今日動いた株(24.10.16)
主に本日大きく上昇した銘柄をまとめます。
選定条件は騰落率10%程度。
2936 ベースフード
騰落率:38.1%
企業概要:栄養食品メーカー。コンビニやドラッグストア、EC経由で「BASE FOODシリーズ」を販売する。
上昇理由:15日に2Q発表。農林水産省から補助対象事業に採択されたようだ。また業績修正も発表しており、売上高、営業利益は大幅に減少する見込みを示す。一方、純利益に関しては非開示であったが、着地は0億円と前期の赤字を大幅に埋める見込みとした。
感想:小型グロース?前期までは売上高は大幅に伸長していたが、今期は下方修正が出たことで、控えめな成長に止まるようだ。同社は未だ純利益赤字となっており、黒字転換のタイミングを見定めたい。実質無借金経営ではあるものの自己資本比率が低い。さらに営業キャッシュフローも赤字となっている。これらの理由を突き止めたい。1434 JESCO
騰落率:20.9%
企業概要:日本やアジア地域で設備工事を行う企業。再エネや通信基地、電気関連の工事を行う。
上昇理由:15日に本決算を発表。着地は大幅な増収増益となり、今期予想も大幅に伸長する見込みだ。国策にもなっているGXや国土強靭化が追い風となる。
感想:ぱっと見好業績が継続している。その割にバリュエーションはかなり割安に放置されている印象を受けた。配当利回りも3%台と悪くない水準に思える。財務内容は比較的健全と見る。チャート的には高値圏推移であるため、業務内容を精査しつつ、高値掴みは避けたい。2726 パルグループ
騰落率:16.2%
企業概要:3COINSなどを展開する小売雑貨チェーン。中国にも進出している。
上昇理由:15日に2Q発表。2Qは増収増益で高水準の着地となった。更に上方修正も発表。人件費のコントロールやユニットエノコミクスの向上が奏功したようだ。
感想:22年から業績がよく、株価にも反映されている。財務や収益性は良好であるが、バリュエーションは割安とは言えない。チャート的にも織り込みが進んでいるようで、上値余地には疑問が残る。モメンタム投資であれば参入の余地ありか。7599 IDOM
騰落率:15.9%
企業概要:中古車の買取販売の国内最大手。「ガリバー」を展開する。オークション販売も行う。
上昇理由:15日に2Q発表。増収増益着地となり、営業利益は高水準であった。更に通気見通しは上方修正しており、売上高の上振れを発表。理由はオークション相場が高水準で推移したこと、卸売台数の増加となっている。一方、人員増強により販管費の増加が見込まれることから営業利益は据え置きとなる。
感想:中古車市場が活況なようだ。活況である理由や持続性を分析したい。チャート的には高値圏で推移しているが、バリュエーションは過去推移と比較してまだ安いという印象を受ける。3073 DDグループ
騰落率:9.2%
企業概要:アミューズメント施設の「BAGUS」やレントラン、バーを運営する。
上昇理由:15日に2Q発表。合わせて上方修正も公表。理由は客数が計画を上回る、DX推進による販管費の圧縮である。2Qは売上高は控えめに伸長、営業利益は大幅に伸長している。
感想:財務面にはやや安定性に欠けるように見える。収益性は高ROE、利益率改善が見られる。バリュエーションの面ではコロナ前水準比較ではかなり割安となっている。セグメント内訳や業績の継続性を分析したい。4439 東名
騰落率:8.6%
企業概要:法人向け光回線や電力小売、保険代理店などを行う。
上昇理由:15日に本決算を発表。着地は売上高、営業利益共に順調だ。利益率も継続的な向上が見られる点が好感できる。更に中計も公表。今期予想も更なる業績の拡大を発表。
感想:オフィスソリューション事業は好調に推移しているが、その他の事業は軟調。チャート的には上場来高値更新しているが、どこにその魅力があるのか精査したい。
以上7銘柄をピックアップしました。抜けや漏れもあるかもしれないのでご参考までにーー。
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