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太字をやめてほしい
noteの記事を書くすべての人へ伝えたいことがある。
それはテキストに太字を設定するのをやめてほしい、ということだ。設定するなら一つの記事に一箇所までに抑えた方がいい。理由は、太字が複数あると読みにくいから。僕の考えでは、太字の箇所が多ければ多いほど読者はその記事を読みにくいと感じるはずだ。
読みにくいと感じる理由は二つだ。まず、テキストの装飾は常に一定であるべきだからだ。でないと装飾が変化する箇所で読者は脳の文字認知の仕方を変えないとならず、それが負担となって読みにくくなる。例外として、見出しは意図的にテキストを分断しているので、大きいサイズでも許される。見出しは「ここから話題が変わりますよ」という合図になっているのだ。
もう一つの理由は、読者がその記事の何に注目したらいいかが分からなくなってしまうからだ。驚くべきことに、太字を設定する人の9割以上は複数箇所に太字を設定している。一体そのうちの何が大事なことで、何が大事ではないことなのだろう? それが全然分からず、読者は困ってしまうに違いない。
では、どうすれば記事から太字をなくせるのだろうか?
それは必要なことしか書かないことだ。要は最初から最後までぜんぶ太字にすべき内容なら、どれも太字に設定する必要はないということになる。太字が2箇所以上ある記事を作っている人は、いったん太字のところだけを残して、他を全部消してみてはどうだろう。そして太字の間のつなぎとなるテキストを、最小限の形で付け足すのだ。