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【パワポデザイン】写真を使った表紙のデザイン
今回は写真を使って“イイ感じ”に表紙をデザインしていきます。写真の上に文字をそのまま配置するのはダメですよ~
❏ ダメなデザイン
先回、パワポデザインのシリーズで表紙スライドのデザインを紹介しました。今回はこれ↓の派生的なものです。
写真を使った表紙です!
表紙スライドでは写真を使ってデザインすることもあると思います。今回は写真を使って“イイ感じ”に表紙をデザインしてみようと思います。
まずは、ダメなデザインをご覧ください。
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文字の強弱がありますし、光彩という機能で縁取りもされているので良さそうに思えます。……が、この表紙をもっとイイ感じにデザインすることができます。
ここでは3つのデザインを紹介します。
❏ 背景を暗くする
1つ目は背景を暗くするデザインです。
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背景写真と文字の間に透明度60%の四角形のオブジェクトを挿入しました。背景が暗くなったことに合わせて、文字の色を明るく白色にしました(光彩で黒く縁取りもしています)。
このようにすることで、背景と文字のコントラストが強くなり、文字の情報が視覚に入りやすくなります。
❏ 中央の文字を囲む
2つ目は中央の文字を囲むデザインです。
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スライドと同じ比率(16:9)の塗りつぶし四角形を背景と文字の間に挿入しました。
このようにすることで、1つ目よりも背景と文字のコントラストが強くなります。これにより、背景の写真の情報もハッキリと伝えつつ、文字の情報もハッキリと伝えることができます。
もう少しオシャレにしたいなら、四角形の透明度を35%にしてみるとよいでしょう。
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少しだけ四角形が透けるので、背景と四角形の境界がなじみやすくなります。
❏ 帯にする
3つ目は帯にするデザインです。
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2つ目と同じように透明度35%の四角形を挿入しましたが、帯やテロップのように下底にピッタリと合わせます。
本当はよろしくないのですが、投影するスライド資料を配付資料に使い回すことがしばしばありますよね。配布資料の場合、大きな文字が中央にデーンとあると圧迫を感じます。
帯のように下底に合わせて文字サイズもやや小さくすることで、圧迫感を軽減させることができます。
これのアレンジとしてグラデーションにする方法もあります。
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左から右にだんだんと薄くなるようにグラデーションしました。透明度35%から始まって、透明度100%で終わっています。
このようにすることで、帯と背景の境界がなじみやすくなります。
❏ ダメな囲み方
実はダメというか……好ましくない囲み方というものもあります。それは、線で囲むことです。
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「とりあえず囲めばイイんでしょ!」ということで、線や線上の四角形で囲まれます。ですが、プレゼンの表紙スライドのデザインとしては好ましくないかなと私は思います。
というのも、背景に写真があることで線の存在が薄くなってしまいます。せっかく線を使ったのに活かすことができていないように感じます。
もし、線を使ったデザインをしたいのなら、背景は写真ではなく塗りつぶしにすることを私はオススメします。
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このデザインだと線の存在を活かすことができますよね。私はこのほうが好みです。
動画のサムネイル画像や記事のアイキャッチ画像などは、線の存在を薄くしたデザインもよいと思います。むしろ、オシャレになると思います。
ただ、プレゼンと動画・記事では目的が異なりますので、区別してデザインしたほうがよいと思います。
❏ まとめ
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さて、今回は写真を使った表紙のデザインについて紹介しました。いかがでしたか?
表紙はプレゼンで最初に見るスライドなので、聞き手を掴むようなデザインにする必要があります。
ぜひ、ここで紹介したテクニックを活かしてイイ感じの表紙に仕上げてください。
ちなみに、背景写真の素材は「ぱくたそ」というフリー素材サイトからお借りしました。
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「ぱくたそ」は無料で商用利用できるかつ、豊富で良質な素材が配布されています。私がよく使う素材サイトの1つでもあります。
もし、機会が今後あれば、よく使う素材サイトをカテゴリ別で紹介できればと思っています。
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ということで、意識してイイ感じのデザインにしていきましょう。それでは~!
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