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#RJを救え 第15回 平山泉心さん☆3個目☆尺八について


尺八というと、皆さま、一家に一本はあると思うのですが、私が初めて尺八に触れたのは少し遅めで、大学に入ってからでした。

小学生の頃からリコーダーが好きだった、兄がやっていた吹奏楽に憧れていた、大ファンだった米米CLUBのホーンにも憧れていた・・・等々の理由から、大学に入学したら吹奏楽をやろう!と思っていました。

実際に大学に入学して吹奏楽部の見学に行くと「応援団吹奏楽部」で、座奏もあるけれども体育会の試合の応援にも行くとかで・・・「軟弱な私には無理である」と、すぐに諦めてしまいました。
オーケストラは、管楽器は曲中で休みが多いし(イメージ)、ジャズ研究会はなんとなく近寄りがたいしジャズは全然知らないし・・・などと考えていた頃、「箏・長唄・尺八」という看板を目にしました。そう「邦楽部」の看板です。
「尺八、つまり吹奏楽器」と思って興味を持ち、邦楽部に見学に行って尺八を吹かせて頂いたところ・・・音が出ない!!
しばらく吹いてみても音が出ないので、楽器が悪いのでは?と思ったのですが、その時教えてくださった先輩が吹くと、音が鳴ります。
うむー、これはどういうことだ!!と、1、2時間ほど吹き続けましたが,全然音が出ません。
そして、翌日も吹かせてもらいに見学に行ったのですが、見学でこんなに吹かせてもらうのもなんだしと思い、すぐに入部してしまいました。
尺八とは、そこからかれこれ〇〇年のお付き合いとなります。

尺八は、真竹の節を抜き、筒抜け状態にした竹に、表に4つ、裏に1つの指孔が開いています。そして、歌口といって、息を吹きかけるところが、外側に斜めに切り落とされています。
音が鳴る仕組みとしてはリコーダーと同じなのですが、リコーダーは、吹き口から息を入れると、斜めに切ってあるところに「良い感じに」息が当たるようになっています。
尺八は、自分で「良い感じに」息を当てないといけないので、音を出すのが難しいと言われるのです。尺八にとっての「良い感じ」を掴むと、音が鳴るようになってきます。

そして、「良い感じ」に息を当てることができるようになると、今度は「どれくらい良い感じ」なのかが気になるようになってきます。
どのようにしたら、もっと良い音色が出せるようになるのかな・・・と、息の当て方はもちろん、いろいろなことを試したりして、音色等を探っていきます。
対人間と、同じような感じかも知れませんね。反応を見ながら、少しずつ、どうしたら良いのかな?を探っていきます。
そうこうしているうちに、あっという間に〇〇年が経ってしまいました・・・早い。

「えー、良い感じに当てるって、どんな感じ??」と思った方は、是非ぜひ、月1回、RJにて開催させて頂いている「RJ尺八部」に遊びにいらしてください!
体験用尺八もご用意してお待ちしております!!(宣伝)

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