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アニポケDPについて
ニャオ―ハ― リユルン(@riyulun)です
さて今回はタイトルの通り、第4世代のアニポケの特徴について書き記していければと
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目次
・4年でシンオウ1周
・通常回過多
・本編に登場する非モブトレーナー 全員登場
・最後に一気に要素を回収
・準レギュラーの数も それなりにいる
・シンジについて
・ヒカリについて
・伝説のポケモン多くない?
・楽曲について
4年でシンオウ1周
他シリーズを見ていくと、
約1年半(でんのうせんしポリゴンの回の事件における約4ヶ月の空きを含む)で回ったカントー、
約8ヶ月で回ったオレンジ諸島、
約3年で回ったジョウト、
約2年半で回ったホウエン、
約1年半で回ったバトルフロンティア、
約1年と9ヶ月で回ったイッシュ、
約半年で回ったイーストイッシュ、
約5ヶ月で回ったデコロラ諸島、
約3年で回ったカロス、アローラがありますよね
現状 (アニポケの尺度で)約4年も続いたのはAGとDPだけであり、
AGはホウエン編とバトルフロンティア編に別れているから まだいいのですが、DPは別れてません。
4年かけてシンオウを1周しなければならないのです。
通常回過多
4年かけてシンオウ1周ということは とどのつまり通常回が すごく多くなるわけです
コンテストの類がない金銀編の方が実は通常回が多い可能性もある
通常回が多くなると刺激となる回が少なくなりますよね?
その結果どうなったか
わたくしの反抗期に拍車をかけたのです
通常回が続きすぎて面白くなくなったんですよ
(当時の心情なので断定はできないが多分そう)
本編に登場する非モブトレーナー 全員登場
実は これ結構珍しいんですよ。
他シリーズだと特に四天王が壁になってまして
じゃあDPだと なんでこんなことができたか、
これも 4年でシンオウ1周というペースが少なからず関わってると思います。
ポンと登場する通常回を間に挟みやすいんでしょうね
あ、DPに登場する非モブトレーナーって括りなので クロツグさん以外のフロンティアブレーンは含んでません
最後に一気に要素を回収
まずは こちらを ご覧ください
え!? DPの終盤、
— リユルン (@riyulun) December 12, 2024
グランドフェスティバル最終回→通常回→ナギサジム戦→実質通常回2話→シンオウリーグって構成だったっけ!?
そんな駆け足で進んでた!? pic.twitter.com/oYmh5L9tY0
なんか最後にブーストかけすぎじゃないですか??
これもまたDPのスローペースによるものだと思っていて、
上手いこと時期を合わせるためにはジム戦とかを引っ張る必要があったのですが、
引っ張りすぎて残り3ヶ月くらいに要素が残ってしまった結果 こんな風になってしまったのだと思われます
準レギュラーの数も それなりにいる
前述の通り 通常回が多いと刺激が足りません。
じゃあどうするか DPは その答えの1つとして 準レギュラーのトレーナーの数を増やすという策を打ち出しました
シンジにナオシさん、ケンゴにコウヘイ、ウララやジュン、そしてノゾミと
こういう準レギュラーにより 話に彩りが添えられると思いませんか?
シンジについて
彼はアニポケDPを語るにおいて外せない存在ですよね
最初は強さばかりを求める言動が目立っていましたが、シンジがサトシの技を吸収したりで「すべての いのちは べつの いのちと であい なにかを うみだす」を体現したと言えます
4年間も追い続けることによりラストバトルで感極まった人も多いのではないでしょうか
逆に言えば 4年間ずっと見てないといけないのですが
当時 未熟だった わたくしは先述の通り反抗期に突入、
逆に 物心ついたぐらいの頃には既に中盤ぐらいになっていた、という子もいるでしょう
大人なら当然 全部観測していますが 子どもはそうはいきません。
そんな子どもに「過去の話を見ている前提で進む話」というのは飲み込み辛いのではないでしょうか
これは1つの世代に3〜4年かかるアニポケ故の課題と言えるかもしれません。
話それますが この課題、実はリコロイにもあると思えるんですよね。回想とかが多いので。
過去の話を掘り下げるという展開はクオリティを高くする代わりに初見勢の理解が追いつき辛いのです
こう考えると 1話完結型である通常回の ありがたみを感じません?
