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#24008_カープ外国人先発投手を振り返ってみた

外国人野手モンテロ獲得報道で
右打ちの外野手と、先発候補となる左腕の獲得を検討している模様
と書かれていました。

外国人野手についてはモンテロ編(https://note.com/rlt3031/n/n09e74d0b0cd0)で書いておりますので
今回は外国人の先発投手を中心に暗黒時代末期の
黒田がMLBに移籍した2008年まで遡って振り返ってみたいと思います。
なお、各表において
・防御率以降の右列成績は先発、救援を合わせたものです。
・一軍登板のあった投手だけ記載しています。
・四球に敬遠は含まれていません。



■黒田移籍後の2008年~暗黒時代を抜けた直後の2014年

黒田はMLB移籍直前の2007年に26試合に先発
179.2回投げて12勝8敗、防御率3.56でした。
2008年、2009年はルイスが黒田の穴を埋めてくれた
と言えるでしょう。

2010年、2011年は外国人投手が
シーズンの約1/3(49試合、50試合)も先発
していました。
当時は気づきませんでしたが、振り返ってみると驚きの先発数です。
前年まで規定投球回数投げていた大竹が
・2010年は春季キャンプで右肩痛
・2011年は右手小指の粉砕骨折
により3試合、6試合の登板に留まったこともその要因となったでしょう。

続く2012年~2014年の外国人投手の先発は約30試合。
前の2年間に約50試合もあった外国人投手の先発試合が激減
しています。
逆指名的ドラフト改正の好影響もあり
日本人投手が質量ともに少しずつ充実してきた時期でした。


■3連覇を挟んだ2015年~2019年

2015年から3連覇を挟んで2019年までは
2017年を除けば外国人の先発は26~32試合。
前段2012年からの流れを引き継いでいます。

2017年だけはジョンソンが咽頭炎、発熱、ハムストリング筋炎症のため
13試合の登板に留まりました。


■外国人先発投手が低迷する2020年~今年

状況が一変してしまったのは2020年から
外国人投手の先発は多くて14試合
に留まり
2021年は1試合のみ今年も僅か5試合でした。
その5年の間に外国人投手に先発勝ち星が付かなかったのは3回もあります。
(2020年、2021年、今年)

来年は2年目を迎える常廣、高、滝田や若手の斉藤、日高、
低迷気味の遠藤など日本人の先発候補にも期待していますが
戦力になる外国人先発投手の入団を期待したいです。


■優秀な外国人選手を獲得しにくくなっている理由

モンテロ編に後付けした内容ですが
YouTubeの【野村謙二郎のノムケンCHANNEL】
「カープ駐米スカウト座談会!圧倒的なパワーを持つ助っ人が減った理由!!」編
で、駐米スカウト(シュールストロム、マクレーン、エルドレッド)の
興味深い話を聞くことができます。
詳しくはYouTubeを見ていただくとして
以前なら獲得できていた層の選手が獲れなくなっているそうです。
そういった事情の中で優秀な外国人先発投手を獲得するのは
たいへんなことだとは思いますが
ファンとしては「じゃあ、仕方ないですね」とは言えません。

今年のセ・リーグで規定投球回に到達した外国人投手は
DeNAのジャクソンだけ(規定投球回ぴったりの143イニング)。
推定年俸は100万$(約1.45億円)。
そしてカープが契約延長しなかったハッチは
推定年俸85万$(約1.25億円)と契約金45万$を合計すると約1.91億円。
ジャクソンに別途契約金が支払われたのかは不明ですが
金銭的にはジャクソン級の投手も獲得可能だったと考えます。
金銭的に問題ないとすれば、DeNAにできたのですから
カープも戦力になる外国人先発投手を獲れると思うのです。

駐米スカウトに期待したいと思います。

カープ外国人投手退団後のMLB成績
https://note.com/rlt3031/n/nb01d34d5f024

月別記事一覧
https://note.com/rlt3031/archives

#カープ












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