育児と両立しながら「主役感」が味わえる!Android開発に邁進するパパエンジニアインタビュー
▶︎プロフィール
佐藤直之/プロダクト開発統括1部部長
北村涼/プロダクト開発統括1部エンジニア
100万人規模のサービスに
今なら「初期メンバー」として関われる
――まずは佐藤部長に質問です。「chocoZAP」は「24時間通い放題のコンビニジム」として話題になっていますが、今このchocoZAPアプリの開発に関わることの面白さは、なんだと思われますか?
佐藤直之(以下、佐藤) :広告サービスでもゲームでも、動画配信でもないコンシューマー向けの有料サービスで、かつ100万単位の方に使っていただけることじゃないでしょうか。
また、内製化をしてファーストバージョンを出したのが去年(2023年)の12月ですし、モバイルアプリの社員数もiOSが1人とAndroidが2人なので(2024年2月時点)、今なら「初期メンバー」として参加できるところも魅力だと思います。社内の文化や開発手法を作っていけるので、1年後、2年後に入るよりも断然面白いはずですよ。
――chocoZAPはすでに会員数100万人を突破し、フィットネス業界でNo.1になりました。それでもまだ仲間を探しているということは、今後さらなる成長を予見されているということでしょうか。
佐藤:はい。コンビニが全国に1万店舗あることを考えると、「真のコンビニ」状態にはまだまだ及びませんので、今後より多くのお客さまにサービスを提供していこうと思っています。
また、数字的な成長だけでなく「質」の面でも成長していきます。
われわれはライフログをもとに適切な運動や生活習慣のアドバイスをご提供することで、デジタルの力を使って人間にはできない「寄り添い」を実現すべく、開発を進めているところです。
――その中で、開発部が課題としていることはなんでしょうか。
佐藤:喫緊ではアプリの不具合を解消することです。お客さまにご迷惑をかけている時点でスタートラインにも立てていないということになりますので、まずはスタートラインに立つこと。
その上で、会社が実現したい事業を開発部が支援できるようになることです。
モバイルアプリの機能に限らず、会社からは「やりたいこと」が毎日のように降ってくるのですが、開発部のリソースが足りないばかりに実現できずにいることが多々あります。
今やchocoZAPは単なるジムサービスから脱却していますので、やることは盛りだくさんです。
――たとえばどんなサービスが増えてきているのでしょうか。
佐藤:セルフホワイトニングに、カフェ、マッサージチェア、あとカラオケやコインランドリー、ダーツなどが出ています。今後、chocoZAPは無人でできる店舗ビジネスをすべて網羅するかもしれません。
――そんなchocoZAP事業の中核を担うのがアプリです。アプリ開発者を募集するにあたって、佐藤部長が求める人物像とは?
佐藤: RIZAPは、規模は大きいのに動きは完全にベンチャーで、まるで象が100mを全力ダッシュしているような企業なんです。
なので、一言で言えばそこを「面白い」と思える人ですね。
カオスな状態を楽しめる人、手探りで一緒に新しいサービスやプロダクトを作っていける人を募集しています。そういう方であれば成長できる環境だと思いますし、フルリモートかつフレックス勤務ですので、どこにお住まいでもご活躍いただけます。
反対に、変化を好まず「ちゃんとした環境でやりたい」と思われる方には厳しいかもしれません。
「リアルを便利にする」仕事に関わりたくて
RIZAPテクノロジーズへ転職
――ではここから、Androidエンジニアとして入社された北村さんにも加わっていただきます。
北村涼(以下、北村):北村涼です。2023年10月にAndroidエンジニアとして入社しました。 京都府出身で、現在も平等院鳳凰堂の近くに住んでいます。よろしくお願いします。
――これまでのご経歴をお伺いできますか。
北村:新卒から同じ会社に10年間勤めていました。
Webエンジニアとして入社し、AndroidもiOSもやるフルスタックエンジニアのような状態になりましたが、今はAndroidをメインにやっています。
前の会社では、ブログサービスを始め、ソーシャルブックマークサービスや、小説、漫画などのコンテンツ配信サービスも手掛けていました。
―― RIZAPテクノロジーズに入ろうと思った理由はなんですか?
