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データアナリストになると思ったらガバナーに? RIZAPテクノロジーズ社員のキャリアパス
―― まずは自己紹介からお願いします!
三原 データマネジメント部所属の三原と申します。よろしくおねがいいたします。大学は経済学部の学部卒になります。学生時代は統計とか経済系の科目を主に学んでいました。それで社会人ではですね、1社目で銀行の総合職で入社しまして、約2年半の間、営業として勤務していました。
それで、その後でキャリアチェンジというか、エンジニアになりたいなと思うことがあったんですよ。
いかんせん、パソコンに触ったことない……は言い過ぎですけど、エンジニアとしての知識は全くありませんでした。
なので、会社を辞めて半年ほど無職という形で、UBER EATSとかをしながら残りの時間で勉強みたいな形で生活していました。
で、そろそろ何かしらエンジニアらしいことしたいなと思ったときに、ベンチャー企業でそういうの集めていたので、その小さい会社でデータサイエンティストという形で雇ってもらって働きました。
ですが、そこが1年ぐらいで潰れてしまったのもあって、別の会社に移ったんですけど、そこからまた3ヶ月ぐらいで、その会社があまり知見を得られるような環境じゃなかったんですよ。なので、改めて転職しようってなった時に、RIZAPの求人を見つけて入った、というような流れになります。
―― 他にもRIZAPテクノロジーズ以外にもいろんな会社がある中で、RIZAPテクノロジーズに決めるという、きっかけみたいなのがあったら教えてください。
三原 社内ではあるあるなんですけれども、2つあります。1つは、chocoZAPという事業が始まっているという話を聞いて、すごく面白そうだし、伸びそうだって思ったのがあります。
それともう1つが、事業会社というところです。
前職がデータサイエンティストなんでしょうか、企業のデータ分析をするんですけども、それが自社のデータではなくて、発注を受けた依頼元のデータを分析するというところだったんですよ。結局、そのデータを使ってどういう風に会社が動いたかとかという意思決定が行われるかまではと介入しづらかったりとか、契約が終わったので後のこと知らないみたいな経験があったので、もうちょっと自社のデータを扱って、そのフォローができるのが面白そうだなって感じたので、事業会社で探していたって形になります。
その繋がりで、事業会社の中でchocoZAPをやっているRIZAP社は面白そうだなという繋がりですね。
データアナリストからデータガバナーへ
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―― 今現在はどのような業務にあたっているか教えて下さい。
三原 ちょっと直近、私、育休明けでして、半年間お休みをいただいてたんで、まだFIXしきってない部分であるんですけれども……。
1つは、データガバナーという形で、会社のデータセキュリティとかですね。データの運用とか、どういう形で安全にデータを扱っていくかということを考えるチームにおります。
―― データガバナーというのはどういう職種なんですか?
かんたんに言うと、そもそものデータをどういう管理をするかというルール決めをする役職です。
―― 事前に説明していただいた三原さんの言葉で言うと、「想定していた職務ではなかった」ということなんですが。どうして変わったのかというか、何か理由があったんですか?
三原 ガバナーに関して言うと、本当に人がいませんでした。今はもっと知見がある方が入ってきて、その方も動いているんですけども、当時はガバナーでその辺に詳しい方がいなかったんです。
それで、向いているかもしれない、という感じのノリで、部長の五十嵐さんに指名されたという形になります。
データガバナーと兼任でPM業務も少しやってまして、元々入社したときはデータアナリストという形でデータを分析するコードを書く役職だったんですけれども、基幹システム移行のプロジェクトのとき銀行の経歴があったので、その経理周りの要件定義をちょっと手伝ってくれという話を受けて少しそこでやることになった、というような流れになりました。
長期のプロジェクトをきちんと要件定義から入って管理するみたいなことは、前職では経験がなかったながら興味はあったので、じゃあやってみますというような流れですね。
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データガバナーとは?
