タイムコード(TC)信号の生成の仕方、簡易版
先の記事では、タイムコード(TCと略されることもある)の生成方法について割愛してしまいましたが、改めてご説明したいと思います。
通常タイムコードと言うと「LTC」の事をいいます。VITCというものあるのですが、今回は割愛。日本ではSMPTEという業界団体によって規格化されたSMPTEタイムコードを用います。
放送業界では、タイムコードジェネレーターと呼ばれる水晶やGPSを利用した大変正確なタイムコードが用いられるそうですが、なかなか高価で手が届きません。そこで簡単な方法をご紹介します。
以下サイトで、タイムコードのWAVファイルを生成することができます。
Make LTC SMPTE Timecord Wav file
http://elteesee.pehrhovey.net
いくつかのチェック項目を選んで、スタートタイムと長さを記入して「GO」をクリックすると、ほどなくしてWAVファイルが生成されます。
形式は私の場合、29.97fpsノンドロップ(ndf)、サンプリングレートは動画編集ソフトでの作業と合わせて48kHz、Bit-depthはとりあえず16bit、スタートタイムはひとまず「0」にしましたが、1時間後からの運用に慣れている方は、デフォルトの「58分」でもよいでしょう。長さは最大90分まで作れます。
ここで生成したWAVファイルをパソコンやスマホで再生したり、CDに焼いてプレイしたり、DAWに取り込んでオーディオインターフェイスから出力したり、自由に取り扱えます。
もちろん、放送用のタイムコードジェネレーターを購入する、ZOOM F8などタイムコード出力を搭載したレコーダーを使用する、などの方法もあります。
追記(2020年1月13日)
ちなみにDAW上で繋いでも問題なく使用できます。
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