北村:10年経って転職を思い立ったときに、前の会社は「インターネットカルチャーを盛り上げていく」みたいなところだったので、もっと「リアルを便利にしていくこと」にフォーカスした環境がいいなと思ったんです。
それで転職活動を開始したところ、リクルーターの方から RIZAPテクノロジーズのことを聞きまして。最初は「え?あの RIZAPでしょ?」と思ったのですが、それこそchocoZAPのことを聞いて「なんか面白そうだな」と思って。そこから面接に進んで…という感じです。
フルリモート・フレックス勤務だから
保育園への送り迎えも無理なくできる
――そもそも転職をしようと思ったきっかけはなんですか?
北村:子供が生まれたことですね。仕事に割ける時間がめっちゃ減ったんですよ(笑)。
前職で10年という節目を迎えたこともあって、今後どうやってキャリアを形成していくかなどをいろいろ考えた結果、転職することにしました。
――では、RIZAPがフルリモート・フレックス勤務であることも入社の決め手になったのでしょうか?
北村:はい。それこそ育児関連の話でいうと、保育園がどこもいっぱいで遠くの園にしか入れなかったので、車で送り迎えをしないといけないのですが、運転できるのが僕しかいないんですよ。
なので毎日の送り迎えはもちろん、子供が熱を出したら途中でお迎えに行くのも僕なんですよね。そのとき仕事の融通がきくかどうかが転職先を探す上でマストなポイントだったのですが、RIZAPはそこをすべて満たしてくれました。
面接で佐藤さんに「こんな人間でも、採用してもらえるのでしょうか」と正直にお話ししたんですが、「まったく問題ないですよ」と言っていただいて本当によかったです。
佐藤:北村さんは経歴からスキルも保証されていましたし、間違いなくうちの主力になってもらえることがわかっていましたので、もう「ぜひ」という感じでしたね。
北村さんに限らず、地方に住んでいたり子育て中で大変だったりしてもスキルがある方はたくさんいるので、そういう方に活躍してもらいたいという気持ちで採用活動を行っています。
ずっと仕事していたい?
やりがいだらけ&モダンな開発環境
――業務内容に関しては、どのようなところに魅力を感じましたか?
北村:自分でいろいろできそうなところです。Androidアプリチームに正社員が誰もいない状態でしたし、アプリケーションの品質に関しても「自分が入ればもっと良くできるんじゃないか」と。ちょっと驕り(おごり)のような部分もあったかもしれません(笑)。
――実際にどのような業務を担当していますか。
北村:アプリに関してはAndroid全般を見ていて、業務委託の方々に「この箇所の調査をお願いします」とか、「解析お願いします」といったタスクを割り当てたりしています。自分にもタスクを割り当てて、「こういうバグがあるので、そこを直します」とかもやっている状態です。
もう、めっちゃ楽しいです。やりがいだらけなので、許されるならずっと仕事していたいです。
――技術スタックについてお聞かせください。
北村:フルでJetpack Composeを使っています。使っているライブラリも全部新しいものになっていて、いわゆる「モダンな環境」。有名企業でもこれらを使えていないところはいっぱいあるので、開発環境はすごくいいと思います。
――そのあたりも佐藤さんの采配なのでしょうか。
佐藤:「生産性を最大限まで高める」と社長がメッセージ出しているんです。
1年前にスタートしたばかりということもありますが、モバイルアプリに限らず、バックエンドもAWSのインフラ関係も全部最新ですし、デプロイツールなども必要なものは投資しています。モバイルアプリでは使っていませんが、ChatGPTも導入していますし、少ない人数で最大の成果を出すために会社として結構徹底しています。
完成されていない現場だからこそ
積める経験がある
――入社して数ヶ月が経ちますが、この仕事のどんなところに魅力を感じていますか?
