クリームブリュレで考えた、親子の「遺伝」のこと。
おはようございます!
中学生の子どもと夫はとても似ているのですが(外形も内面も)
「遺伝の影響がこれだけあるのか!」
を驚いた話を書きたいと思います。
母似の子どもと父似の子ども。
ある日クリームブリュレを作っていた時のこと。
私に似ている子どもは「これ、美味しいね!」とパクパク。
夫に似ている子どもは「上に砂糖のパリパリ(カラメル部分)がないのはなんで?」
案の定、夫にも食べてもらったら
「上のパリパリがないのはなんで?」との反応でした。
(笑)
切り口や考え方が、似ている者同士、一緒です。
意図的に実験したわけではないのですが、
クリームブリュレへの反応、
料理に合わせる調味料へのこだわり(柚子胡椒がないと鍋が食べられない)、
音楽や服の好みなど、かなり夫と一致している!と思いました。
私自身は、私似の子ども同様、
クリームブリュレのパリパリはどうでもよく、これって美味しい!と食べている人なので、
完全に分かれて、これも面白い!と思いました。
逆に、私は鍋にはコレ!おでんにはコレ!みたいなこだわりがゼロです。
「育ち」か「生まれ」か。
親ガチャという言葉がある通り、遺伝という要素は完全に否定されず、
性差(ジェンダー)という問題も遺伝を完全に否定できておらず、
いろいろな本を読みましたが、結局は:
・遺伝はすべてではなく環境的な要因もある
・が、結局半分以上は遺伝であり、遺伝の影響は年とともに濃く出てくる
というのが落としどころ(今のところ一般的な納得できる解釈)だと思っています。
まっさらなところから育児スタートできるわけではなく、
環境要因で遺伝要因をある程度変更はできるものの、
遺伝的要素の完全否定はできない(外見はほぼ半分以上が遺伝と言われる、あまり変わらない・変えられないですからね)
一方、子育てをしていると
「この子は外見は母親似だけれども、性格は父親だ。」などということも発生します。
特に7歳未満ときは、外見が似てる点くらいしか意識しませんでしたが、
やはり成長すると父母どちらかの遺伝的要素がだんだん濃くあらわれてくる
と思った話です。
しかもそれは一見当たり前ですが、その子どもの外見とリンクしていることが比較的多い気が(外見が似ていると他も似ている)。
皆さんのまわりでは、いかがでしょう?
遺伝的要素がすべてではないのもおもしろい。
とはいえ、どちらかに完全に寄っているわけでもないのが面白い。
私のちょっと心配症なところは夫似の子どもに似ているし、
どちらかの遺伝が濃いけれども、
いい具合に進化の過程として、両方の性格が適度に混ざっている感じがします。
確かに、遺伝子的に全く同じコピーを作るのは正しい戦略ではないですからね。
ジェンダー論についても、育児をしていると、頭から否定されること多数。
生まれは生まれ、性別は性別。
女子がなかなかトラックで遊ぶことはない。
男子がなかなかりかちゃん人形で遊ぶことはない(もちろんゼロではないですよ!)
男子は電車が大好き。
女子はごっこ遊びが好き。
これは、否定しようがないな!と、
そこそこしっかりフェミニズムについて勉強してきた私としては、何度も頭を抱えました。
だんだんと、「でも、そんなものかな」と
私もある程度「育ちか生まれか」については、人生の中で折り合ってきています。
「男脳」と「女脳」の本は実はとても役に立つ。
男女で脳の作りが違うということについては分析されていますが、
これは確かに役に立つ!と気が付きました。
こういう本を読んでみると、
・男の子は、がみがみ言わないで、大きいけがをしない範囲で挑戦させる
・男の子は、ご褒美があればがんばる
などと、「これ、使える!」という育児のコツがしっかり書いてあります。
母親は女性なので、分からない相手については外から学ぶまで。
いったい、何冊読んだことか。
それでも男の子は完全に理解しきれないから面白い。
ということで、
・遺伝的要素は確実にあり、成長とともに濃くなる
・が、遺伝的要素だけではない
ということについて、クリームブリュレを通して考えて話でした。
やっぱり、そんなことを考えさせられる育児はとてもおもしろいですね。
恋愛でも同じかもしれませんが、「男性や女性が何を考えているのかわからない!」という人が多いからこそ、ここまで脳科学や遺伝の本が流行るのでしょうね。
経済的に成功した人たちは「親ガチャ」にそこそこ外れているケースも多く、
私もその一人ではあるので(=裕福な家の生まれではない)
日本人内部の微細な差異ではなく、世界レベルで考えて「日本という国に生まれた時点で超ラッキー」と思えたら、
誰でも、成功できるんじゃないかな、と思います!
遺伝も環境も、与えられたギフトですからね。
大事にしつつ、折り合いつつ、楽しく歩んでいけたらいいのではと思った話でした。