【INSIDE RKU】 第1回 家泉怜依
今や流通経済大学体育局サッカー部には欠かすことのできない存在となったディフェンダーの『家泉怜依』。
流通経済大学体育局サッカー部公式noteでは、Jクラブへの加入が内定するまでの裏話やシーズン前の苦悩や葛藤、そして今後への想いをお届けします。
【プロフィール】
DF 家泉怜依
■生年月日
2000年1月20日
■身長/体重
184cm /77kg
■出身
福岡県
■経歴
FCディアモ→藤井学園寒川高校→流通経済大学
2022年シーズンよりいわきFCへの加入が内定。
優れた体格を生かし、競り合いには絶対の自信を持つ。
幾多のピンチを救ってきた姿はまるで香川の大砲。
ー今日はよろしくお願いいたします。
家泉: よろしくお願いします!
念願のTOPチームへの昇格
ーこれまではどこのカテゴリーでプレーされていたのか教えてください。
家泉:1年生はFC(1年生チーム)から始まり、夏にドラゴンズ(2ndチーム)へ昇格しました。2年生はシーズン通してドラゴンズに所属。3年生は最初、TOPチームだったのですが、怪我に悩まされたこともあり、夏以降はドラゴンズに所属していました。
ー4年生となりTOPへ昇格されると聞いて、どのような気持ちだったでしょうか。
家泉:正直、自信があったのでそろそろTOPに呼ばれるとは思っていました。ここに来て呼ばれれなかったもう終わったと思いました。
シーズン前の苦悩、そしてデビュー戦。
ーシーズンが始まり、開幕前の京都遠征ではメンバーから外されました。
その時の心情を教えてください。
家泉:外れて悔しいと気持ちもあったけど、トレーニングからコンディションもパフォーマンスも悪かったので呼ばれなくて当然だと思っていました。呼ばれなくて普通だと思っていたので徐々にコンディション上げていけば良いかな、とプラスなイメージしかなかったです。チームが遠征に行っている間は、いつも通りのことを変わらずやり続けていました。遠征から戻ってきても少しの差は感じましたが、腐らずやり続ければ結果はいつかついてくると信じていました。
ー腐らずやり続けた結果、ついに第3節 vs桐蔭横浜大学での大学リーグデビューを飾りました。
家泉:以前から監督には、「前に蹴ってFWにおさめられたり、空中戦が強いチームとの対戦ではお前は絶対に必要となるから今、メンバーに入らなくても腐らずやり続けて頑張ってくれ」とは言われていました。
デビュー戦の相手には寺沼選手という大型FWがいたので相手に仕事をさせないことが自分のミッションだと感じました。
これまでは1年生(国府田宗士 選手)がスタメンに定着していたのである程度は自分でもやれると思っていました。ただ周りのレベルが非常に高く、大学リーグ自体初めての出場になるので不安要素もありましたが、やるしかないと思っていました。
12年ぶり4度目のリーグ制覇に大きく貢献。
ーデビュー以降、多くの試合に出場してきました。デビュー当初に比べ、トレーニングから堂々とプレーできるようになっていると思うのですが、自身で手応えはありましたか?
家泉:セットプレーでも点をとっていたし、「ミスしたらどうしよう」「失点したらどうしよう」などマイナスなことを考えることがなくなりました。
チームメイトにも気を使うことがなくなって堂々とプレーできるようになりました。シーズン前の自分とは大きく変わることが出来た。京都遠征からメンバーを外された理由の1つにチームメイトに気を使っていたこともあるかもしれません(笑)
ー自分が大きく変わったことで掴み取った12年ぶりの優勝なんですね。
家泉:大学リーグを1年目で優勝してめちゃくちゃ嬉しかったです。
ましてや、入部当初やシーズン前にはあのピッチに立って優勝できることが全く想像できていませんでした。予想外のことが起きたので本当に嬉しかったです。これまでのサッカーを振り返った時、印象に残る試合となりました。
ついに勝ち取ったプロからの誘い。
ー複数のクラブが興味を示してくれていたと思うのですが、なぜいわきFCを選んだのでしょうか。
家泉:試合に出ていく中でプロから注目されるような存在になりましたが、そう簡単にはオファーは届きませんでした。いわきFCからオファーが届いたときは嬉しいよりもやっと来たかという感じでした。
Jクラブとのトレーニングマッチや練習参加を通じて、どこに行ってもやれる手応えはありました。ただ、試合に出れなかった時でも自分が最も成長できる環境がいわきFCにはありました。
体をもっと絞ってスピードをつけることや、1vs1の対応、体の使い方が自分にはまだまだ足りない。いわきFCは自分の課題を重点的にトレーニングしているチームなので、自分はいわきFCと共に成長したいと考えました。
ー2度の活動停止。コロナ禍でオファーを勝ち取るために意識したことは?
夏場に練習参加をした際に、全く自分を出せなかったんです。
そこから、常に全力で1日1日を無駄にしないことは考えるようになりました。
以前まではW-UPは手も抜いて細部まで突き詰められていなかった。
しかしプロの世界を体感し、長年やっている選手は細かいところまでを突き詰めてやっていたので変わろうと思いました。
人生で最初で最後の全国大会
ーこのチームでできる試合も最大4試合。インカレに向けての意気込みを教えてください。
実は自分自身、今まで全国大会へ出場したことがないんですよ。
人生で最初で最後の全国大会に懸ける想いは誰よりも強い。
怪我で離脱した糟谷の分まで、全員で最高の景色をみたいと思います。
このチームは間違いなく優勝できる実力があるので、いつも通りやって行きたいです。
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「失敗」を恐れず、常に未来を見据える家泉。「成長していきたい」という想いを持ち続けることで、シーズンを通して大きく成長。12年ぶりのリーグ優勝の立役者となりました。これから開幕するインカレでも、家泉の勢いは止まらない。
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noteでお届けする連載「INSIDE RKU 」では、流通経済大学体育局サッカー部に所属する選手の裏話を紹介。
夢を追いかける裏側にある、それぞれの葛藤や苦悩、想いなどを発信していきます。次回もお楽しみに。
流通経済大学体育局サッカー部
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