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今週の上昇銘柄

選定基準
時価総額:100億円以上
週間上昇率:10%以上
これらの条件をもとに材料があった銘柄、気になった銘柄をピックアップしていきます!

4478 フリー
週間騰落率19.9%
企業概要:クラウドERPサービスをsaasで提供する企業。SMBがメイン顧客。会計業務を効率化するソフトを提供する。
上昇理由:食団連にパートナーとして加盟したようだ。同社は今期から飲食関連企業に対して注力しており、専任チームを立ち上げてプロダクトやコンサルを推進している。
感想:食団連はコロナをきっかけに誕生した連合会である。プラチナパートナーはアンケート機能やイベントの開催が行える。
顧客基盤拡大が期待できる。しかし現時点で定量的な結果は現れておらず、カタリストが具現化する時期も不明。

4825 ウェザーニューズ
週間騰落率18.7%
企業概要:世界最大の民間気象情報サービス企業。世界各国にネットワークを持ち、陸海空とリアルタイムに気象情報が発信可能。
上昇理由:1Q発表。航海、陸上が好調に推移したことに加え、開発体制を内製化したことで利益率向上に寄与。欧州の大型顧客の契約単価増加。同時に株式分割1対2を発表。更に実質増配となる。
感想:足元の業績は順調に推移している最中、値嵩株である。この状況の株式分割は好感されやすい。更に実質増配となるため株主還元の面でも好感が持てる。株価は7月から上昇に転じており、需給も良さげ。

2157 コシダカ
週間騰落率14.9%
企業概要:カラオケ事業企業。「まねきねこ」が主力。店舗数は国内トップクラスである。
上昇理由:本決算の発表。売上高営業利益過去最高を更新。カラオケ事業は好調で、高稼働が期待できるエリアに出店を進める。増配も発表。今期予想も増収増益を見込む。
感想:カラオケが好調なのは意外である。同社はコロナで大きく業績が落ちたが、以降業績回復&最高益更新と好調である。バリュエーションはコロナ前よりやや割安感が見られる。増配傾向にあり、株主還元に積極的である点も好感が持てる。配当性向も低いため更なる増配に期待が持てるか。チャート的には特別割高感は感じられなく、まだ織り込みの余地はある。

5582 グリッド
週間騰落率14.2%
企業概要:AIMシステム企業。社会インフラ領域を担当している。電力やサプライチェーン、デジタルツインなどシミュレーターの開発を行う。データセンター関連銘柄。
上昇理由:特段開示などは見当たらず。強いてあげるなら「事業計画」が好感されたか。データセンターでネックとなる電力問題の解決に期待か。生成AI、データセンター増設需要から注目が集まったと思われる。ウエストホールディングスとの業務提携も注目材料。
感想:上場してから日にちが浅い。足元の業績、今期の見通しは好調である。すでに利益率はある程度確保された状態でのPER50倍台には警戒したい。

7731 ニコン
週間騰落率:13.5%
企業概要:光学機器メーカー。カメラや双眼機能が有名だ。
上昇理由:フランスの眼鏡メーカーが大量保有報告。長期純投資が目的のようだ。需給好転や継続買い思惑が好感された模様。
感想:今回の上昇は業績思惑ではないため持続性には疑問が残る。足元の業績は増収傾向ではあるが、利益率、ROEは低下基調となっている。8月に発表された業績修正では弱気発言が見られるため今期業績には期待は持てず。株主還元の面では増配基調であり、配当性向も50%台と無理は感じない。

8285 チヨダ
週間騰落率11.4%
企業概要:靴チヨダや東京靴流通センターなどを展開する靴の大手チェーン企業。
上昇理由:上方修正&2Q発表。2Q累計では大幅増益となるも、通期予想は据え置き。修正理由は在庫処分やPB販促により売上高増加、不採算店舗閉店などコストコントロールを行った結果営業利益の増加したことによる。
感想:販促やコストコントロールで上方修正となったようだ。本質的な変化があったわけではないので継続的な成長には疑義。長期業績を見ても右肩下がりであり、どちらかというと業績回復のイメージ。チャート的には底値固めからの浮上という印象を受ける。出来高を伴ってレンジを抜けていることから続伸に対する期待は0ではない。

2659 サンエー
週間騰落率11.4%
企業概要:沖縄中心にスーパー、ショッピングモールを展開する。小売業。
上昇理由:2Q発表。2Q決算は売上高営業利益の最高値を更新。個人消費や観光客の増加が業績を牽引した模様。通期見通しも最高業績となる見込み。資本コストや株価意識経営を行っておりDOE5%の配当を実施。
感想:業績の成長率は低く、利益率も低い企業。業績の安定性や株主還元は評価できるが、今後も更に伸びていくかは疑問。チャート的には高値圏上放たれであり、需給環境は良さげであるが、割高感は否めない。

4435 カオナビ
週間騰落率11.2%
企業概要:人事管理システム「カオナビ」を提供する企業。
上昇理由:奈良市や経産省、ビックカメラなどがカオナビを導入したとのリリースが相次ぐ。また、勤怠管理システムを提供する「ヒューマンテクノロージズ」とのAPI連携を発表しており、これも材料視される。
感想:同社は上場から比較的日にちが浅い。足元の業績は好調に推移しており、利益率の向上が期待できそうだ。ビジネスモデル的には限界利益率が高いと考える。KPIは利用者数であることが推測される。昨今のリリースでは利用者数の増加が予見できる。PERは純利益予想が開示されていないため算出不能であるが、実績値から予測するに高めの数値であろう。成長性やビジネスモデルに理解を深め、エントリーポイントを探りたい。 

ざっと見のため間違いや抜けがあるかと思いますので参考までにー。

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