【3日目】免許合宿の記録。

3-1:簡単にリズムを正すわけにはいかない

3日目。
今日は一日休み。
朝早く起きてはいけないので、10時半ごろまで寝ていた。
食事は3食つきなのだけれど毎日食べなければいけないわけではなくて、食べないときは前日にリストに記入しておけば食べに行かなくてもいい。
まあ、おそらく記入するのは作る量の目安を設定するためだと思うので、ドタキャン的に食べに行かなくても大丈夫だとは思うけれど。
というわけで、昨日の夕食の時に今日の分の朝食と昼食はいらないことを記入。
朝食を食べるために朝早く起きる必要はない。

おとといシャワーがぬるいというか冷たかったときには恐れ慄いていたけれど、昨日は暖かかったので今日は朝シャワー(午前中はもれなく朝である)を浴びる。
シャワーを浴びて着替えて11時過ぎくらい。
今日は町をまた歩きつつ、昨日見つけたカフェに行くことに。
この地域は強弱にかかわらずデフォルトで雪は降っているみたい。

3-2:最大のオアシス

歩いて20分くらいのところにカフェはある。
30〜40代くらいの夫婦でやっているおしゃれなカフェ。
正直この辺に娯楽施設などはパチンコしかないので、教習生がいる可能性があるなあと思っていたけれど、幸い誰もいなかった。
他の受刑者教習生は、部屋にずっといるのだろうか。

本もたくさん置いてある。
みず

店内は暖かくて、いい雰囲気。
メニューはカレーとかタコライスとか。
私はカレーとケーキセットを頼んだ。
チーズケーキを頼んだけれど、シフォンケーキとかスコーンとかも美味しそう。

チキンカレー

ここで2〜3時間ほど本を読んでいた。
大谷弘『入門講義 ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」』
とりあえず最後まで通読できた。
入門講義という名の通り、『論考』未読者がわかるように解説してくれる。
それと同時に、現代の研究において議論されている点や見解が分かれている点などをそれぞれ示して文献などを指示してくれるので、入門の名にふさわしくここから『論考』研究の論文などに進んでいけるような構成になっていた。
正直今まで『論考』は、いわゆる「科学的」なもののみを称揚するような静的な世界観を提示しているのだと思っていたのだけれど、全くそんなことがなくむしろ逆である。
ウィトゲンシュタインは、『論考』において世界を静的に記述しようとする形而上学がナンセンスであることを示し、それを一つの活動として読者をガイドしてくれる。
まだまだ、理解しきれていないけれど次は古田本を読みつつ理解を深めていきたい。

カフェにいる時間は、教習所を忘れさせてくれる時間になった。
カレーも食堂の食事とは違い複雑な味で、ソファーも柔らかい。
他の教習生がいないということも忘れる要因。
また時間ができたら来たいと思う。

3-3:吹雪のなか徒歩で町を歩きまわる人なんていない

ベッドが硬すぎて、寝るときはいいんだけれど映画見るときにSiriが痛いので100均で適当なクッションなどを買う。
あと、部屋にはカーテンもないから断熱できそうなシートも。

今日は帰りの道のりが結構大変で雪が強い。
気がついたらリュックにも雪が積もる。
顔が冷たい。

靴が濡れてしまった。
濡れた靴は、靴下は変えられても靴は乾かないのでとても不愉快な気持ちになる。

3-4:1日は長いのか短いのか

帰って、一息ついたらもう夕食の時間。
18時半までに食堂に行かなければいけないのだけれど、気がついたら18時28分。
急いで向かう。

食堂で座ると向かいに座っていた女子二人組が話しかけてきた。
一緒のタイミングで入った二人。
授業は真面目に受けている印象。
みんなで大富豪をやりたいらしい。
元気ですね。

肉の塊らしきものがなんだったのかよくわからない

部屋に帰って、『インディージョーンズ/失われたアーク』を見つつ学科の復習。
センター倫理の勉強を思い出す。
こういう答えが一意に決まっていくものを処理するトレーニングは久々。
上に泊まっている人間がドタドタしていてうるさい。

ベッドに並んで、Netflix「ウェンズデー」。
The truth is, there are monsters anywhere.

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