Xcode Cloudを導入してみた
こんにちは。chocoZAPの iOS アプリ開発を担当しています 山野井 です。
chocoZAPではCIにXcode Cloudを使っているので紹介したいと思います。
Xcode Cloudとは
Appleが提供するCI/CD(continuous integration and continuous delivery: 継続的インテグレーション/継続的デリバリー)サービスです。
Xcode Cloudのメリット
Appleが提供しているのでAppleとの親和性は高く、特に証明書周りの管理をfastlane matchなどのツールをつかわずに自動で管理できることが大きなメリットです。もともとchocoZAPではGitHub Actions+fastlane matchで証明書を管理していましたが、Xcode Cloudだと管理が楽そうだったので導入しました。
また、他のCIツールに比べても比較的安価に利用することができるようです。
現時点では、月25時間まで無料で利用できるのでまずは試しに導入してみると良いと思います。
Xcode Cloudの導入手順
実際にXcode Cloudの導入手順を紹介します。
1. XcodeからXcode CloudのGet Startedを選択する
2. Productを選択する
3. Nextを選択する
あとから変更できるので、ここではそのままNextを選択します。
4. Xcode CloudをGitHubに接続する
ここから、Xcode Cloudで GitHub のリポジトリにアクセスするための権限を付与する作業を行います。
まずは Grant Access… を選択します。
GitHubの画面に移動します。
どの組織にXcode Cloudをインストールするかを選択していきます。
リポジトリを選択してインストールします。
※ Organizationのオーナーに承認を求める必要がある場合は以下の画面になります
作業が完了するとXcodeにもどってきます。Nextを押して次に進めます。
App が存在していない場合は、このタイミングで App Store Connect 上に App を作成します。
セットアップはこれで完了です。Xcode Cloudを利用することができます。
完了すると以下の画面がでてきて、実際にXcode Cloud 上でBuildをすることができます。
ビルドしてみると、App Store Connect 上でも、Xcode上でも実行されているのが確認できます。
流れに沿ってボタンを押し進めていくだけで簡単に導入することができます。
まだ触ったこともない方もまずは導入してみて触ってみてはいかがでしょうか?
また別の機会にワークフローも紹介したいと思います。