#47 人は〇〇のあるものにしか注意を向けない

 子供のころ、天井の模様やトンネルの汚れが人の顔に見えたことはないだろうか?そういうテレビ番組も多かった影響もあるかもしれないが、子供のころは、天井といっても天井を見ているわけではなく、あるがままに見て、そこに意味を自分でつけている。

人は、成長すればするほど、見ているようで、見えなくなっているものがある。例えば、この文字の色は何色だろうか?・・・・

文字の色は?

正解は白色だ。黒いという意味の感じが書かれているが、文字自体は白色である。黒という感じを知らない幼稚園児に見せたら白と答えるが、黒という漢字を知っている人は黒と答え様になる。

これは最も簡単な例だが、ありのままの情報を認識する事は日常生活や会社生活でも難しい。特に人の存在というのは最も複雑で変化する情報として認識するべきだが、会社や社会の中では肩書や役職、ポジション、年齢によってある程度ペルソナを設定している。

ただ、そのペルソナだけの側面で人を判断する事は人の1/100も見ていない事になる。会社で働いている派遣社員は”派遣社員という人間”ではなく、もっと複雑な要素を持った一人の人間なのだ。

大人になることは日常生活で違和感が減っていくことだと思う。間違った事、驚く事、ときめく事がほうっておくとどんどん減っていく。そして、刺激のある情報やものを求めてさらに刺激に鈍感になっていくと負のスパイラルに陥っていく。

情報をあるがままに見る。(まずこれが難し)
少しでも疑問や興味がわいたらさらに深堀してみる(探求心)
同じもの、出来事が違って見える(新しい刺激)

決して強い刺激ではないが、刺激自体が変わるのではなく、自分の見方が変わる事で新しい刺激に出会える日常を過ごしたい。

人は〇〇のあるものしか見ない=違和感 。。。でした。

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