【4日目】免許合宿の記録
4-1 技能も開始。
4日目。
今日は学科が3コマと技能が2コマ。
8:20 学科:標識・表示
9:20 技能:発進・停止・カーブ
10:20 学科:交差点
16:10 学科:追い越し・行き違い
17:10 技能:交差点
おそらくこれからはあまり変わり映えのしない毎日になると思う。
刑務所は相変わらず刑務所で、さらに刑務所になるわけでもないし、刑務所ではなくなるわけでもない。
相変わらず私は218番で、上に泊まっている人はうるさい。
4-2 朝は7:30ごろに起床。
シャワーを浴びる。
昨日の夜は、友人がシャワーが冷たいと言っていたので私はシャワーを浴びずに朝シャワー。ちゃんと熱い。
7:50ごろに朝食へ。
今日は昨日とは一転して快晴。
昨日降った雪が屋根からポロポロと落ちている。
ご飯は少なめの少なめ。
サラダが少なすぎる。
4-3 眠い+パニック=昼は食べない。
学科で、標識とか表示とか。
教官はめちゃくちゃ低いテンションで一定のリズムで話す。
しかも、いい声色で話すので1限でこれは寝てしまう(私は大人だから寝てない)。
授業は相変わらず、点呼→ビデオ→説明。
独特の言い回しはあるけれど難しいことは何もない。
朝は体温を報告しなければならないのだけれど、授業後に行ったら怒られるなど。
9:20 2限
初めての技能。
実際にマニュアル車を運転する。
ハスキーボイスのおばさん教官。
バイト先(過去形)の常連さん(とジャイアン母)に似ている。
クラッチを入れるタイミングとか手順とかがおぼつかない。
何度もエンスト。
エンストって別に故障じゃないんですね。
半クラの具合とかブレーキアクセルの調節がまだよくわからない。
10:20 3限
すっかり、混乱した24歳9ヶ月と10ヶ月の成人男性2人であるが学科の授業がすぐにある。
次は、交差点の右左折。
9限の技能ではもう交差点をやるらしいのでちゃんと聞かないといけない。
営業部みたいにがっちり髪を分けているおじさん。
めちゃくちゃ眠い。
昼食は、眠すぎて行かず。
朝起きられても結局午前中は眠すぎるので、昼寝をしてしまう。
睡眠が浅いのかなんなのか。
13:30起床。
16時まで暇なので、Youtubeでよくわからなかったクラッチ操作などの説明動画を見るなど。
『時間の比較社会学』は、100ページくらいまで読んだ。
『加速する社会』で出て来た「時間なき時間」が出て来た。
読書会をしたときは、これが何かについて話したりしたのだけれど、時間系の議論では割と出てくるのだろうか。
16:10 8限。
2限の技能で教えてもらった教官。
追い越し・追い抜きについて。
こういう言われることとか書かれていることをそのまま吸収するという勉強は久々すぎて(高校からとすると6年ぶり)まだ受け方が定まっていない。
17:10 9限
2限に続き、技能。
次は、交差点侵入と左折。
1限のローテンション教官。
交差点以前にそもそもまだ発進加速停止ギアチェンジ全て不安なのだけれど。
まずは、コースの外周を一周。
そして、交差点へ。
右折。交差点の信号で停止。
発進、、、できずエンスト。
エンジン付け直し。
クラッチ踏んで、半クラ。発進右折。
交差点を右折したらまたすぐ右折しないといけない。
「右」
静かに言われる。ウインカーの出し忘れ。
一時停止。右折。ギアチェンジ。直進。
もうわからん。
18:10 夕食。
パニックの24歳9ヶ月と10ヶ月の成人男性2人は無言で食事。
海藻のナムルみたいなやつはおいしかった。
夕食で掲示される明日の技能時間を確認。
明日は学科だけ。1日技能開くのは不安が残るが。
4-4 言い訳的な何か(誰に?)
必要な操作を忘れると「意識しないと」「意識してなかったでしょ」と言われる。
しかし、初心者は逆に「意識しすぎている」。
身体的に操作できていれば意識せずとも運転できる。
でも、できないということは「意識している」ということ。
「意識している」が反復されると「意識していない」状態へ移行する。
動作とそれによって起こると予測される事態とが一致すれば、すなわち「予測誤差」が少なくなれば(熊谷 2020, 國分・熊谷 2020)、「運転できる」ということになる。
(教官へ)できないのが悲しいのはわたしだから怒らないでほしい(てかなんであなたがイライラしてるの)。
ま、まだ怖い教官とは当たってないけれど。
囚人は、最初に袋叩きにされて自信を失うことで従順になっていくわけ
4-5 ノーウェンズデー
こっちに来てからSNSをあまり触っていない(=本読める)。
言葉を考えられなくて、いろいろ返信できてません(ごめんね)。
今日はずっと友人(いちいちめんどいので次からJで)が寝ているので、今日は「アンドー」。
おもしろくなってきた。
あとは、タラタラ本読んだりこれを書いたりしながら昨日のウェンズデー見返したりホークアイ見返したり。
ウェンズデーの"Are you mansplaining my power?"(わたしの力にマンスプレイニング?)というセリフが吹き替えだと「なぜそう決めつけるの?」となっていてなんともいえない気持ちに。
今日は新しいウェンズデーは見ない。と思ったらJが起きたので、ウェンズデー。
すなわちノーウェンズデー。
ウェンズデー・ダンス!!
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文献
熊谷晋一郎, 2020, 『当事者研究−−等身大の〈わたし〉の発見と回復』岩波書店.
國分功一郎・熊谷晋一郎, 2020, 『〈責任〉の生成−−中動態と当事者研究』新曜社.