あの額縁の向こうへ。‐小田原冒険譚‐
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久しぶりに有料記事を書いてみます。わたしにとって”死”とは?という重いテーマを扱っています。
現時点で感じることを小田原への小旅行の記録と重ねながらとにかく書きつらねていったものです。撮りおろしの写真が25枚ぐらいあります。良いエッセイになってると思います。「エルゴォの不思議なマッチ」のキャラデザを固めるまでのラフの経緯なんかもおまけで掲載してあります。損させませんよ!ぜひどうぞ。
もしかして、作品に昇華させるかもしれないエピソードなので、有料にしておきます。使うことになったら削除対応するとも思うんで、以上の点をご理解頂けるかたのみ購入をお願いします。消す場合はなんらかのサービス記事に差し替えます。
*2020/05.08追記*有料特典として2つ記事が追加されました。これだけ追加されると、この記事自体が縦に長くてみづらいかと思いますが、目次のタイトルクリックで、スクロールいらずで各冒頭に飛べますので、どうぞご活用ください。3800字程度のエッセイ一本と、ラフ1枚追加しました。ご購読ありがとうございました。
*2021/01.18追記*記事売上金を使って、帰郷してきた顛末記を1300字程度にまとめました。ありがとうございました!あと、noteにこれ以上お金を落とす気がないので、記事金額を300円から10000円に釣り上げてあります。もちろん先に購入された方は、いままで通り読めますよ!
*冬の海に行こう!小田原冒険譚*
この間、急に小田原の海を見てきた。
朝思い付いて、なんとなく2000円のカプセル付民宿に予約を入れ、適当に荷物を詰め込み、ノッキン·オン·ヘブンズ·ドアを観たばかりのわたしは、二人旅がしたくて、相棒のまみじろう(キックスクーターの名)と2人、小田急線に乗り込んだ。
このラジオでも話したけど、様々な物語で何度となく語られているように、人は悩むと、海を目指すのだ。しかも、なんとなく。
なのでわたしもそのぐらいの気持ちで行った。”道”を降りたかったのかもしれない。それとも意味を探しに行きたかったのだろうか?
小田原に向かったのは実際新宿から片道900円で行けるお手頃感以外に、ブルーピリオドの5巻でそういうシーンがあるから、物語みたいでカッコいいかもしれない…と思ったのだ。
今までの人生、わたしの行動のきっかけになる語彙というか、思い付くことに、───"海を目指す"───という文言は一行も存在してなかったのに、物語の力はすごい。
この出不精のわたしが、気づくと相棒と2人、電車に揺られ、ゴトゴトと海を目指していた。
東京に来てからというものの、何もかもの歯車が噛み合わなかった。薄々わかってきたことだけど、わたしはまだ────
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