【レビュー】ゼンハイザー SC 660 ANC USB を購入しました
先日「SC 660 ANC USB」を購入しました。
日本国内で最高峰の USB ヘッドセットを手にしようとすると、これになります。
実際に使ってみて数週間たったので、本日はその使用感をシェアしたいと思います。
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あらかじめご了承ください(#PR)
また #PR とは表記していますが、メーカーからの商品提供などは一切受けておりません。 あくまで個人で購入し、利用した上での所感について言及した記事であるという点、ご留意いただければ幸いです。
そもそもゼンハイザーとは?
そもそもゼンハイザーはドイツの音響メーカーです。
「パーフェクト・サウンド」を掲げるゼンハイザーは非常にモニター気質なサウンドの再生を得意とするヘッドホンやイヤホンを、1945年以降これまで多く展開してきました。
ドイツを初め欧米諸国には有名なオーディオメーカーが多数存在します。ドイツのゼンハイザー、ウルトラゾーン、オーストリアのAKG、イギリスのBowers & Wilkins などは日本でも非常に馴染み深いオーディオメーカーです。
その中でもっとも業務用オーディオ機器を生産しているのがゼンハイザーです。
今回購入した「SC 660 ANC USB」は、ゼンハイザーが生産しているヘッドセットカテゴリーの中でオペレーションセンターやコールセンターなどでの使用を想定した、プロ仕様の「century」シリーズモデルの機器になります。
外箱(SC 660 ANC USB)
前述した通り「SC 660 ANC USB」はハイエンドモデルの機器です。ゼンハイザーの他のハイエンドオーディオ機器は高価な外箱に納められています。しかし「SC 660 ANC USB」は業務用です。外箱にお金をかける意味がないからできるだけ手をかけないという事なのでしょうか。ここまでくるとお金をかけるつもりのない質素な作りに、ある種一抹の潔さを感じます。
外箱内側(SC 660 ANC USB)
外箱の内側もシンプルです。持ち運び用のケースに本体が入っており、説明書などが底にある形となっています。
本体(SC 660 ANC USB)
持ち運び用のケースの中身はこんな感じ。
袋から取り出した本体です。見た目通りですが、収納や持ち運びが可能な折りたたみ式(フラットイヤーカップ構造)になっています。
コントローラー(SC 660 ANC USB)
ケーブル中にコントローラーがついており、リモコンを調整する事で音量変更できるほか、ミュート機能もついています。コントローラー側面にはANCボタンもついています。ANC(アクティブノイズキャンセラー)をONにすると、外部のノイズをかき消してくれるため、小音でもしっかりと音声が相手側にも伝わります。
ちなみにリモコン下部にはマグネットが設置されています。自分はメガネケースに載せて使うことが多いのですが、ケーブルが動いた際にコントローラーが机からズレ落ちるといったを防ぐためのものです。また使い続けると下部が磨耗することを見越してでしょうか、保護用のゴムステッカー、机にマグネットの接着面がなかったことを想定し、マグネットシールまで梱包されています。気配りのレベルの高さに驚かされます。
マイク(SC 660 ANC USB)
ヘッドセットに搭載されているマイクもウルトラノイズキャンセル対応のマイクロフォンですので、前述 ANC を ON にしておけば、打ち合わせ中にノイズが近くで生じても相手側には伝わりません。
梱包物全体(SC 660 ANC USB)
梱包物全体は下記写真の通りです。
マイク音声比較
マイク音声は比較が可能なので録音してみました。
SC 660 ANC USB 以外に比較のために使用したヘッドセットは下記の2つです。
聞いていただくとお分かりのとおり、マイク性能には劇的な差はないということがお分かり頂けたかと思います。
しかしリスニング時の音の良さ、騒音のある環境でのマイク性能はSC 660 ANC USBが頭1つ、2つも抜きん出ているイメージです。
特に人がいる環境で使うことが多い、会社のフロアなどで使用するケースが多い方にはオススメです。
下記動画はノイズ環境でのマイク性能を検証した動画になります。エレコムのモデルではノイズが強くのってしまい、PC8ではキャンセリング仕切れずにノイズがのってしまっているのがお分かり頂けるかと思いますが、SC 660 ANC USB ではノイズがのってしまっているものの、2つに比べて大分ノイズがキャンセリングされていることがわかります。
さいごに
以前にも下記 note にて「ヘッドセットは USB 接続のものを使うべき」というお話をしました。
今回の比較音声でご理解頂けたかと思いますが、USB接続であれば基本的には1,500円のものでも、数万円するハイエンドモデルのヘッドセットでもマイク性能に大きな差が出ないということがご理解いただけたかと思います。
しかしながら、リスニング時の音の良さ、騒音ある環境でのマイク性能はSC 660 ANC USB が明らかに優れています。また SC 660 ANC USB であれば会社ではお打ち合わせ用のヘッドセットとして、自宅では音楽鑑賞目的のヘッドホンとして使用することが可能です。上記比較で用いた2つのヘッドセットと異なり、唯一音楽鑑賞に耐えうる性能を持ったモデルです。
SC 660 ANC USB は3万円を超えるモデルです。多くの方にとって決して安い買い物ではないはずです。その辺りも考慮した上で、ぜひ興味がある方は購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
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