2022年、Google転職の難易度【狙うならこの職種】(ビジネス職編)
おはようございます。
本日も前回に引き続きGoogleへの転職について。
前回のnote:Googleの面接を突破する唯一の方法【最新動向から徹底解説】
(URL : https://note.com/rizgohan/n/n50adf9a8e5ed )
本日は、Googleが現在募集している各職種の難易度について解説していきます🕶
このnoteシリーズを読んでくれた方が、本当にGoogleに採用されてしまうくらいの本気度で、本日も書いていきたいと思います✍️
なお、私が年収2,600万円のオファーをもらうようになった今もなお利用している転職エージェントはコチラで紹介しています。
それでは早速、まず一般公開されている求人情報にどのように落とし穴があるのか、そして「どの職種に応募したらいいのか?」みていきましょう👀
転職希望者以外もチェックすべき採用ページ
さて、Google 公式の人材募集ページにいくと募集中の職種、業務内容や必要なスキルなど多くの情報を確認することができます。
実はこの採用関連情報は企業の戦略や注力領域が最も早く外部に公開される場として、転職希望者以外のビジネスパーソン一般にとっても非常に重要な情報源です。
理由は、企業が何かを行うとき必ずまず「人」が必要だからです。決算発表の情報などよりも圧倒的に早く新規事業や優先度の高い事業内容を知ることができます。
例えば、本日2021年8月24日現在、「Google TV」というものの存在を日本の多くの人は知らないのではないかと思います(少なくとも私は知りませんでした)。発売前で、メディアがまだ取り上げていないからですね。
しかし、先程のGoogle 公式の人材募集ページにいくと
・コンテンツ パートナーシップ マネージャー、Google TV
・パートナー ソリューション マネージャー、gTech TV オペレーション
などGoogle TVに関連すると想定されるポジションがいくつかでており、日本でもリリースを控えていることを予想することができます。
(専用ウェブサイトがあるんだから、採用サイトが一番最初ではないじゃないか、というツッコミはここで置いておいてください。)
また、コンテンツ パートナーシップ マネージャーの業務内容には「世界中の SVOD(定期購入型)と AVOD(広告型)サービス プロバイダに Google TV プラットフォームに参加していただくために、さまざまな統合やフィードの取り込みをサポートしています。」とあり、パートナーシップを軸にコンテンツを獲得していくのだな、といったビジネスの方向性まで読むことができます。
求人情報に騙されてはいけない
便利な求人情報なのですが、必ずしも真実や必要な情報が書かれていません。
「求人情報に嘘が書かれているわけないでしょ、それでは詐欺ではないか🤔」と思った方もいるかもしれませんが、実際に求人情報の内容にはとらわれすぎないことをオススメしています。
実際に、私は新卒X年目と社会人経験浅くしてでGAFAに採用されましたが、当時私が採用されたポジションの求人情報に 記載されていた必要なスキルは「〇〇に携わったことがある経験8年以上」と書かれていました。
すなわち、1つの例ですが、 必要な経験年数が実態と一致していないわけです。
これにはいくつか理由があります。
理由1)採用担当者側が、 ポジションが埋まらず要件を緩めて採用した、という理由です。 ちなみに、こういったケースはしばしば起こります。(日本で英語とビジネスができる人を採用するのはそれだけ大変なのです。)
理由2)もう一つの理由は、 採用側ができる限り優秀な人を採用したいため、エキサイティングなポジションに見えるように記載するからです。
「そんなのアリ?」
と思われるかもしれませんが、大アリです。
優秀な人ほど他者からもオファーをもらっているケースが多く、最後は人材の取り合いです。
最近では採用ブランディングなんていう言葉が使われたりもしますが、 募集職種をできる限り魅力的に見せようとするのはどの採用担当者も行っています。
私の経験上も、ブランディングの効果は大きく、例えば以下のようにポジション名を少し変更するだけで、応募数から志望度合いまでググッとかわります。
・Partner Manager -> Strategic Partner Manager (「ストラテジック」が付いただけです!)
・マネージャー -> 〇〇責任者
・XXX Lead -> Head of XXX (「ヘッド」が付くだけで、全く同じ業務内容でも、応募者の経験年数が一気に上がります)
理由3)また、当然ながら競合も見ることができるウェブページにそこまで詳細は書けず、求人情報はごく表面的な内容にとどまります
おそらくこのnoteを読んでいるみなさんは、これから外資系企業に初めて挑戦する方も多いかと思いますが、上記の理由などにより求人情報のみから適切なポジションを探すのは簡単ではないのです。
私が初めて外資系企業に応募した際は、「横文字ばかりのタイトルでどれもかっこいい」程度のことしかお恥ずかしながら考えていませんでした...