―― もう少しデータガバナーという仕事について伺いたいのですが、このデータアナリストとガバナーってどのくらい違うものなんでしょう。
三原 ガバナーで言いますと……。
―― 急に聞かれても難しいですよね。
三原 難しい……ですよね。ガバナーは若干アナリストとはまた別職種でデータを分析するのがアナリストとすると。
データ分析の土台みたいなところはアーキテクトとか言われていて、それこそじゃあこういう分析をしたいってなったときに、こういう形でデータを送れるようにして、こういうデータベース作って……みたいな。
これがだいたいアーキテクトみたいな感じですね。
―― ありがとうございます。アナリストとアーキテクトはそういうことなのですね。
三原 で、そこに準備されたデータを扱ったりするのがアナリストなんですけど、ガバナーというと、もう少しその、1つ1つのプロジェクトというよりは、広い範囲で会社としてこういうデータをここに置いちゃいけませんよとか、個人情報はこうやってマスキングしましょうとか、誰がどういう風に持っているかというのを、見守るというか、管理したりします。
―― 続いての質問なんですけど、想定と違ったということなので、何か苦労したところがあったのではないかと思うんですけど、どうでしょう。
三原そうですね、苦労で言うとやっぱりなんでしょう……。「急」というのが1つありまして、僕自身がエンジニア歴もまだまだ浅いので、ベンチャーのときの職業がデータサイエンティストって最初申しましたけど、それとアナリストってほとんど同じような。
データを分析することがようやく少し分かってきたところで、ガバナーだったりPMというところは正直何をしているのかあんまりわからなかったんですね。
普段であれば上の人を見てこんな仕事かって思いながら、じゃあ次僕かみたいなのが多いと思うんですけど、急に降ってきたって意味では、理想系も知らないので困惑する部分はありました。
―― やっぱり苦労したというか不安があったってことでしょうか。
三原 不安。そうですね、不安もそうですし、やれてるやれてないの判断がわからないですね。自分ができているのか、間違ってるとしたらどこがずれているのかみたいなところの自信がないというのはありましたね、
―― 人が足りてないという状況で、早急にとなると大変ですよね。仕事を覚えてくというのは。
当時は部としても拡大期にあって、私が入った時は5人とかそれぐらいだったのが、今たぶん20名ぐらいいるんですけど、部を大きくするために「こんな新しい仕事を作ろうぜ」という部長の五十嵐さんの方針は理解していたので、業務的にパンクして辛いという感じではなかったです。
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まだまだ課題はあるけど、やっていけています!
―― そういう自信のなさから、今まででどうやって解決したのでしょうか。
三原 そうですね、あくまでやっていく中でというところではあるんですけれども、それこそ五十嵐さんからはサポートというか、週次とかでミーティング入れていただいて、フォローをしていただいてたというのもあります。それは1つ大きかったですね。
―― 仕事に慣れるまでどれくらい時間がかかりましたか。
三原 慣れるまで……。いや、慣れきってないです。課題はたくさんあるので、次はもう少しうまくやれたらなというくらいのところですね。
ガバナーについては、本当右も左もわからなかった中、今詳しい方が入って上にいるので、その人を見て学んでいるところというところです。
―― 逆に、そういった新しい業務を始めて、なにか良かったなと思うところはありますか。
三原 よかったのは話をいただいたときもそうですし、基本的にはポジティブに思っています。
というのも、やはりエンジニアってたくさん種類というか、細かい分類があって、なんとなくネットで見る分には、そんなに職業の分岐があるのかなと思いますよね。でも、実際やってみることで視野が広がるみたいなところもありました。
今後どういう方針でキャリアを歩んでいくかというのがまだ完全には定まってないところなので、その中で視野を広げられるというか、経験が積めるというのはすごくいいことだなと思ってはいます。
―― 経験の面で言っても、なかなか自分からはこうしていきたいみたいなのを直接言うことはあまりなくて。人から言われてやることになったら、いちばん環境を変化させるのはやりやすいですしね。
三原 そうです。あ、あと大体やってみてという話で、やったってお話をしておりますけど、全部強制ではなくて。やりたいという打診は一応あって、断った例もあって、社内教育みたいな社内でエンジニア知識を全体に授業するみたいな話もあって、それは僕としてはあまり得意じゃなくて嫌ですって言ったら、それはじゃあ別の人にお願いということにもあるので、ある程度選べるというのがありますね。
―― 今回RIZAPテクノロジーズの中身を見て採用に応募してみたいなと思っている方にメッセージをください。
三原 RIZAP自体はそれなりに社歴がありますけど、テクノロジーズなどに力を入れ始めたのはまだまだ歴史も浅いので、そういった意味では自分の意志次第でやりたいことができやすい環境なんじゃないかなと思っています。新しいことにチャレンジしたい方、一緒に働きましょう!