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【働き方】沈みゆくタイタニック号で特等席を奪い合うな

DNAの南場さんが言っていた言葉。現代の大企業の働き方を揶揄した発言だが、現実を捉えていると思う。

日本の大企業の様に成熟した組織のホワイトカラーだと、給料を上げるには自分のポジションだったり役職を上げるしかない。そしてその階段を上がるには自分が所属する組織の中で椅子取りゲームが必要だ。

その椅子取りゲームの採点は部門の長が行う。つまり組織にメリットをもたらしたものが昇進する。ここでポイントは組織であってお客様ではない事。

例えば携帯のノキアという会社があったが、ハードウェア部門から、ボタンを無くそうと言う提案が出来なかったのがその一例。製品として伸びるより、自分の食いぶちを心配するのは当然だ。そして結果として製品でも負けるというのがタイタニック号で特等席を奪い合ってる状況だといえる。

ではどうしたらいいか?それは必死に自分でも漕ぐか、救命ボートに乗り移るかのどちらかのスタンスを決める事だと思う。そのステップには山口周さんが言っていたオピニオンandイグジットというステップがいいと思う。

まずは自分の意見を言う事。こうしたら船が進むと言うことを組織に投げかける。そして、それが叶わなかったらその場を去ると言うもの。

何も言わずに辞めれば後悔が残るし、言っても周りが変わらなければ自分の人生が終わってしまう。どちらが正しいかは自分の行動の結果で決める。このスタンスが自分の人生という船を漕ぐ作業なんだと思う。

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