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RIZAP がRubyKaigi 2023に初参戦!【新卒メンバー現場レポート】
RIZAP、RubyKaigiに初参戦!
世界中からRubyを扱う「Rubyist」が集まる年次イベント、「RubyKaigi 」が今年5月、長野県松本市で開催されました。
RIZAPも若手中心のメンバー計8名で、この「お祭り」に初参加。
新卒1年目のメンバーが、その模様を熱量たっぷりにお届けします。
RubyKaigiはすべてが圧倒的でした!
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初めまして。RIZAPテクノロジーズ株式会社 新卒1年目の高城友梨香です。
新卒にも関わらず、国際カンファレンスに参加できることに感謝!
「貴重な機会を必ず結果にコミットして、今後の仕事に還元する!」と意気込んで、金のロゴ光る黒の「RIZAPシャツ」を着て、いざ松本へ。
会場についてみると、そこには世界中から集結したRubyistたち。
さらに会場内には、世界中から集結した企業のブースがずらりと並んでいます(私たちも次回は出したい!)。
そして、ホールの扉を開けると、まるでライブ会場のようなステージ。
英語と日本語が飛び交い、企業それぞれの個性あふれる服装に彩られたそこは、まさに「お祭り」のよう。
これがRubyKaigi。すべてが圧倒的でした!
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ハンドサインは「chocoZAP」のロゴ(ちょこちゃん)です
Rubyの生みの親・Matzの基調講演!!
5月11日10:30 a.m.
RubyKaigiは、 Rubyの生みの親であるMatzこと、まつもとゆきひろさんの講演から開会しました。
これまでのRubyの変遷を余すことなくお話しいただきましたが、その歴史は大きく三つの時代に分けられたように思います。
第一の時代は、誕生からリリースまでです。
初めは自分の思い描いたように作りつつ、周りの意見も尊重して新しい視点も加えていたそうです。
この考え方は言語を学ぶ中で、まず自分の考えたコードを書いてみて、その後別の書き方やより良い書き方を人から教わるプロセスに似ていて、これからの学びの励みとなりました。
第二の時代は、リリースからRuby on Railsの完成までです。
言語ができたことには満足したものの、ユーザーが利用するメリットを満足に提供できない。そんな葛藤の時代だったそうです。
このとき Matz さんが大切にしたのは、「楽しい」こと。メリットや利益は提供できないけれど、楽しい。それが実は一番大切なことだと再認識し、これからの学びが改めて楽しみになりました。
第三の時代は、Ruby2.0の完成とその後です。
Ruby2.0でついにほぼ思い描いていたものが出来上がった一方で、それまでにはない、大きな動きも生まれていたそうです。それは人の流れです。
「時代が進む中でRubyの世界に来る人と離れる人は必ず存在する。それでもやることは変わらず、Rubyという言語をより良くしていくことだ」そう力強く話されていたことが印象的でした。
総括しての感想を挙げれば、「人とのつながり」の大切さを重んじてきた歴史だと感じました。始まりは1人でも、それから「楽しい」や「面白い」という本能的な部分でつながれたコミュニティがあったからこそ、これだけ大きな言語に成長したのだと感じました。
そのコミュニティにこれから入って行けることにわくわくして、学びの意欲がかき立てられる、とても貴重な講演でした!
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さて、ここまではメンバーそろって講演を聴けましたが、ここからはそれぞれの会場でそれぞれに興味のある講演を聴きに行きました。
つまり、メンバー全員ですべての講演を聴いてきました!
その講演の感想が以下からご覧いただけます!
講演の内容、メンバーが何を学び何を感じ取ったのか。等身大で書かれていますので、ぜひクリックしてご覧ください!
>>>>メンバーによる講演レポートはこちら
RIZAP がRubyKaigi2023に初参戦!【各講演のレポート集】
RIZAPがDrinkupを初開催!!
そして2日目となる5月12日の夜は、RIZAP主催のDrinkup(飲み会)を開催いたしました!
