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iOSDC Japan 2024カンファレンスレポート【各講演の学び】

昨年に引き続き、8月に開催された「 iOSDC Japan 2024 」にRIZAPメンバーが参加。ここでは、会期中に開催された数々の講演について、メンバーがそれぞれの言葉で感想をまとめています
(メンバー別⇒参加した講演別に目次を分けています)。


※以下、登壇者の皆さんが資料を公開されているセッションについては、文中で引用させていただいています。

iOSエンジニア 山野井陽一の感想まとめ

1.健康第一!MetricKitで始めるアプリの健康診断

【概要】
STORES株式会社の nekowen(ネコウェン)さんの発表です。 MetricKitを使ってアプリのパフォーマンスを可視化して、改善していくフローを紹介されていました。

【感想】
ChocoZAPのアプリでもCrashlyticsを使っていましたが、たまにアプリがクラッシュしてもクラッシュログにあがってこないものがあります。今回の発表の例だと、制限値を超えたときにクラッシュしているケースがありましたが、MetricKitを導入したらCrashlyticsに情報を付与できるので一元管理できて良いなと感じました。

その他にも、ネットワークの転送量やアプリがSuspendしたときの平均のメモリ使用量・最大のメモリ使用量なども取得できるものは多岐にわたるので、必要な情報をログで送信すると良さそうです。

2.メインスレッドをブロックさせないためのSwift Concurrencyクイズ

【概要】
株式会社はてなのtokizo さんの発表です。 規則が多く、なかなか理解が難しいSwift Concurrency について、クイズを通して理解を深めていくというセッションでした。

【感想】
全部で5問ありましたが、全問正解者は会場に1人だけ。問題によっては会場で2・3人しか当たっていない問題もありました。私は3問正解でした。

▽問題はこちら

Swift6への移行対応がWWDC2024 で発表されていますが、この対応には Swift Concurrencyの理解が必須なので、改めて学び直そうと思いました。

PM 越智峻介の感想まとめ

3.めざせ!WKWebViewマスター!

【概要】
STORES株式会社のマーシーさんの発表でWKWebViewを使う為、使いこなすためのトピック紹介のセッションでした。基礎から設定、デバッグ、実践例まで網羅的に紹介されていました。

【感想】
私が関わっているサービスのchocoZAPでも、WebViewは使われています。ネイティブで一から画面を作るよりは短い工数で実装が可能で、コンテンツの更新にストア申請がいらないなどメリットも多いことから採用しています。

手軽な反面、表示速度のチューニングやネイティブ側と親和性の高い画面の作り込み、認証周りなどを実装するには工夫も必要です。

そこで、WebViewの開発が少しでも分かればと思い参加しましたが、普段エンジニアに依頼している実装の一端を知ることができ、より理解が深まったと感じています。

(了)


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