子猫物語2
翌朝。「う~ん……!! ;;;;」
長い人生の中で起きた瞬間にため息が出ることも今までだって少なからずありました。今朝もそんな日でした。
でも、もしかしたらもう車には居ないかも。でもちょまてよ、車に居なくなることは解決になるだろうか。毎日毎日「猫が中に居たらどうしよう、死んでしまうかも」と心配しながら、エンジンをかける毎日が続くなんてイヤだ…。猫バンバンで逃げていかない猫なんだぞ…。捕獲…捕獲しかない……しかし、そのあとどうする??飼えないよ…。そんなことが頭をぐるぐるしてしまいます。「…とりあえず、いるかどうかを確認しに行こう」。
実は昨夜ボンネットの中にエサをしかけておきました。中にいるのかを確認するために。それは見事にからっぽ。。。。←これは車の中
ダンナが夜車を見に行った際に車体下に猫の姿を見たそう。(すぐ見失う)そして車体横に空になったエサの入れ物が。←これは車の外
車外のエサの空箱は私たちが置いたものではありません。「…誰かが餌付けしている…」。この時点でもう捕獲しか道は残されていないこと確信しました。完全に餌付けされ、車をすみかにしているだろうことが想像できたから。そのときです。
「ミー」「!!!」
どこだ?車体の下をのぞき込んだ私が見たものは。
…やっぱり、そこ家にしちゃっているのね…。
ちっちゃなかわいい子猫でした。
野良猫に安易にエサをあげているあなた。それは子猫の命を奪うことになりかねないことだったのですよ…。
つづく。
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