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患者様に緊張感を与えないクリニックへ 落ち着きを追求した院内作り    

 昨年六月、沖縄県浦添市前田、モノレール浦西駅近くに開院した「幸喜内科 糖尿病・甲状腺クリニック」。今回は糖尿病や甲状腺外来を専門とする院長の幸喜毅先生に開業に至った経緯や患者様に緊張を与えないこだわりのクリニックの雰囲気作りについてお話を伺った。

―医師を目指したきっかけ、糖尿病・甲状腺を専攻した経緯をお聞かせください。
 医師を目指したのは、幼少期に読んでいた「ブラック・ジャック」の主人公が格好良くて憧れたからです。専攻に関してですが、元々は循環器内科に興味がありました。しかし、医師三年目のときに滋賀医大にて甲状腺疾患の研究を行い、その後シカゴ大学に留学し、より深く、甲状腺の世界に触れることが出来ました。その後、琉球大学に戻り、甲状腺・糖尿病を含む内分泌グループに所属し、この分野の診療、教育、研究を進めることになりました。
―クリニック開業した経緯と開業までの流れを教えてください。
 私がクリニック開業しようと考えた理由は二つあります。
 一つは、自分の専門分野を中心とした外来を行えることです。研究活動後、以前勤務していたクリニックでは、一般内科も含めて多くの患者様を診ることで、非常に良い勉強、経験になりました。その中で、もう一度自分の専門的な知識を活かした診療を行いたい気持ちが芽生え、開業しようと決意しました。
 二つ目は、やりたいことを自分のペースで出来ることです。コロナ以前には、患者様や医療スタッフに対し糖尿病教室を行っていました。開業することで、専門的な知識を発信する機会を増やしていきたいと考えています。  
 開業に至った経緯ですが、最初は自分で行動してみました。しかし、条件に合う物件に出会えませんでした。そんな中、偶然 KowaCafé でテナント紹介の記事を発見しました。今回、このような記事に目が留まって良かったです。

―クリニックのこだわりを教えてください。
 力を入れたのは、患者様が緊張しないクリニック作りです。病院とは、本来行きたくない所でどうしても緊張してしまいます。当クリニックでは、患者様に癒しや落ち着いたカフェのような空間を提供する為に、院内を木目調に統一したり、診察中もオルゴール音楽を流したり、私自身も白衣ではない服装で診療にあたっています。
 また、患者様への接し方や言葉にも気を遣っております。糖尿病を含む生活習慣病は、患者様の生活背景、仕事関係、家族関係など様々な因子が関わってきます。その為、病気だけでなく、その人の人生全体をみるイメージで診療にあたっています。診察の最後には、必ず良いポイントを伝え、笑顔で帰って頂くように心がけています。
 そんな中、琉球光和さんには開業前後に、院内にて接遇セミナーを開催して頂きました。私以外のスタッフも、普段学ぶことのない患者様に寄り添った丁寧な対応などを理解した状態で開業日を迎えることが出来ました。
―今後の展望やこれからやりたいことはありますか。
 開業後一年間は、クリニック経営を軌道に乗せる為に一般的な診療というものに力を注いできました。
 今後についてですが、先程も話しました様に、少しずつ専門分野の情報を提供出来る場を増やしていきたいです。また、糖尿病関連死亡率が高い沖縄県ですが、その特徴として肥満の方が多いことが挙げられます。専門的な情報の発信と共に、講演会などを通して、食生活や生活環境の改善を啓蒙するような活動を行っていきたいと考えております。

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