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セイバーメトリクスとは?~送りバントを添えて~

皆さん初めまして!

といってもこの記事を読むほとんどの方はXのFFだと思うので認識があるかもしれません。

2005年に生まれてからずっと中日ファンをやっているRJTTです。

実際に結果などを意識して見始めたのは高木政権末期から谷繁政権初期です。

そう、CSは記憶にないのです!

私が本当の暗黒ファンなのかもしれません(笑)

好きな選手は特にいません。

選手個人個人というよりも「ドラゴンズ」という球団が好きです。

強いて言うなら柳かな?

中学高校とテニス部だったので野球経験はないです。

「野球未経験の奴が采配に文句言うな!」というポストをたまに見ますが毎回心苦しいです。

言い忘れていました。

私はいつも采配に懐疑的な見方をしています。

世に言う「雑音」です。

この記事を読んでくださっているほとんどの方も同じように「雑音」だと思います。

もしそうでないのであればブラウザバックを推奨いたします(笑)

ここに至った経緯を少しだけ。

2012年頃から中日ドラゴンズを見始めて約10年、ずっと「○○が打ったおかげで勝った!」と結果に一喜一憂し、無邪気に野球を楽しんでいました。

立浪政権初年度の2022年も「一年目だし仕方ない」と比較的ポジティブに野球を見ていました。

しかし、とある試合で私は立浪政権に見切りをつけます。

2023年6月15日

これでわかる人は少ないと思うので対戦カードを。

中日ドラゴンズ対千葉ロッテマリーンズ3回戦

これで気づく方も多いと思います。

そうです。

バント多用しすぎてスタンドからヤジが飛びまくった試合です。

ハイライトを貼っておきます。

この試合で諦めました。

期待しても無駄なんだと思いました。

そして采配に対して懐疑的に見始めました。

すると立浪政権の采配に大きな問題点を見つけます。(問題点しかないのはごもっとも)

采配に一貫性が全くない

日ハムYouTuberに転身された方も「一貫して一貫性のない采配」とおっしゃっていました。

さらに達が悪いのは「采配の悪い部分だけ一貫して継続される」ことです。

これはもう呆れるしかありません。

そして私は無事雑音デビューを果たしたわけですが、みなさんは1つ気になることはありませんか?

送りバントでなぜヤジが飛んだのか

私の記憶が正しければその試合は何回もバントを仕掛けて失敗していたので納得ですがもう1つ深いレベルであると思います。

送りバントは無駄である

寝付けないからって朝4時にnote書いて頭おかしくなったのかと言われそうですがそんなことはありません。

みなさんの野球のイメージとして2番バッターはバントというのが確実にあると思います。

しかしメジャーリーグでは2番バッターがバントすることは全くといっていいほどなく、2024年前半のドジャースのように2番大谷をおく通称「2番最強打者理論」が主流となっております。

なぜバントは無駄なのでしょうか?

それは「メリットよりデメリットの方が大きい」からです。

野球は27個のアウトを取られるまでに多くの点を取るスポーツです。

それを9回に区切るので1イニングに3つのアウトを取られるまでに出来るだけ多く得点します。

そのために様々な作戦があります。

例えばノーアウトランナー1塁というシチュエーションでは強行策はもちろんのことランエンドヒットや盗塁、送りバントなどですね。

これらに共通することはランナーを進めることです。

ランナーが進むことでホームに近づき、最終的に点数が入るのですから当然のことです。

そこで今回は盗塁と送りバント、2つを比べてみてどちらが効果的かを見ていきたいと思います。
(ここで1つアウトカウントが増えるか、1人ランナーがいなくなることを1つ失うという表現を用いる つまりランナーが1人アウトになることは実質的に2つ失うことになる)

1.盗塁
失敗すれば1アウトランナーなしとなってしまいますが成功すれば0アウトランナー2塁となります。

成功した場合、1つも失うことなく進塁することが出来ます。

失敗したらアウト1つとランナー1人、この2つを失います。

これはもちろん痛手ではありますから盗塁は成功率が70%を越えないと利益がでないと言われています。

盗塁は最大で2つ失うが、失わない場合もある
↑これを覚えておいてください

2.送りバント
見事成功し、ワンアウト2塁になったとしてもアウト1つをとても高い確率で取られてしまいます。

要するに1つを失った状態です。

失敗してダブルプレーになった場合は悲惨です。

アウトカウント2つにランナー1人、一気に3つも失うのです。

よって「送りバントは最大で3つ失い、最小でも1つは失うことになる」と言えます。

1つも失うことなく進塁できる可能性がある盗塁を比較すると、最低でも1つは失う送りバントは無駄であると言えるでしょう。

納得していただけたでしょうか?

今回は「アウトを増やす」と「ランナーを失う」、この二つだけでバントが無駄であることをお伝えしました。

ここでさらにセイバーメトリクスを活用します。

それは得点期待値です。

得点期待値を使うことでそのアウトカウント、ランナーの状況によって平均で何点入るかがわかります。

DELTAから引用

下の図からわかるようにバントを行う前より後の方が得点期待値が下がっていることがわかります。

このように「入る可能性がある得点の平均」からもバントが無駄であることがわかります。
(サヨナラのランナーなどの特殊な場合有効なこともあります)

今回、実際にセイバーメトリクスに触れていただきました。

セイバーメトリクスとは主観ではなく野球を統計的に分析し、選手をより正しく評価したり、ゲームに勝つための最善策を取るために活用されるデータ分析のことです。

簡単に言うと「主観だと当てにならないから数字という客観的要素を用いて野球を分析する」ですかね。

セイバーメトリクスは野球の新しい一面を見つけてくれると思います。

これから様々な指標を見ていくことで野球の新しい一面を一緒に探していければいいなと思います!

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