パルムを溶かしたコーヒーはうまいのか
人生はトライアンドエラーの繰り返しである。
先だって、2023年のノーベル賞受賞者が発表された。新型コロナウイルスのワクチン開発をはじめ、アト秒の開発、量子ドットの発見など、なにがどうすごいのかは正直よくわからんが、とにかく人類の発展に貢献するほど素晴らしい成果を収めたのだろう。おめでとうございます。
僕はというと、偉大な研究者たちのめでたいニュースを横目に、いつものようにコーヒーをすすっていた。
ところで、昨夜に今季のストーブ始めをした我が家は、リビングだけが異常に暑い。そのため、マイブームアイスであるパルムをお供に自室へ向かった。右手にパルムを左手にコーヒーを。
部屋に入った途端、僕に科学の雷が落ちてきた。
「パルムをコーヒーに溶かしたら、うまくなるのだろうか・・・?」
これはきっとアルフレッド・ノーベルの思し召しに違いない。うまいコーヒーとうまいアイスクリーム。この二つを組み合わせれば、うまいカフェモカ的ななにかに生まれ変わるのではないだろうか。
しかし、この二つはそれぞれの企業努力によってすでに完成されたもの。組み合わせてもうまいとは限らない。
「パルムを溶かしたコーヒーはうまいのか」をこの手で検証する、それが僕に課せられた使命だ。
アフターキリスト2023年、作戦名「オペレーション・パルム」。5機のガンダムも5人のイケメンパイロットもいないが、僕一人で成し遂げてみせる。任務、了解。
(1)準備
森永乳業 パルム:1個
ネスカフェ ゴールドブレンド コク深め:1杯
パルムは箱入りのやつなので、単体で売っているやつよりも小さめ。ゴールドブレンドはネスカフェバリスタで淹れたもの。お手軽でとてもよい。
(2)検証
AM9:30 パルム投下。
AM9:31 表面のチョコレート部分が溶け始める。
AM9:32 中のアイスクリームも溶け始める。
AM9:33 チョコレート部分が見る見る溶けていく。
AM9:34 チョコレート部分の縁が溶ける。
AM9:35 チョコレート部分がほとんど溶ける。
AM9:36 アイスクリーム部分がけっこう溶ける。
AM9:37 アイスクリーム部分がかなり溶ける。
AM9:38 父に呼ばれ、家の外にある植木鉢を室内に運ぶため一旦席を外す(写真なし)。
AM9:39 アイスクリーム部分がほとんど溶ける。
AM9:40 パルム、完全に溶ける。「オペレーション・パルム」完了。
なんということでしょう。匠の手によって、パルムはカフェモカに生まれ変わりました。
うーん、見た目はあんまり変わってないな。
でも大事なのは味だ。本番はこれから。
いざ、実食(飲)!
ずずず・・・
う
う
うまい!(テーレッテレー)
う、うまいぞ・・・!?想像どおりというか、一般的なカフェオレに近い味だ。これは大発見だ!イグノーベル賞も夢じゃないぞ!
どんどん飲んでいく。
チョコレート部分が下に溜まっているので、後からカフェモカ感が出てくる。
あ、これ甘ったるくてだんだんきつくなるやつだ。