ありがたいことに、まだ覚えてもらってます。最近聴いてる音楽

ありがたいことに、まだ覚えてもらってます

私は実況者/配信者でした

私はYoutubeでゲーム実況動画をアップしたり、ゲーム実況配信をしたりする活動をしていた。まぁ、いわゆる「実況者」の端くれだった。

色々と生活の変化などもあり、2021年7月31日に、動画投稿や配信の活動を全て終了する宣言をした。とてもありがたいことに、最後のゲーム実況配信には300人以上の人に来てもらったりして、これまで私の動画や配信を楽しみにしてくれていた人たちから惜しまれる形で引退をした。

実況をする中で色々な人と関わることができたし、一種のコミュニティみたいなものも作れたような気がして、とてもとても楽しい趣味活動だった。

で、そこから1年以上が経っている。引退後は自分では配信はしないと決めているが、ゲストで呼ばれたらお話しはするよ、ということは言っていた。

とてもありがたいことに、ときたま私をゲストで呼んでお話しをしてくれる方々が今でもいらっしゃり、配信者としての「らくしげ」の話を楽しんでくれる人たちが、今でもいらっしゃる。

いまでも覚えてもらっているんだなぁ、と、今更ながら、とても幸せだなと思っています。誰だったか、「人間は忘れられたときが本当に死ぬときだ」みたいな有名な言葉があるけれども、「らくしげ」という存在はまだ忘れられてないし、Twitterやnoteをポツポツ続けてるだけで、少しでも記憶にとどめてくれてる人がいる。その上、こうして時たま、他の方の配信にゲストで呼んでもらって声出しをすると、また思い出してくれる人がいる。「らくしげ」はまだまだ死んでないなぁと思う次第。

雑談配信に、ゲスト出演します

ということで、今週10/22(土)22:00~、河内乙さんのYoutubeチャンネルで雑談配信にゲストで出演します。dream.aiという、言葉を入れるとイラストが出てくるAIを使いながら雑談するそうです。
よろしければご覧ください。

最近聴いてる音楽

最近、ジャズサックスの巨匠であるジョン・コルトレーンを復習している。コルトレーン含めジャズをよく聴いていたのは高校生~大学生くらいだったが、歳をとった今、改めてジャズの古典を復習しようという気持ちになり始めた。

手始めに、忘れかけてるコルトレーンから聴こうという作戦。当時はふんわりと聴いていたが、改めて時系列で聴き直してみている。私はミーハーなので、超有名所ばっかり聴いてるけど、まずは基本を押さえるためには必要よ!
感想は…ちょっと語彙力足りないんで少なめで。。

John Coltrane《Giant Steps》(1960)

コルトレーンの名声を高めたアルバム。それまでの時代の「ビバップ」は、いわゆるノリが良いテンポで、コードに合わせ合奏・アドリプを演奏していくジャズだった。このアルバムではそれを更に進め、ハイテンポで、かつ複雑なコード進行の中で長いソロを聴かせる、手数の多さが特徴的。今聴いても、変な音の移動が多くて面白い。

John Coltrane《My Favarite Things》(1961)

ジャズ・ファン意外も知っている人が多いアルバム。映画『サウンド・オブ・ミュージック』の劇中歌のカバー。もちろん単なるカバーではなく、主題からどんどん変奏されていく。幾度となく繰り返される主題と、それが変奏されていく中でのテンポのゆらぎ、ソプラノサックスの高音、音色の使い分けが心地よい。この頃からフリー・ジャズ的な要素もちょっとあるんじゃないか?と思えるほどの音の壊し方は、まさにジャズの真骨頂という感じ。

あとは段々と、静かでローテンポなモダン・ジャズになっていっているのは一目瞭然。前作からの時代の変化を感じる。

John Coltrane《Ballads》(1963)

アルバムタイトル通り、バラードの曲集。コルトレーンは50年代からバラードもプレイしていたようだが、モダン・ジャズの攻勢が後押しして出たアルバム、という印象。前の2つのアルバムの激しさとの対照が凄い。

John Coltrane《A Love Supreme》(1965)

コルトレーンはモダン・ジャズの巨匠にして、フリージャズも演奏することで有名だが、このアルバムにはまさに、音を崩していくフリージャズの波が押し寄せていることがはっきりとわかる。

フリージャズには様々な文脈があるが、黒人の力や源を強調するようなものもあり、コルトレーンもそれを少し強調しているものを感じる。打楽器でコンがを取り入れるのはそういった形式に他ならない。謎のコーラス"A Love Supreme… A Love Supreme…"も、突然の謎が良い。

John Coltrane《Transition》(1965/ released in 1970)

カルテット(四人)の演奏で、ベースとピアノをバックに、サックスのメロディは、もはやコード進行や調性といったものが複雑さの中で崩壊していく。さらにリズムもハッキリと取れているのかもわからないことになっている。まさにフリー・ジャズ。勢いと、ところどころの展開をバンドであわせていくことで、なんとか「合奏」の形を保っている。途中途中、各楽器の、長い長いソロのアドリブが入ったりしていて、ジャズの形式は保たれる。

John Coltrane《Ascension》(1966)

コルトレーンが当時最も「前衛」的なジャズであったフリージャズを全面的に展開したアルバム。私はやっぱりフリージャズの無秩序と秩序を行ったり来たりする感じが好きだなぁ。

この時代のフリージャズは、「積み上げられた理論を徐々に崩すという」というものであり、皆で合わせるところは合わせ、ソロでグチャグチャにしていく、みたいな形がほとんどだ。時代が下ると、本当にメチャクチャになるフリージャズも多いが、コルトレーンはそこまで壊さなかった。

(おわり)


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