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アニポケの味方殴りに感動した…!
ヤッホゲータ! リユルン(@riyulun)です
時に、先週の金曜日に放送された リコロイ79話「オーバー・ザ・トップ」では リコが味方に対して攻撃(以下:味方殴り)したことが衝撃的でして…!
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というわけで今回は その衝撃について色々書き残す記事となっております
あ、この記事のタイトルは 「アニポケの味方殴りに感動した…!」ですが 要は ここら辺と同じ、1つの話について深掘りする系です
目次
・味方殴りに関係しない あれこれ
・ポケスペHGSS編のスタイル
・面接官姿のチリさん
・エリアゼロのポケモン キラフロル
・バサギリの時の作戦
・ポケマスかよ(いつもの)
・ところで、キラーメの生態とは
・しんりょくに対して説明無し
・「マジカルリーフ、いっぱい!!」で決めるよね
・ハッサク先生の悪意あるカット
・シンジの「かえんぐるま!ナエトルごと行け!」とは違う
・予め じだんだ4倍を念押しに
・キラーメのおきみやげを見て思いついた
・1度普通にふいうちを見せている
・トロバスタイルについて
・ニードルガード
・味方殴り直後のカメラワーク
・エンテイ回を伏線とする
味方殴りに関係しない あれこれ
79話「オーバー・ザ・トップ」の1番の印象は味方殴りですが それ以外にも見どころは当然存在するので まずは それから話していければなと
・ポケスペHGSS編のスタイル
79話はアバンパート(OPが始まる前)において いきなりオモダカさんとの戦闘シーンが映りましたよね
その後 Aパート(OP映像が終わった後〜CMへ行くまで)の最初にリコが「何故わたしたちがオモダカさんとバトルすることになったかというと…」と解説を はさむスタイル。
今までのリコロイではなかった手法ですよね
何が起きたのか、何故こうなったのかを後から説明するような手法を 逆みらいよち演出と呼んでいるのですが
このパターンもまた逆みらいよち演出と言えます。
後でやるから状況の説明をしなくていい→説明無しに急に たいそれた状況がやってくるから1種の衝撃を生む
これが逆みらいよち演出のメリットなんですよ
(ポケスペHGSS編及び POKÉTOON「幼なじみのカルボウ」の演出だが 2つとも長いし この演出のことを何て呼称すればいいのか分からない)
・面接官姿のチリさん
この要素 絶対回収したかったんだろうなぁってのを感じる
そして 丁寧な言葉遣いでも なんかジョウトの方言が入ってるんですよね 細かい
(このシーンが すぐ終わったのは 恐らく尺の関係上…?)
・エリアゼロのポケモン キラフロル
オモダカさんとのバトルは エリアゼロに向かえるだけの実力があるかどうかを測るもの。
そのため キラフロルに対して「(リコ達が これから向かおうとしている)エリアゼロに 生息している ポケモンです」と呼称することによって 「エリアゼロで戦えるかどうかを測る」と 同じようなニュアンスが生まれるのですよ…!
・バサギリの時の作戦
ロイが「バサギリの時の作戦で行こう!」みたいなことを言っていた時に わたくしは[余計な音を使って相手の集中を乱す]戦法のリサイクルだと思っていましたが
実際はバサギリが使ってきた作戦をすいとって自分達のものにした というのが これまでの研鑽を重ねてきた結果を感じて良かったんですよね…!
・ポケマスかよ(いつもの)
リコロイになってからというもの、本編のセリフを再現する機会が多くなった気がします。
グルーシャさんの「勝負と 雪山は 似てるんだ あっという間に 姿を 変える」、
「いつだって 絶望は 隣りあわせ ……震えながら 眠って」とか
サザレさんの「いいね その 首つっこむ 精神!」、
「強くないけど よろしく! ついでに 写真も 撮らせてね!」とか
オモダカさんも例外ではなく
「その前に ひとつ 謝りたいことが (私 リーグ委員長として よろしくない欠点が ありまして……) ポケモン勝負に いっさい 妥協が できないのです」
「どうしました? この程度で あせる 貴方では ないでしょうに?」
「スタンディングオベーションもの ですね」
「トレーナーを 導く 光あれ キラフロル」
「技は このように 放つのです 頂点を 感じてください」
「想像を ゆうに 超える」
これ全部言ってます
特に「スタンディングオベーションもの ですね」は オモダカさんのポケモンの急所に攻撃を当てないと聞けないセリフなんですよね
計10回攻撃したと仮定したら約52%の確率で聞けないわけです。
こう 細かいのまで拾ってくるの、良いですよね
(良いんだけれど 細かすぎると 気づいた時にシリアスなシチュエーションなのに笑ってしまうというデメリットが存在してしまうが)
・ところで、キラーメの生態とは
ここは褒めるところというより疑問点なのですが…
キラーメが おきみやげをした際、フリードが「キラーメの生態を利用したわざか」と言っていました。
が、図鑑説明文を見てみても それっぽいものはありません。
何なら おきみやげは ものまねハーブでの横遺伝でしか覚えられないタマゴわざです
(横遺伝だけのタマゴわざまで拾ってくるというのはグッドポイント)
フリード博士のポケモンゼミでは稀に図鑑説明文に載ってない生態(仮に事前公開組だったらホームぺージとかで解説されてるような生態)を解説するので、
次回以降に解説をされるかもしれない要素なのですが…
じゃあ なんで今話じゃなかったのか
・しんりょくに対して説明無し
また疑問点なのですが…
ニャローテの体が 恐らく しんりょくの影響を受けて光ったシーンがありましたよね?