ヒカリについて
忘れている人もいるかもしれませんが、アニポケDPが始まるぐらいの頃は「ヒカリも主人公」って謳われていました。
そもそも ヒカリはハルカやセレナとは異なり、最初からコンテストの道に進むことを決定していたのも特徴的。 サトシと同じと言えます
(そもそもDP主人公の母親がマスターランクのコンテスト出場者である、というのも大きいだろうが)
明らかにサトシの方が主人公だったのは そうなのですが、
そんな彼女にも主人公だと感じられるドラマがありました
時は49話「ポケモンコンテスト! ヨスガ大会!!」
この回のヒカリは 1次審査で予選落ちという成績になります。主人公なのに
加えて 49話と50話「全員参加! タッグバトル!!」は1時間スペシャル。
その予告により ヒカリが すぐ負けることがみらいよちされるリスクこそあるものの、
盛り上げているのに盛り下がる展開が1話目でやってくるのです
すごいことやってますよ
こう 煽ったからこそ どん底に落ちたことが強調されるわけです
次のコンテストは第61話「ポケモンコンテスト! ズイ大会!!」 今度は1時間スペシャルの後半の話。
しかも年末のため 次の話まで2週間休みとなります
そんな中でヒカリは また予選落ち
この展開、かなり視聴者的にも心にクるでしょう
(と、言いたいところだが当時幼子のわたくしは そんなヒカリに感情移入できなかった まだ未熟な脳だったから)
そもそも 4年でシンオウ1周という関係上 ヒカリはコンテストに負けがちなのは そうなのですが、
それを予選落ち2連続という形で持ってくるのは中々できることじゃないでしょう
しかし、(確か)この回の最後で雰囲気が変わります
2連続で予選落ちして落ち込むヒカリに対して ノゾミがやってきて こんなことを言ったのです
「わざは綺麗。でもね、エテボースは どこ?」
「主役はポケモン。わざばかり磨き上げて(中略)… 大事なこと、アンタ忘れてるよ」
このシーン、見られる人は振り返ってみてください
そして この一喝で大事なことを思い出したヒカリの次のコンテストは 第77話「みんなライバル!ミクリカップ!!」、第78話「激闘! それぞれのバトル!!」、第79話「決戦! ヒカリ対ハルカ!!」
コンテストマスターのミクリさん主催の大規模な大会 且つヒカリの憧れの1人でもあったハルカがやってくるという展開。
アニポケセレクションにも選ばれました
この回にて スランプを乗り越えた暁として大舞台でハルカを超えて優勝、
ここまで落とされた彼女の はい上がりドラマとしては とても良い展開になっていると思いませんか
(AGを追っていれば追っているほど ハルカが実力者ということが分かるので、
そんなハルカが負ける展開に納得いかない視聴者が出てくるリスクもありますが)
ヒカリについて語るのは以上なのですが DPのコンテストにおいて もう1つ。
グランドフェスティバルにおいてケンゴが1次審査敗退という展開だったのも大きいですね
(ヒカリのようなスランプではなく単なるミスに由来するもの)
このような 1つのミスで これまで積んできたものが大きく変わる という 妙にリアルな展開、よくやったなと感じますね
念のため言っておくと良い意味です
視聴者にとってもケンゴ自身にとっても 忘れられないワンシーンを植え付けられました
伝説のポケモン多くない?
リコロイの方が登場頻度多いって言われたら そうかもしれないのと、
そもそも第4世代は伝説・幻のポケモンが多いのもあるとは言え なんか こう感じます
第28話「フワンテと北風の使い!」では 将来のジョーイさんと仲の良いスイクンが登場しましたし
第43話「ムウマージ! 悪夢からの脱出!!」ではムウマージが見せた幻覚とはいえレックウザが登場、
第142話「史上最悪のトゲピー!」では宇宙に飛び立ったことでレックウザを観測するに至りましたし
また後半になるとダークライとラティオスを手持ちに入れているタクトなんてトレーナーも登場、
特別編である第193話「ニビジム・史上最大の危機!」では ジョーイさんがラティアスを繰り出すという 連勝を重ねたバトル施設かよ、とツッコミたくなるような事例が
あー そうそう、これをカウントしていいものなのかは諸説ですが ジンダイさんが再登場したことでレジロック、レジスチル、レジアイスも再登場しましたね
楽曲について
[Together]と[君のそばで〜ヒカリのテーマ〜]を擦りすぎなんですよ DP
や、[Together]は 通常バージョンと[Together2008](年代をつけて新しいバージョンにするタイトル付け、時代を感じるなぁ)があり、
[君のそばで〜ヒカリのテーマ〜]は通常バージョンとPop-up Version、Winter. Versionがあるとはいえ 前者は約2年、後者は約1年と3ヶ月もの間 主題歌を飾っていました。
長すぎる。リコロイを見習え
(新無印は3年以上の間[1・2・3]、約1年と9ヶ月の間[ポケモンしりとり]だったけど)
そうそう、[君のそばで〜ヒカリのテーマ〜]は[私、負けない!〜ハルカのテーマ]の直後というのもポイントであり、
前述の[最初からコーディネーターを目指していた]ことが影響していると思われるんですよね
スパンの話に戻ると[ドッチ〜ニョ?]も実は約9ヶ月も続いてたんですよ
あんなに個性的な楽曲を9ヶ月も聞いたら脳が結構侵食されそう
対して DPの終盤も終盤、「開幕! シンオウリーグ・スズラン大会!!」〜最終回までは〆の雰囲気故か[君の胸にLaLaLa]に変更。
何と2ヶ月しかありません。この終盤の2ヶ月のためだけに新規の楽曲 新規の映像が使われてたんですよね
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思ってた以上に書き記しちゃいましたね
お付き合いいただき ありがとうございました