転移の可能性

造影CTで今までになかった影が肺に見つかり、追加でPET CTを受けることになった。

PET CTの結果は陰性。偽陰性の可能性があり、陰性でない可能性も否定しきれない。つまり、この時点では悪性とも良性とも言えないとのことだった。

乳腺で検査をしたが、腫瘍内科と呼吸器外科の医師達にも相談することになった。

乳腺と腫瘍内科の医師達からは、今後のライフプランにも関わるので早めに確定診断をすべきとの意見があった。
呼吸器外科の医師からは、いつできた腫瘍か分からないしサイズも小さいので一般的には経過観察を行うとの説明。確定診断をするには肺の一部を切除する必要があり、腫瘍の位置が悪く表層ではなく区葉切除になるとのことだった。

経過観察をするより、さっさと確定診断をするために切ってしまおうと考えて居たけれど、想像していたより大がかりな手術になりそうなことや切った肺は戻らないことを考えて怖くなって経過観察をすると伝えて帰宅した。

乳がんの時もそうだったけれど、その後の生活がどうなるかわからず不安が大きかった。論理的には早く切ったほうが良いのは分かるけれど、それでも切った部分が良性だったとしたら?良性だった時は切らなくても良かった肺を切ってしまうことになるのでは?でも、切らない限り良性か悪性かは判断がつかないし…と頭がぐるぐるした。

結局、一晩考えて身内の医療従事者に相談して切除を決意。病院へ電話してやっぱり切除したいと再度説明を受けに行くことに。
一度下した決断を撤回して再診察となり申し訳なかったけど、手術説明を聞いた直後はショックでとても混乱していた。

再診察で手術スケジュールを確定して肺機能検査をしたり、麻酔科の説明を受けて手術までの間に歯のクリーニングに行ったりして準備した。

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