僕はコーヒーを淹れなくなった
僕は平日の朝はオフィスの近くのスターバックスで、アイスのカフェアメリカーノにエスプレッソショットを追加したものを注文している。土日だと、だいたい珈琲館のアイスコーヒーを飲んでいる。珈琲館の方がおいしいのだが、平日は場所の関係上、我慢してスターバックスにしている。スターバックスの人たちは毎朝我慢している僕に感謝してほしいものだと思う。あれは高い上にあまりおいしくないのだ。
昔は僕もコーヒー豆を買い、その場で挽いて粉にしてもらったものを持ち帰り、保存して、自宅で淹れて飲んでいた。淹れ方はペーパードリップで、豆はだいたい浅煎りのコスタリカだった。深煎りは苦手である。
職場のビルにはジョージアの自販機が入っているので、平日の昼にはそれを飲む。これは120円と安価な割には(ホットコーヒーだけは)そこそこおいしい。値段を考えたら、これは許せる味だ。自販機は次の写真のようなやつだ。
このように僕は日々コーヒー業界に貢献している。そのうちコーヒーの精霊の美少女が僕のもとにやってきて恩返しをしてくれてもよさそうなものだが、そういうことは今のところ起きていない。とても悲しい。僕は悲しいので泣いてしまう。おーんおんおん。
僕は年齢と共に色んなものを失いつつある。若さだけでない。自宅でコーヒーを淹れる習慣とか、ゲームをやる遊び心とか、あるいはファッションに対する関心も失いつつある。僕は最近、なんだか自分の色が薄くなった気がするぐらいだ。これはよくない兆候だと思っている。何かしら生きる気力を燃やせるものがほしいところである。ああ、あの素晴らしいオポンチキをもう一度!