6.すべては不足感を埋めるための行動
〇〇が欲しい。
〇〇さんがこうだったら・・
〇〇があれば・・
人は大抵、○○が自分に「ない」と思っているものを求める行為をしています。足りないものを埋める作業を日々していることになります。
それの良し悪しの話ではありません。
ただ、そうだというだけです。
もっと言うと、それらは自分の気持ちを満たすための何かを求めています。
○○が買えたら、
○○さんがこうだったら
○○が手に入れば・・
○○によって満たされるわけです。
仕事がうまくいかない時、人間関係がうまくいかない時、欲しくても手に入らない時って、とても大きな怒りや不満、不安に葛藤しもがきます。
でも○○を手に入れても、次の○○が必ずあります。
手に入れても手に入れても、止まない○○。
○○って、物質的なことや人からもたらされる幸福感と思っていますが、本当は違います。
不足感の反対、満足感はどうしたら手に入るのでしょうか。
完全に満足していたら、○○を求めることはしなくなります。
物質的な満足でよければ、世の中の富裕層は何も求めなくなると思うのですが、それはまた別の話です。
どうやらそれは、物質的なものや誰かに何かしてもらうことではありません。
どうしても不足感があると、モノやヒトに補ってもらうことを求めがちなのですが、実は自分で自分を満たすことができることが最大の満足なのです。
満足というのは、満ち足りていること。
充分であることです。
お金もありとても綺麗な人なのに、なぜかいつも浮かない顔をしている人がいたとして。
逆に、見た目は普通でもとても満足感溢れたイキイキしている人がいたとして。
そういう人、まわりにいませんか?
何が違うのでしょうか。。
顔の良さやお金がいくらあっても、人はそれだけでは満足しません。
満足は満たされることですが、「感」というのは、自分が感じるものであって、実体のことを指しているわけではないですよね。
本当は実体ではなく、満たされている感覚を味わいたいがための言動をすべての人がしています。
満たされている感覚こそが、「満足」なのです。
満たされている感覚がなければ、「不満足」となり、あれば「満足」だけの違いです。
あなたが不満足を感じる時、それはあなたが不満足を感じる何かに意識を向けた時だけです。
人が朝起きて、様々な行動をする時はたいてい無意識です。
すでにそれは満ち足りている状態なのです。
何かがふとひらめき、それについて考えた時、不満足を感じることが起きたりする。
その不満足を埋めようと、どうにかしようという意識が生まれる。
その繰り返しです。