先取り映画紹介・『ソワレ』(試写) 8月28日(金)公開 【ネタバレなし】

すごいの観ちゃった

このビジュアルを見て

なんかザワザワしてしまい

他の情報を全く入れず

試写を観ました。

とてつもない作品だった

なるべく内容には触れたくないので

入口の設定だけを書くと

役者を目指し上京した岩松翔太(村上虹郎)が、生まれ育った海辺の街の高齢者施設で演劇を教えることになり、そこで働く山下 タカラ(芋生悠)と、ある事件をきっかけに先の見えない逃避行をする事に、、、。

序盤は、役者の練習風景や会話、高齢者施設での高齢者の佇まいや介護の様子などが、リアルというかドキュメンタリーに近い空気で迫ってくる。と同時に
登場人物の気持ちの揺らぎも繊細に伝わってくる。
この空気の中にいる村上虹郎がまたドキリとするほど目を奪うんだよね

こんな感じで進んっでいくのかと興味深く観ていたら

何気なく山下タカラ(芋生悠)が登場し

あれっ⁉︎、なんだろうと気になってたら

徐々にゆっくりと

そしてリアルよりも衝撃的な出来事で彼女の物語が疾走し始めた

さらに岩松翔太(村上虹郎)も巻き込まれるように全速力で伴走し始めた時は

もう口半開状態で映像に釘付け

そこからの逃避行が

まーヒリヒリでグラグラしっぱなし

そのグラグラしながらな逃避行中に出会う人達の

優しさと描かれないが感じるバックボーンが

僕の勝手な受け止め方になるけど

この2人の若者の逃避行を

さらにヒリヒリさせながら

明日に疾走するロードムービーへと昇華している気がした

そして終盤、この作品に出会ったことを感謝して安らかにニヤニヤしてたら

ラスト

また口半開き状態で涙が溢れてしまいました

観終わってからの余韻の中ボーっとしてたら

なぜか、時折入る和歌山の景色が強烈に残ってるのにハッとする

外山文治監督の作品を観るのは初めてだったんですが、言葉で言い表せないほどの才能を感じました。

新世界合同会社の第一回プロデュース作品ということですが、ニュースに取り上げるのが難しいというか取り上げられず、かつ少なからず起きている悲しい現実を題材に取り上げ映画にする勇気というか逞しさには、なんか邦画の明日が楽しみになってきました

村上虹郎の行き場を踠きながら探す若者の狂気は絶品で

そして僕は、芋生悠というとんでもない女優に出会ってしまった

夏、必見です











来年の還暦ライブの準備費にしたいのでサポートよろしくお願いします。でも、お腹がすいたらご飯たべちゃうかもしれません