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ソロギター:きらららダンス

Create:2023/11/12
Update:2023/11/12

概要

【Song】
きらららダンス

【Artist】
あつこおねえさん、ゆういちろうおにいさん

【カテゴリ】
Kids Songs

【曲の紹介】

おかあさんといっしょ
2018年6月の月間曲

当時、ふと流れているのを聴いて
メロディが耳に残りました。

1発で気になってしまった楽曲です。

M7やm7のコードを多用しており
独特の浮遊感を醸し出している要素の
ひとつではないかと分析します。

なお
DE DE MOUSEが作詞作曲です。

※DE DE MOUSEは遠藤大介による
 ソロプロジェクト

アレンジ

1.方向性

オリジナルを踏襲

2.チューニング

以下の検討を踏まえて
全弦半音下げ&DropDb(C#)チューニングを
採用。

・ボーカル
あつこおねえさんと
ゆういちろうおにいさん

→あつこおねえさんをメイン
一部、ゆういちろうおにいさん
→高音域も使用

・転調あり
Aメロ:Fメジャー
Bメロ:Bbmマイナー
Cメロ:Bメジャー

キーは3つあり
どれかを犠牲にする必要があります。

Cメロのサビが弾きやすい方が
良いと考えて優先しています。

半音下げにすることで
以下となります。

Aメロ:キーGbのフォーム【犠牲】
Bメロ:キーBmのフォーム
Cメロ:キーCのフォーム【優先】

3.アレンジポイント

・音量

オリジナルではダイナミクスがあり
Aメロ→Bメロ→サビ
音量が大きくなっていきます。

特にサビでは色々な音も混ざり
派手な印象です。

和音の付け方を最初は抑えめに、
ラストサビでフルに配置、としています。

7thの音を意図的に多めにしています。

・オリジナル踏襲を優先

あつこおねえさんとゆういちろうおにいさんの
音域の違いがあります。

いずれか一方に合わせた方が
アレンジはしやすかったのですが

ここはあえて、原曲通りに
あつこおねえさんとゆういちろうおにいさんの
パートに合わせることにしました。

その分、難易度は上がったと感じています。

4.弾き方の注意点

2番のAメロはバックに特徴的な旋律があり
主旋律のメロディと同時に弾くアレンジと
しています。

バックの音を小さめに
主旋律のメロディを目立つように大きめに
弾くことが注意点です。

最初は押弦、運指を覚えて(体に染み込ませて)
その後に弾く指のチカラのコントロール、
の順番が良いのではと考えています。

5.所感&次に向けて

ダイナミクスを表現するため
音量フォルテ、ピアノ
この2つの要素をとり入れてみました。

ギターは同時にMax6弦鳴らせます。

しかし、ソロギターの場合、

・メロディとベースを同時に弾く
・多くの弦を弾き続けるのは難しい
・運指上、そもそも全ての弦を押弦できない

といった具合に
弾ける弦が限られることが多いです。

この制約がありますので
必然的に最大音量には限りが出てきます。

ダイナミクスをつけるには
音量の差も必要です。

方法としては小さい方をコントロールする、

つまり、静かな部分を作り
同時に鳴らす音を減らすことも考慮すること、

これが肝心ではないかと考えました。

採譜をしていくと音を足したくなるのですが
それを、グッとこらえて

和音の数や音の大きさ/小ささを考慮して
ダイナミクスをつけていこうと思います。

終わりに

オリジナルに
少しでも近づくように
アレンジしました。

楽しんでいただけると幸いです!


もしサポートいただければ、ソロギターのスキル向上や動画のクオリティ向上ための費用に使わせていただいたいと考えております。(書籍やソフトウエアの購入など)よろしくお願い申し上げます。