Drinkupには総勢68名もの方々にご参加いただきましたが、その中にはなんと、MatzさんとRIZAP技術顧問である松田さんの姿も…!!
さらにさらに、松田さんはこの日がお誕生日ということで、皆さんでお祝いもできました!
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私のテーブルには、Matzさんと松田さんはじめ、Ruby会議で壇上に上がられていた方々が座られて、なんとも豪華な空間でした。
皆さんとても気さくな方々で、Ruby初心者の私にも分け隔てなく接してくださいました。
中でも、海外の技術者と国内の技術者の働き方や、会社内での扱いの違いなど、日本でエンジニアによりよく働く場所を提供するにはどうすべきなのかという話がとても印象に残っています。
他にも、松本の井戸水や街並みのきれいさ、松本城のことなど、松本がいかに素晴らしい場所かという話題で盛り上がりました。松田さんはくんだ井戸水を持ち歩いておられました!笑
お話をしていく中で皆さん共通してRubyを愛していることが伝わり、まさにRuby Family だと感じました。
3時間弱という短い時間でしたが、とても楽しく、RIZAPの一員としてこのDrinkupに参加させていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
皆さんとは、名刺交換やSNS交換などでつながりを持ち、今でも、SNS上でやり取りをしたりしています。RubyKaigiが軸となりRubyを愛するさまざまな方々とつながりを持てたこのDrinkupは、私のRuby人生にとってとても貴重な経験になりました!
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>>>上がっていたTwitterの投稿はこちら
PRトークもしてきました!
また、RubyKaigi2日目のKeynote前に3分間の企業PRタイムをいただきました。RIZAPからは、RIZAPテクノロジーズ株式会社プロダクト開発一部の佐藤部長が登壇。
「RIZAPは新たにテックカンパニーとして生まれ変わる!」そう宣言すると同時に、今急成長中のchocoZAP事業や、RIZAP事業の紹介を行いました!
そして実はなんと、私もその壇上に上がらせていただきました!
壇上から見える景色は座席から見るそれとはまったく異なり、一面Ruby色(真っ赤)でとてもきれいでした!
いっぽうで、観客席は思ったより人の顔がはっきりと見え、とても緊張しました。こんなにも緊張感のあるステージで、あんなにも流ちょうに話し、自分の世界に観客を吸い込ませているスピーカーたちのすごさに驚きました。
1年目でこの壇上に立てたという貴重な経験は一生ものです。私もこの壇上にスピーカーとして立てる日が来るだろうか、いつか来てほしいと思いました。
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そして、1年目にも関わらずこのような機会に恵まれたのは、若手問わず自らの力を発信できる場を設けてくださる RIZAPテクノロジーズ株式会社のおかげです。本当にこの会社に入社してよかったと、改めて認識しました。
おわりに
あっという間の3日間でした。
全体の感想としては、やはり「この経験は、本当に貴重なものでした!」ということに尽きます。
とくに自分の現在地とこの環境とのギャップを認識できたことが大きかったです。この気づきを今後の仕事につなげていきます。
そして、Rubyの開発者の顔や声を知っているか否かで、今後開発されたツールを使うときの親近感や愛着がまったく違うのだろうな、と感じました。
私も今後、愛着を持ってRubyを使っていけそうです。
今回、RubyKaigi参加の話をいただいたとき、正直に言ってこう思いました。「初心者は行くべきではないのでは?」
けれど行ってみて、確信しました。
「初心者だから行くべきだった!」
この会議を、世界を知れたことで、今後の学びや理解にどれだけの影響を及ぼすか。それをこれからの自分が証明していきたい!
それが、自分にとっての「結果にコミット」だと確信しました。
ありがとう、RubyKaigi!また次回、さらに進化したテックカンパニーのRIZAPとして帰ってきます!
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技術顧問の松田さんにも「chocoZAP」ポーズで写真に加わっていただきました