火星の力
インド占星術は、人生における良し悪し=自分の活かすべきポイントと改善点が見つけられるツールといえる。
例えば、火星が強いと集中力、情熱、パワー、エネルギーが発揮されるが、減衰の配置にある火星は、減衰だけにそれらがあまり発揮されないことになる。
火星の減衰は蟹座となり、蟹座ゆえに母性や守る性質が火星を良い意味でも悪い意味でも、「パワーを落ち着かせている、落ち着かせてしまっている」のだろう。
良い点としては「人を責めない」ことがあげられる。
ネガティブな点としては、しなければならない話し合いなどを「避ける」傾向があること。
言い争いになることを恐れているとも言えるのかもしれない。
減衰火星なら、相手の非を責めないことは良いことだが、非を見て見ぬふりをして自分のストレスにしてしまうことは、結果的に関係性のバランスを崩してしまう。そんな場合、話し合いが必要なケースだと思う。
必然的に減衰の部分を補うような出来事・試練が起こる。
火星だけではないが、減衰のネガティブな面を理解して、
自分の改善点としてどう活かすか。
それに気づけば、人生での問題もひとつクリアになるだろう。