2023/11/04
転職先が決まった。有給消化期間も含め、来年の3月から新天地で働き始められるよう、現在、退職交渉中である。転職先で上手くやっていけるか当然不安だが、10年先の自分自身の未来に賭けるという意味でも、猛烈な違和感を抱きながら延々と現職に携わり続けるより、今、このタイミングで覚悟を決めて飛ぶべきと判断した。
今年の夏から本格的に転職活動を開始し、あくまで在職中に転職活動を行う点も踏まえ、運が良ければ年内、悪くても年度末には転職先を確保出来ればラッキーぐらいのスケジュール感で動いていたが、自分でもここまで事が上手く運ぶとは全く想定していなかった。転職エージェントを2社利用しつつ、自力でも求人先を探し、現職の経歴と希望するキャリア像を考慮し、事業会社の法務・コンプラ系ポジションを中心にトータルで30社程度は書類を提出したと思う。厳密には法学部卒ではない点、現職が公務員・団体職員の類である点、ゆえに企業法務経験の無さがどうしてもネックとなるため、厳しい戦いになる事は転職エージェントからハッキリと事前通告されていたし、そのとおり相応に書類選考の時点で落とされたりもしたが、何だかんだ40%以上は一次面接以上まで進めたと思う。面接で労働環境や社員の雰囲気等を把握しつつ、希望条件に合う転職先を絞った結果、最終的には、自力で応募した一社に内定を承諾させていただく事となった。
在職期間中に転職活動を行うのは、正直、体力的にも精神的にも辛かった。きっと、この辛さが一般的だからこそ、転職エージェントのようなサービスが儲かる仕組みが社会的に成立するのであろう。転職エージェントを活用すれば、条件に近い求人を定期的に紹介してもらえる上に、面倒な事務手続き等の手間は大きく省ける。だが、私の場合、現職と並行しながら転職活動をするうちに、転職エージェントから提示されたスケジュールに従って活動する事が負担に感じられるようになったとともに、ただでさえ転職活動に割ける時間が限られている中、内定企業数を増やすためと称し、志望度合いが大して高くもない企業への面接準備を進める事に全く意味が見出せなくなったため、途中から自力で活動する方向に切り替えた。
勿論、人によるが、転職エージェントを利用する際には、先方も紹介手数料欲しさにビジネスを回しているという点を意識した上で、サービスを利用するメリット・デメリットを比較考量しながら、適度な距離感を挟みつつ、自分にメリットがある範囲でお世話になれば良いと感じた。
という事で、穏便に退職出来るよう、今年の残りは退職交渉と業務引継ぎを頑張っていきたい。加えて、転職後に少しでもマシな動きが取れるよう、今のうちから地道に勉強量を増やしていきたい。取り急ぎ、ご報告まで。