フルリモート×フレックスだから働きやすい! chocoZAPアプリSREエンジニアインタビュー
▶︎プロフィール
赤倉 慎太郎/プロダクト開発統括1部SREエンジニア
話題のchocoZAPアプリと
RIZAPの各サイトを担当しています
――自己紹介をお願いします。
RIZAPテクノロジーズのプロダクト開発統括1部の赤倉慎太郎です。
出身は長崎県です。東京にあるシステムインテグレーターでの勤務を経て、福岡にJターン転職。新聞社のサイト運用などいくつかの会社を経て、2023年7月にRIZAPテクノロジーズに入社しました。
エンジニアとしてのキャリアは17年ぐらいになります。よろしくお願いします。
――RIZAPテクノロジーズに転職した動機はなんですか?
みんな言っていると思うんですけど、chocoZAPアプリに勢いがあったからですね。
今後伸びていきそうということと、アプリはもちろん会社自体もできたばかりだったので、初期メンバーとして思い切り仕事ができるんじゃないかと思いました。
――現在どのような業務に当たっていらっしゃいますか?
RIZAP全体のブランドサイトと、chocoZAPアプリの両方を見ています。
「RIZAP」にはパーソナルトレーニングジムだけでなく、RIZAPゴルフやRIZAP ENGLISHなどいろんな事業が存在していて、それぞれにブランドサイトがあるんです。
これらのサイトはRIZAPテクノロジーズが立ち上がるよりずっと前に外部に委託して作られていたものなので、若干古いインフラ構成になっているんですよ。それらを刷新する業務が一つ。
もう一つのchocoZAPアプリは、今会員数が増えていくに従ってアクセス負荷も増えていますので、負荷試験をするためのインフラやツールの整備を行っているところです。今はインフラ周りの業務が中心ですが、ゆくゆくはSREの導入を目的としています。
――chocoZAPに限らず、RIZAP事業全般を広範囲にわたって見ていらっしゃるのですね。現在はどんな技術スタックを用いて業務に当たっていますか?
インフラはAWSクラウドで管理していて、その構成管理をしているツールとしてTerraformを使用しています。
CI/CDツールはGitHub Actionsで、インフラのモニタリングツールはDatadog。先ほどお話しした負荷試験のツールはGrafanaのk6です。
AWSやGitHub Actionsは割と一般的だと思いますが、Terraformがあるとインフラの構成管理がしやすいと感じています。
また、Datadogやk6の負荷試験ツールは有料なので、リッチなツールを使わせてもらっているなあという印象です。実際に使いやすいですし、Datadogなんかは細かいところまできっちりモニタリングできるところが便利です。
フルリモート×フレックスで
「仕事に縛られない」暮らしができる
――現在の場所を拠点とされている理由はなんでしょうか。
東京在住のときに通勤が大変だったというのが、移住した1番の理由です。
福岡って街の中心部と居住地が近いんですよね。街がコンパクトで交通の便がとにかくよくて、おまけに地価もとても安いんです。東京だと都心から30分40分は離れないと住めなくても、福岡だったらもう中心部の隣に住めるぐらい。
実際に今、東京でいうところの新宿みたいな都会から電車で5分ぐらいのところに住んでいるんですけど、街もぜんぜんゴミゴミしていなくて、むしろちょっとおしゃれな感じです。今はもうフルリモートですけど、福岡に移住した当時は通勤していたので、そこが一番大きかったですね。
あと、福岡は飲み屋が充実しているところも気に入っています(笑)。
ちょっと終電に乗り遅れても歩いて帰れたり、タクシーに乗ってもそんなに高くつかないところも福岡が好きな理由です。
――今回RIZAPに転職するにあたって、フルリモート勤務であることは決めての一つになりましたか?
はい。以前勤めていた会社はフルリモートといいつつ福岡にも支社があったので、月に何度か出社しなければいけませんでした。RIZAPはそれがまったくないので、そこが本当によかったです。福岡を離れるつもりがないので、転勤がないことも絶対条件でした。
――フルリモート勤務のどういうところに魅力を感じていますか?
