[早すぎ映画紹介]「ビバリウム」(3月12日公開)ミッドサマー級の違和感ムービーだよこれ。主人公も観客も頭かき回され追い詰められるよ。覚悟して必見!
試写で観た映画をすぐに紹介すると公開の2ヶ月前くらいになる。勿論話題にもなってないし映画ファン以外は存在すら知らない。さらに公開しても気付かれない作品も稀にある。いや、ざらにあるのよ
だから、話題になる前に種まき気分でこのnoteに書いていって、タグかなんかでこのnoteに辿り着いた人が気になってくれるだけでいい
さて今回の作品
ビバリウム 3月12日公開
の作品。試写で観せて頂いたんですが
正直、予告編を観た段階で
嫌〜〜〜な感じと言うか即拒絶反応がボワボワと出てきちゃったんだけど
ジェシー・アイゼンバーグだよ
大好きなアイゼンバーグだよ
普通のストーリーのあるはずがない
そして、観ないわけないじゃない
だから拒絶反応とバーグの観たいが体の中で戦いながら観た
だから観る前から脳味噌かき回される助走はしてたのね
あっ、ネタバレしません。安心して読んでくださいね
出来ればYouTubeか何かで予告編を見てから続きを読んでくれるといいかもよ
で、観たんですけど
こんなに居心地が悪くて、こんなに観てるのが嫌なんだけど
もう先が気になって気になって目が離せない
で、観終わったら奇妙な違和感と微妙な現実感が頭の中にのこっちゃって、観た日の夜は映画に似た夢まで見て、もうこれは今年一番忘れられない作品決定になりました
HPには、「極限のラビリンススリラー」て書いてあるけど、まさにそう
監督のインタビューにアーティストやクリエイターの作品に影響を受けたって書いてあって、その中にマグリットとかもいて、ラビリンスの構造というか風景というかそれらがオシャレで魅力的なんだけど、不気味だったりする。
ジェシー・アイゼンバーグ演じるトムとイモージェン・プーツ演じるジェマ。恋人同士がなんとなく内見に行って、気がついたら連れてきてくれた販売員が居なくなってて、じゃあ帰ろうとすると帰れない。いくら車で走っても内見した9番の家の前にいる。挙げ句の果てに家の前に段ボール箱があり中には赤ん坊が。
「育てたら解放する」
この後は公開されたらたっぷり味わって欲しいんだけど、ラビリンススリラーからさらにあるジャンルが加わってきちゃう(このジャンルはネタバレにはならないと思うけど、知らない方がいいので伏せておきます)
そして、かなり不条理で胸糞なんだけど
なぜか理解しながらのめり込んで観てしまった
不足の事態が次々と起こるんだけど、観終わって思ったのが、これって現実の生活で見てる又は感じてる事じゃないかと
具体的に書くとネタバレになるからざっくりだけどそう感じた。
あとジェマ役のイモージェン・プーツの追い込まれ具合がいい。観てるこっちもシンクロしちゃうくらいの生々しさ。家や風景が無機質だから尚更繊細な追い込まれ具合が伝わってくるのかも。プーツは「グリーンルーム(2017)」から結構きててこれから楽しみで注目してる。
で、タイトルでミッドサマー級の違和感ムービーって書いたけど、ビバリウム の監督ロルカン・フィネガンは第二のアリ・アスター(ミッドサマーの監督)とも言われ始めてるみたいだけど同感。
だからどんどん作品作って、どんどん違和感味合わせてほしい。
とにかく今年観るべき1本
※読んでいただいてありがとうございます。公開前なのでちっとも具体的じゃなくて。公開してしばらくしたら具体的に考察も書ければいいなと。何かコメントでもありましたらお願いします。
YouTubeの「冷蔵庫マンちゃんねる」でこの作品も取り上げてます。よかったら動画見てヒエヒエ〜