Google募集中ポジション徹底解説
それでは、本題の各ポジションの解説をしていきます。量が膨大なため本日は営業や協業、サポートなど「ビジネス系のポジション」に絞って、大枠を整理していきます。
理由は、特に営業系の職種は募集数が多く難易度がも低いためです。(他の職種も興味があればコメントで教えてください)
大枠としてどのようなチームがあるのか、という観点から解説します。
といった形に大別していただくとわかりやすいかと思います。
広告の営業
Googleのお財布にお金を運んでくるチームです。
このチームの中でも、大企業向けのチームから、中小企業向けのチーム、広告代理店向けのチームと枝分かれします。
大企業向けのチームの中には、各クライアントに専属でつくフロントの営業とフロント営業のサポート的に動くポジション、さらにチーム横断で特定のソリューションをサポートするポジションと枝分かれしています。
フロントの営業
アカウント エグゼクティブ、アカウント マネージャー、インダストリーマネージャーなどの名前がついています。
特定のソリューションをサポートするポジション
ショッピング / 検索スペシャリスト、などの名前がついています。
SaaSの営業
Google CloudやGoogle Workspace などを扱っています。Googleにとって、日本のSaaSビジネスは世界的に見ても成功しており、チームは拡大しております。世界でもマイクロソフトと互角に戦っている数少ないマーケットではないかと思います。
エンタープライズセールスと呼ばれる職種や、バックで開拓した顧客やパートナーをサポートするカスタマー・パートナーサクセス、特定のミッションに特化した〇〇スペシャリスト(例:リテンション&拡大セールス スペシャリ)などがあります。
パートナーシップ・新規事業
こちらは狭き門となりますが、大事なパートナーである通信事業者とのパートナーシップや、YouTube上のコンテンツを増やすためにタレントなどとの協業を組むパートナーシップ、上記で書いたGoogle TVやFitbitの営業などがこちらにあたります。
特に新規事業については、業務について成功パターンとして定型化されていないケースも多く、自ら新しい枠組みを作れる人材が求められています。
募集人数が少なく、また、内部の広告営業やSaaSの営業が次のキャリアアップとして社内異動で狙っているケースが多く難易度は高めです。
Google社内のキャリアパス事情
なお、少し話が脱線しますが、Google社内でも、頻繁に人の異動はあります。
一般的なキャリアパスとして多いのが、
1. 広告・SaaSの営業として入社
2. パートナーシップや新規事業
への異動です。
上記で、パートナーシップ・新規事業が難易度が高いといったのはそのためで、社内で多くの情報に触れられる内部の人間が競争相手になる可能性が高いためです。
ただ、Fitbitなど全く新しいソリューションの小売店向け営業となると、広告・SaaSの営業とは求められるスキルが大きくことなるため、外部の人にも関連性の高い経験があれば十分チャンスがあります。(FacebookのOculus担当者なども近い位置付けですね。)
もちろんそれ以外にも、マーケティング系の職種を狙ったりするケースも多いパターンです。あるいは海外のオフィスへの異動を目指す方も中にはいます。
難易度が低くおすすめの職種は、コレ!
以上をまとめると、広告の営業かSaaSの営業が入社はしやすいかと思います。
広告の営業を狙う場合
大手のデジタル系専業広告代理店での経験や、広告主としてマーケティングの経験をまず積んでいただくと、持っているべき経験としては問題ないかと思います。
SaaSの営業
こちらは、スタートアップのインサイドセールスなどから始まり、SAPやAdobe、SalesforceなどSaaS専業系の類似プロダクトで経験を積んでいれば、経験としては十分だと思っていただいていいです。
ただし、Google, Facebook, Amazonなど外資系企業はそもそも日本での採用に苦労しているので、そこまでしっかりとハマる経験がなくても、デジタル広告業界 or SaaS営業の経験があって、地頭もよく、カルチャーフィットもしそう、といった程度で採用しているケースもあるのが実情です。
また、仮に現在全く異なる業界にいても、数年あれば上記のポジション要件をクリアすることは可能です。
「なんとしてでもGoogleで働きたい!」と言う方は、ぜひトライしてみてください。
このnoteが役立ったと思ってくれた方、もし採用された後に「私はこうしてGoogleに入社しました」といったブログなど書く機会があれば、ぜひ後輩のためにご紹介いただければ幸いです。
note読者の方と、どこかで世の中のために大きな仕事を一緒にする日を本気で楽しみにしています😎
GAFA海外勤務日誌
私と同じような志をもっている方に、少しでも役に立てればと思い、私がGAFAやユニコーン企業、外資系戦略コンサルティングファームの経験談や転職のアドバイスを「ピボット転職」というメディアにまとめています。
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