすぎる。まだまだパフォーマンス持ちそうなので来季もお願いしたい。
■敢闘賞
FW㉔ 山下敬大( 37試合11得点 )
MVPでも良いんじゃないかと思うが、解説者幸谷さんも言うようにワイドだからこそ得点できた面もあるので。とはいえ、昨年まではまったくワントップ向きではなかったのが、今季は序盤からそこで使われることで成長。たくましさはかなり増した。宮代加入後はふたたびインサイドやワイドに回っり、本人的には中央で勝負したそうだったがお互いの適性的にはこれが良かったのだと思う。
かなり評価が高まっておりJ1移籍の可能性もあるとは思うが、J2のストライカーがJ1にチャレンジした場合、チーム事情にもよるがだいたいマイナス10得点くらいになってしまう。年間20点取るまでもうちょっと山口で頑張らないか。
■殊勲賞
MF⑯ 高宇洋(12試合0得点)
MVPと迷った。
高木大輔の人的補償として(?)夏の移籍期間に期限付き加入。わずか12試合の出場ではあったが、このひとがいなかったら降格もあったのではないかという、救世主と言っても過言ではない活躍ぶりだった。加入3日後にさっそくスタメン出場を果たすと、その高い守備力で佐藤健太郎とともに強固な中盤を構築。1試合の平均インターセプト数リーグ1位というスタッツも残して見せた。攻撃力はやや控えめだが、小学校から一緒にプレーしているという宮代大聖への容赦のない縦パスは必見。
何より、願えば叶うということを証明してくれた選手である。ガンバに帰っても使ってもらえなさそうだから、とりあえずもう1年山口でどうかね。
■功労選手賞
DF② 坪井慶介
( J通算347試合 / 日本代表40試合 )
※MVP発表の前に、功労賞の発表です。
11月7日、坪井慶介の現役引退が発表された。それから10日ほどして、ホーム最終戦のあとに引退セレモニーが行われた。その直前までなんだか、全く実感がわかない感じだった。そもそも、あの坪井慶介が山口でプレーしていることにまだ実感がわいていない。こんなすごい選手が、なかなか出番も無く山口で暮らしているなんて…。セレモニーの最中に、ようやく事の重大さがのしかかってきた。これだけの選手が、山口で引退するのか――――。
引退を決意したのは、あくまで「自分のプレーに納得がいかなくなった」ことが理由だ。しかしそれはそれとして、山口が引退の地となった事実は重い。「坪井慶介が最後に選んだクラブ」として恥ずかしくない姿を、レノファ山口は見せていかなければならない。
■最優秀選手賞
MF④ 高井和馬( 38試合8得点 )
やっぱり山下でも良いのでは?という気もするが、レノファのキーワードである「成長」を最も体現したのがこの男だった。もちろん、単純な貢献度でもチーム1・2を争うパフォーマンスを見せてくれた。序盤からなかなか上手く歯車が回らなかったレノファにとって、攻撃は「高井さん頼み」「高井がんなとかする」「高井大作戦」「高井さんが労基署に駆け込むのでは」というくらいに依存というか活躍してもらっていた。
さらに守備、そう守備である。昨年途中、東京ヴェルディから移籍してきた高井和馬は【攻撃94/守備22】みたいな、信長の野望で言うと鬼小島弥太郎みたいな能力値だった。守備ではまったく頼りにならずに、攻撃力も十分に発揮したとは言い難かった。しかし今季、そこには生まれ変わった、前線からのプレスをこなし、自陣深くまで戻り、懸命に守備ブロックを埋める高井和馬の姿があった。
高校時代を知る人から「守備をしてるのを見たことがない」とまで言われていた選手が、なぜここにきて急に「やっぱり守備も出来ないといけない」と目覚めたのかは分からないが、人は変われるのだ。彼はそれを証明した。
ということで以上です!
みんなも好き勝手に表彰してみよう!
じゃあまた!!