生活リズムが自分の思い通りに組み立てられるところですかね。あと、RIZAPにはフレックスタイム制もあるので、フルリモートと組み合わせるとすごく便利です。
私の場合ちょっと朝が弱いので(笑)、フレックスを有効に使わせてもらっています。
みんなも結構まちまちで出社しているので、お互いにミーティングの時間も配慮し合っていて、その辺りがすごくやりやすいですね。
あと、週に1回必ず体のメンテナンスのためにマッサージに行くんですけど、遅い時間だと予約が取れないことも多いので、フレックスを使って早めに上がることによってその時間も確保できています。
――お休みの日の過ごし方はいかがでしょうか。
ちょっと南に行ったら温泉、西に行ったら海…と、レジャーも充実しています。
テニスとキャンプが趣味なので、土日は結構出掛けています。空港が近いということもあって、直近では鹿児島にキャンプに行きました。
それこそ、友達と「金曜の夜にキャンプに行こうぜ!」となったときに、フレックスを使ってちょっと早めに出発できるのもいいですね。
ふつうだったら申請を上げて許可をもらわなければいけないところを、事前にきちんと報告さえしておけば問題ないという自由さにも驚いています。
――仕事に縛られる感覚があまりないのですね。
そうですね。今流行りのジョブ型の働き方が実現できているのかなと思います。きちんと仕事さえやっていれば、あとは割とどう過ごしていても大丈夫という自由さがありますね。もちろん、それだけ責任もありますけど。
切磋琢磨できる仲間とともに
SREエンジニアとして成長できる環境
――赤倉さんは業務に当たる上で、どのような方々と連携されていますか?
SREエンジニアという特性上、全部署の方と連携しています。
おまけに私は現在(※2023年10月時点)SREエンジニアチームで唯一の社員なので、何かのプロジェクトがキックオフするときには必ず呼ばれています。
――調整力や折衝力が問われそうですね。
めちゃくちゃ要りますね。最初の設計の段階でお話しすることが結構多いので。
その後も「あれがもっと欲しい」とか「これが使えなくなったんだけど」というやり取りがずっと続く仕事なので、コミュニケーション能力は非常に問われます。
――フルリモートであることによって、そうしたコミュニケーションが難しいと感じることはありませんか?
Slackのハドル機能など、何かあればすぐにみんなと話せるようなツールがあるので、コミュニケーションで困ることはないですね。
逆にリモートだからこそ、ちゃんと文章で考えて話さないといけない文化が根付いているので、適当になんでも聞かないというメリットがあると感じています。
――この仕事のどんなところに面白さを感じていますか。
一言でいえば成長を実感できるところです。
インフラ系の管理というのは、サービスが大きくなっていくにあたって「どれだけユーザーが来てもへっちゃらだよ!」という環境を用意することに非常に大きなエネルギーを注ぐ仕事です。
いっぽう、仮にサービスが大きくてもすでに停滞してしまっている企業だと、そうした経験はできないんですよ。
その点chocoZAPはこれまで経験してきたサイトの中でも圧倒的に規模が大きく、伸び率も高い。しかも、これからもっと伸びていくサービスです。
大規模サービスを管理している故の責任とプレッシャーはありますが、信頼性のあるインフラを作り上げるために、今まさに4人のチームでさまざまな提案をしているところで、これってエンジニアとしてすごく力がつけられる環境なんですよね。
しかも効果も実感できるので、めちゃくちゃ楽しいです。
それから、インフラ・SRE業界では「社内にエンジニアが1人」というケースが珍しくないので、エンジニアが4人いる環境というのは非常に希少だと思います。
1人だと業務に行き詰まったときに誰にも聞けなかったりするものですが、ここでは誰かが助けてくれることもあるし、勉強になることもある。SREエンジニアが部隊として動けることやきちんとレビューをする文化があるところも、RIZAPの大きな魅力だと思います。
――自分の生活リズムをキープしながら、大規模案件に関われるんですね。
そうですね。住み慣れた福岡で暮らしながら、これだけの規模のサービスに関われるのは、とても面白いと感じています。
SREに向けた基盤整備のために
自ら進んで動ける方、募集!
――では反対に、今どんなところに課題を見いだしていますか。
chocoZAPのアプリは今、次々と新しいサービスが始まっているのですが、そこでもやっぱりインフラが必要になってきます。
このときいわゆる「新規開発」と「基盤を固めていく人たち」の二手に分かれる必要があるのですが、リリースの期限がある以上どうしても新規開発のほうに人手が取られてしまって、SREに向けた基盤整備がおろそかになりがちなことでしょうか。
――そういった課題も含めて、この先どんなアプリに成長させていきたいですか?
個人情報も取り扱っていますし、いくらユーザーが増えてもサイトが落ちない、信頼性と耐久性に優れたインフラを構築していきたいですね。
――最後に、どんな人と一緒に働きたいかお聞かせください。
仕事内容がどうしてもお堅いものなので、慎重とか、生真面目と言われるような方ほど向いているのかもしれません。とはいえちゃんとコミュニケーションが取れる方でないといいインフラは構築できないので、その両立が結構難しいんですけど(笑)。
あとはやはり自分で仕事を見つけて、発信していけるタイプの人。これはRIZAP全体にいえることなのですが、リモートワークということもあり、実績をちゃんと示していく必要はあると思います。
逆に、自ら進んで仕事を見つけてやれる方や、設計からできる方であれば、お住まいの地域がどちらであれ、活躍できる環境です。
やるべきことはまだまだたくさんありますので、RIZAPのSREエンジニアに興味を持っていただけたら、お気軽にお問い合わせください!
(了)