【設備設計】愛知県設備設計管理協会50周年記念イベント
愛知県の設備設計管理協会が発足して今年で50周年の節目を迎えるため、記念イベントが名古屋の栄で開催される。子供むけのイベントもあり、行ってみたいなと思う。
一般社団法人 愛知県設備設計監理協会 (aea.ne.jp)
山門設備設計も設備設計事務所として開業して1年弱。協会に入ろうと思ってはいるものの、月1回の定例会がなかなかハードルが高く、今だ踏ん切りがつかず申し込んでいない。
似たような構図に小中学校のPTAがある。娘の小学校のPTAも昨年から参加が任意になり、参加する親が1/10くらいになってしまったそうだ。忙しい共働きの世帯の親が、みんなへの貢献よりも自分の自由を優先する気持ちはよくわかる。
でも、みんなが自分の自由を求めるがゆえに親同士や親と子の繋がりが希薄になって、結果として子供同士のいじめが起きたりすることもある。そう、自分の不利益が起きてからでしか、自分の自由を優先した背反を感じられないのが人間の愚かなところだ。
逆に設備設計協会がなぜ50年前に発足したかを考えてみる。
50年前の下水道普及率はなんと10%程度。そこから今日に至るまで右肩上がりで80%に達したのが今日の愛知県の下水道状況。10%以下の普及率しかない製品を設計するのは経験やノウハウもなく、みんなが困っていたから集まって協会を設立しようという流れだったと推測する。
今でいうインターネットやWifiの普及に近いくらい技術的には発展途上の分野だったんだと思う。
今の設備設計業界で何が困っているかは正直まだ手探りだが、BIM化だったり、人手不足だったり色々と課題はある。弊社で一番困っているのは体系化された知識が無いこと。本は読むが特に給排水の容量計算はいくつか計算方法があり、計算方法によって結果はまちまちだ。
設備設計業界も人手不足だが、現状はまだ段階ジュニアの世代が支えてくれている状況なので、その方たちが現役の内に色々なノウハウを吸収できる環境が設備設計協会にあったらいいなと思う。