北村:ふつうの「完成された現場」ではやらないようなことをやれるところですね。
今GitHubで開発をしているんですけど、私が入った段階ではブランチ運用のルールも決まっていなかったので、本当に基盤から全部できる。大変だけどすごく面白いです。
びっくりしたのは、入社3日目にして面接に同席させてもらったこと。あれはなかなかない経験でした(笑)。
佐藤:確かにね(笑)。結構「ベンチャーあるある」かもしれないですね。
北村:そうなんですね!その時は技術的な内容を中心に質問させていただきました。
――では反対に、課題に思うことはなんでしょうか。
北村:やっぱり、アプリケーションの品質を上げることですね。僕が入った時点で今出ているバージョンのアプリ開発はある程度終わっていたんですが、さっそく改善すべきところが散見されまして。これは何とかしないと、と思ってリリース後も改修をしているところです。
――フルリモート勤務ですが、メンバーとのコミュニケーションに関してはいかがでしょうか。
北村:前職のころからリモート勤務には慣れているので、今も違和感なくやれています。
僕、Slackのハドルはめちゃくちゃ積極的に使うようにしているんです。
というのも、メンバーが思っていることを吸い上げる場は絶対必要なんですが、文字だけだと難しかったりもするんですよね。思考を文字で入力してエンターキーを押すまでって結構労力がかかるので、だったら「ここに来て話そうよ」という場を設けたほうがみんな来てくれるんじゃないかなって。ただし、口頭で決定した内容は全部文字に落とすようにもしています。そうしないと同期できないんで。
――やるべきことがたくさんありそうですが、ワークライフバランスの両立はできていますか?
北村:それはもう、バリバリできています。時間通り保育園にもお迎えに行っています。
「主役感」がすごいので、楽しくて仕方ない
――そのほか、RIZAPに転職して変わったことはありますか?
北村:仕事への熱の入りようが全然違いますね。以前は「仕事は仕事」って結構割り切っていたんですけど、今は「主役感」がすごくて、楽しくて仕方ない。
佐藤:「主役感」、いい言葉ですね。
北村:人が少ないので「自分がやってやるんだ」みたいな使命感がすごくあって、やりたくなっちゃうんです。
あとはやっぱりサービスの性質ですよね。
さっき佐藤さんもおっしゃっていましたけど、すでに会員さまは100万人を超え、年齢層も幅広く、60歳の方もいらっしゃるんです。
これは前の会社では考えられなかったことで、「そういえば、これまで60歳の方に向けたサービスを作ったことがなかったな」って。
うちの親も「俺もchocoZAPに入ろうかな」なんて言っていますし、それこそスーパーのレジで隣に並んだ方が使っているかもしれない。そういうのがすごくいいなと思うんです。
この先サービスの内容が増えて街のインフラのようになったら、その実感ってもっと色濃くなるじゃないですか。想像するだけでなんだか誇らしい気持ちになって、おのずと仕事にも熱が入ります。
Androidアプリエンジニア募集!
主役の座、まだあります
――では今後、北村さんはAndroidエンジニアとしてchocoZAPアプリがどのようになることを目指していますか?
北村:先ほどの佐藤さんの話と重複しますが、事業の変化がめちゃくちゃ早いんですよね。でも、そのどれもが「確かにその機能は入れたい」というものばかりなんです。
いっぽうでアプリケーションの品質の問題で実装ができない状態も続いていて、なんならchocoZAP事業のなかでAndroidが一番のボトルネックになっている。これはエンジニアとしてめっちゃ悔しい状況です。
事業に合わせてどんどん機能も入れていって、そのフィードバックもどんどん回していけるようなアプリ構成にしていきたいと思っています。
――どんな方に仲間になっていただきたいですか?
北村:これも佐藤さんがおっしゃっていたこととほぼ同じで、「事業と折り合いをつけて実装していきましょう」といえる柔軟性を持っている人でしょうか。
「とにかく俺は理想的なエンジニアリングをやりたいんだ」という人や「私は絶対に美しいコードを書くんだ」みたいな人はたぶん難しいと思います。
ただ、技術力は絶対に必要ですね(笑)。
あとはリモート勤務ですので、コミュニケーションがきちんとできる方。
問題を自分のなかで溜め込んでしまうとそれだけ解決が遅れてしまいます。できる限り早くさらけ出して、みんなで考えて、作っていこうとする方が活躍できる会社だと思います。
RIZAPでの仕事はコードを書くだけじゃないんですよね。たとえばPMの人が困っていたら何か便利ツールを作って助けてあげる、というプラスアルファの動きができる方なんかは、すごくいいんじゃないでしょうか。
――最後に、この記事を読んでいる方に一言お願いします。
北村:これを読んでRIZAPのAndroidのアプリ開発に興味を持ってくださった方がいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。主役の座、まだあります(笑)!
(了)