ごめんなさい、ATEM(Television Studio)を通すと、音は悪くなりませんでした。
先日書いた、この投稿の自己アンサーです。
「1」の
1.「ATEM(Television Studio)を通すと、音悪くなるんじゃね?」説
について自己検証してみました。検証用の音源を用意し、以下2種類の方法で映像に音声をエンベデッド。
1. ATEMのAES/EBU端子から音声を入れてエンベデッド
2. RolandのコンバーターのAES/EBUから音声を入れてエンベデッド
音声レベルに差異が出ないようにどちらもデジタルでレベル0にて合成。
1.2.いずれも映像をAJA Ki Proでプロレゾで録画、その後、両映像から音声ファイルを書き出してDAW上に並べて比較。
<結果>
明らかに1.(ATEM)の方が音が悪いと予想していたが、予想に反してほぼ差がなかった。ATEMのリサンプリング性能が劣っているとの予想は外れ、ATEMに音を通すことで音が劣化してしまうというのは誤りでした。ATEMさん疑ってごめんなさい。
ただし、両ファイルはビットパーフェクト(バイナリ一致)ではありませんでした。“地獄聴き”のような比較で若干の差異はありました。
ATEMのAES/EBU端子から音声入力して全く問題ないと思いますが、個人的にはおまじないくらいの意味で、ローランドを使うことにしました。
<結果2>
さらに細かく検証すると、両オーディオファイルはバイナリ一致していないので、片方を逆相にして重ねても音は完全に消えません。かすかに聞こえる音が、両コーデックの差異ということになります。
細かく言うと、高音の伸びのところに若干ローランドの方に優位性がありました。レコーディングエンジニアの方でないと聞き分けれられないくらいの本当に若干の差異ですが。
▼参考
「Macの音は問題なくビットパーフェクト出力」は本当なのか? Mojave/Catalinaでテスト
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