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RIZAP が、JaSST’24 Tokyoにも初参戦 !【現場レポート】
こんにちは! RIZAPテクノロジーズエンジニアの大杉です。3月14日、15日に開催されたJaSST’24 Tokyoにスポンサーとして参加してきました!
JaSST’24 Tokyoはソフトウエアテストのシンポジウムということで、「これまで参加させていただいてきた開発言語を扱うカンファレンスとは、また違う雰囲気が味わえるのでは?」「新しい人と出会えるのでは?」と楽しみにしていました。
もちろん会社としては、これまで同様「テックカンパニーとしての本気度」をお伝えできるように意気込んでの参加です。
今回もその様子を、私、大杉と、同期である高城の2名による記事でお届けします。
↓↓↓ 各講演のレポートはこちら ↓↓↓
▶プロフィール
大杉貫剛/プロダクト開発統括1部エンジニア
高城友梨香/プロダクト開発統括1部エンジニア
セッション中も休憩中も大にぎわい!(大杉)
セッション会場は、スポンサーブースを併設しているメイン会場を含め3フロアに渡って配置されていました。僕が一番長い時間を過ごしていたのはメイン会場ですが、セッション中はパネルディスカッションで盛り上がり、休憩時間はスポンサーブースがにぎわう、活気に満ちた空間でした。
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また、会場にはこれまでのJaSSTカンファレンスの歴史がわかる各回の記念誌が用意され、先着順でもらえるようになっていました。
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僕も気になって中身を見てみると大学時代にたくさん見てきた論文がずらり。最終日のクロージングでは論文表彰もあり、「まるで学会!」と大変驚きました。
QAエンジニアの皆さんに
アンケートを行いました(大杉)
今回もRIZAPはスポンサーブースを出展。
「(QAエンジニアの中で)あなたのポジションを教えてください!」というアンケートを行い、たくさんの方にご回答いただきました。
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印象に残ったのは、テストの計画から、設計、実行まで一気通貫で担当されている方がとても多いこと。われわれRIZAPも組織拡大フェーズにあることからQAのポジションは多岐にわたるため、QAメンバーは「みなさんと共感できる話が多かった!」と話していました。
また、今回RIZAPはセッションにも登壇させていただいたので、「セッションを聴きました!」とブースに足を運んでくださる方も数多く、参加しなければ決して得られなかったつながりを実感できました。
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セッションの感想(高城)
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今回のカンファレンスでは、2日間で30以上のセッションが行われました。
私もいくつか聴講させていただいたのですが、その中で1番印象に残っているのは「『ゼロからはじめるゲームテスト』その執筆はLvゼロからはじまった」というセッション。
この世にゲームQAのための本が2冊しかなかったことから、ゲームQA初心者やQA業務をしている方の手元においておけるような教科書を作成した、というお話でした。
そもそもゲームQAのための本が2冊しかなかったことや、今回作成したこの本もまだ3冊目ということに驚きです。私は「ゲームQA」がどういうものなのかを理解できてはいませんが、これほどニッチだったとは…。
セッションの中では、「まさにこの本の作製はゲームと一緒だった」という言葉が印象的でした。
〈誰のために〉そして〈何のために〉を考えながら作成するのは、ゲームと一緒で「楽しさしかなかった」とのこと。それを裏付けるように、登壇者のみなさんはとても楽しそうに当時を振り返られていて、自分も一度ゲームQAをやってみたいと思うほどでした。
ゲームQAという役割があること自体知らなかったので、学びになっただけでなく、自分はプログラミングを勉強する上で、いかに恵まれた環境にいるのかを再認識したセッションでした。
QAエンジニアの方々の真摯な姿に
感銘を受けました(高城)
さて、われわれ RIZAPは今回もDrinkup(懇親会)を開催いたしました!
このJaSSTカンファレンスではスポンサーによる懇親会があまり見受けられなかったので、果たして需要があるのか正直心配でした。でも、いざふたを開けてみるとこれまで数多くのDrinkupを開催してきた中でもダントツの速さで応募枠が埋まり、満員御礼!
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当日は、「大学時代、JaSSTを創設した西康晴さんにゼミで教えていただいた」という方や、「QAとして、開発との関わり方に悩みを持っている」という方など、さまざまな方とお話をする機会に恵まれました。
その中でも印象に残っているのは、QA人材を育成するためのワークショップ「WACATE」のお話です。WACATEとは、Workshop for Accelerating CApable Testing Engineersの略で、「若手でテストに興味がある者」を対象に、夏と冬に泊まりがけで行うワークショップのことです。
運営の方は「若手の悩みや技術力などに貢献したい」とお話しされていましたが、実際にこのワークショップに参加した方の多くが、帰る頃には初日よりもキラキラと輝いた目になるそうで、「それが非常にうれしい」ともおっしゃっていました。
このWACATEに参加された方にもお話を伺えたのですが、「とても刺激的な体験で、自分の悩みが払拭できた」とのこと。また、一度の参加のみならず、後輩と一緒に再度参加されたという方もいらっしゃって、それだけ学びの多いワークショップなのだなと思いました。
私も現在プログラミングを学習中ですが、学び方や媒体は探せばいくらでもあって、むしろ多すぎて困ってしまうくらいです。ですが、QAではそのような媒体が少なく、QAエンジニアの方々は一つ一つの機会を「貴重なもの」として真摯(しんし)に向き合い、自分のものにしていることに感銘を受けました。
今、何不自由なく学べていることに感謝するべきだと実感しました。
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おわりに(高城)
JaSSTに参加して感じたことは、QA業界はコミュニティが狭い分みなさん熱量がすごいと言うことです。
イベントなど「コミュニティを広げるための機会」が多くないことを言い訳にせず、どん欲に技術力を上げコミュニティを広げていこうとする姿勢に刺激を受けました。
先ほどまでの繰り返しになりますが、私自身は日々学習していく中で「媒体が少ない」と感じたことは一度もありません。それがいかに恵まれていることかを自覚し、さらにどん欲に、技術力を向上していきたいと思いました。
また、QAに関する知識の浅さも痛感しました。開発とQAは日々業務で関わり合います。その上で相手が何のために、どのようなことをしているのかを知る必要があると思いました。とても勉強になった2日間でした。
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(了)