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痛みを理解して運動療法に応用する

こんにちは!
noteとExthera-Schoolを運営している小林です。

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今回のテーマは「痛みとは?運動療法の展開と痛みの種類を理解する」になります。
こちらの記事を最後まで読むと

・痛みの評価と種類の理解を深める
・疼痛抑制系の応用をしていく
・運動療法の展開に注意する

今回の記事は『疼痛』についてです。

現代のリハビリテーションにおいて、「疼痛」の理解は理学療法士にとって欠かせないスキルの一つです。しかし、痛みの捉え方を誤ることで、患者の回復が遅れたり、さらなる悪化を招くケースが増えています。

急性期にも関わらず運動療法の展開を大きく広げてしまったり、疼痛が軽減しているにも関わらず運動療法負荷量が一定であることなどが問題として考えられます。

急性期には・慢性期にはというように疼痛の時期や種類によって、運動療法の展開が大きく変わってきます。

なので、疼痛について知ってほしいので、始めていきます!



一般的な疼痛の評価

疼痛(痛み)の評価方法として、**視覚的評価(VAS: Visual Analog Scale)数値化評価尺度(NRS: Numeric Rating Scale)**の2つが示されています。以下にそれぞれの評価方法について解説していきます。

 視覚的評価 (VAS: Visual Analog Scale):VASは、0から100の間で患者が自分の痛みを視覚的に評価する方法です。具体的には、患者に以下のような説明を行い、スライダーや紙上の直線を使って痛みの強さを表現してもらいます。

  • 0:痛みがまったくない状態

  • 100:これまでに感じたことのない最大限の痛み

患者に自分の痛みの強さを0から100の範囲で示してもらい、その数値を元に痛みの程度を評価します。VASは主観的な痛みの強度を測るためのシンプルで効果的なツールとして広く使用されています。

 数値化評価尺度 (NRS: Numeric Rating Scale):NRSは、0から10の数字で痛みの強さを数値的に評価する方法です。患者に対して次のような基準を示し、痛みの強さを数字で表してもらいます。

  • 0:痛みがない

  • 10:耐えられないほどの強い痛み

患者は、自分の痛みの強さを0から10の範囲で選び、その数値を報告します。この方法は、簡便かつ迅速に痛みの強度を評価できるため、臨床現場でよく使われます。

VASとNRSの違い

  • VASはより連続的な評価を提供し、痛みの変化を細かく捉えることができますが、患者にとってスケールの理解が難しい場合があります。

  • NRSは直感的で簡単に理解でき、患者が数字を選ぶだけで評価が完了しますが、VASに比べて評価の分解能が低い場合があります。

疼痛の分類

期間別

・急性期:1-2週間
・亜急性期:2週間-3ヶ月
・慢性期:3ヶ月以上

期間だけで区別すると上記のように表示することができます。しかし急性期であっても損傷する部位によって修復期間は変化します。皮膚・靭帯・筋肉・関節軟骨・骨というように部位別の修復期間は頭の中に入れておきましょう。

慢性痛でも3ヶ月以上生じているということになりますが、10年間症状がある中で、ここ1週間で疼痛を強く感じる場合は急性痛に区分されます。


種類別

疼痛の種類には3つあります。

侵害受容性疼痛
神経障害性疼痛
痛覚変調性疼痛

まずはこれらの違いを知っておかないといけないです。疼痛の評価でNRSやVASを一般的には行っていきますが、疼痛の種類によっては評価方法を変えていくべきです。

ではそれぞれの疼痛についての違いを解説していきますが…

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