もちろん大人達には説明不要なのですが、アニポケは 本編をプレイできない年齢の子も見るものなので こういうのに対して説明がいるよなぁと感じてました
尺が足りなかったのか それとも後に しんりょくについて言及する際のためにとっておいたのか
後者だと嬉しいですが そもそも こういうのの解説をあまりしないベクトルなのかもしれません。
37話「ホゲータ、ワルになる!?」では レントラーの透視能力に対して一切説明がなかったですし
・「マジカルリーフ、いっぱい!!」で決めるよね
ダイアナおばあちゃんのウインディとのバトルでも見せましたが
最後にしか出さないことで 余計に決めわざであることが演出されてます
そして キラフロルがテラスタルにより いわ単タイプになったから くさ弱点になってる→おきみやげの影響を唯一受けていないニャローテが決め役になる、という構図もできていますね
・ハッサク先生の悪意あるカット
「小生は…! 猛烈に感」
どちらかというと褒めてる
シンジの「かえんぐるま!
ナエトルごと行け!」とは違う
↑はDP編第51話「ヒコザルVSザングース! 運命のバトル!!」でのタッグバトル大会でのセリフ。
そこまでシンジの性格に深掘りしてないけど
一応関連記事としてリンクを張っておく
この時のシンジは いわば「勝つためなら なんでもする」という味方殴りに躊躇いがない状態
対するリコは「勝たなきゃならないから なんとかする」ではないでしょうか
同じ味方殴りでもシンジのそれとは違うということを一応言及しておきます
予め じだんだ4倍を念押しに
図鑑でキラーメ及びキラフロルを調べた際、いわ/どくタイプと言われましたよね?
そしてドットが「アチゲータの じだんだが効くな」と言っておいたのですよ
キラーメ及びキラフロルが じめん4倍弱点なのは周知の事実ですが、このひとことにより (味方殴りでパワーアップする)じだんだがキーとなることを強調しているわけです
キラーメのおきみやげを見て思いついた
「犠牲を はらってでも 勝ちに こだわる…
そんな 相手に 運任せの 作戦は 通用しない…
だったら…みんなすら欺く…作戦!」
自分を戦闘不能にするわざを用いたキラーメの作戦に対して味方殴りで返す、
どことなく対の構図になっているような気がします
味方殴りも おきみやげで自主退場も、(特にアニポケだと)普通は思いつかない戦法という点が共通していますし
1度普通にふいうちを見せている
これさぁ、1回普通にキラフロルに撃って ふいうちに慣れさせてる、
— リユルン (@riyulun) January 10, 2025
だから視聴者にとっては ふいうちの上をいく ふいうちだったんよ
リコが自身の心情を説明してもなお そう
#アニポケ
演出のふいうちは強いと度々言っているけど これはダブルの意味でふいうちhttps://t.co/SGW3ZhS3Qb
1回目の ふいうちの指示はキラフロルに対して。
成功したことでキラフロルのわざが失敗させたけれど どくげしょうが撒かれたシーンですね
2回目の ふいうちの指示は「みんなすら欺く…作戦!」の直後、
「ロイ、ドット、同時攻撃で行こう!」の流れの中
そして3回目の ふいうちの指示が、2回目のふいうちの指示を補足するかのように「ごめん! アチゲータにふいうち!」
1回目によって [ふいうちは相手に撃つもの]という認識を強調させて2〜3回目を際立たせてるんですよね
表現が ややこしいですが ふいうち を利用して視聴者に不意打ち※を喰らわせたんですよ
だましうちやふいうちに影響されるんだけど、
— リユルン (@riyulun) January 11, 2025
視聴者が みらいよちできない展開をぶつけると びっくりして印象深くなるんだよ
(おどろかすはゴーストわざだけど)
また ひっくりかえす展開みたいに「(視聴者を)騙す」というのはタネあかしのタイミングで唸らせる https://t.co/0qwdYQCPLu
※以下ややこしいので わざのふいうちは ひらがな、
演出上のふいうちは漢字で表記する
しかも 1回目のシーンでは ふいうち によってキラフロルのわざが失敗しているので
2〜3回目でアチゲータに撃ったことで[じだんだが失敗している判定となった]ということの説明ができてるのです
トロバスタイルについて
リコといえば ポケスペのトロバみたいにナレーションを兼ねたり 自身の思っていることを視聴者にのみ伝えるスタイル
だからこそ「みんなすら欺く…作戦!」を事前に説明できるわけなんですよね
しかし ここでちょっとした疑問が
これ 事前に説明しない方が味方殴りでびっくりさせられたのでは?
「アチゲータに ふいうち!」の直前に「ごめん!」というセリフも 言わない方が より びっくりさせられるのに
しかし これに対して 2つ理由が考えられます
①主人公側だから
味方殴りというのは 少なからず困惑を生む戦法です。
なので主人公側が何も言わずにするのは さすがに無理があった。
予め「リコは何か考えてるよ」と抗体をつける必要があったのでは
②味方殴りのインパクトが強すぎる
あくまでも わたくしの感覚ですが「ごめん!」があっても、トロバスタイルで事前に説明されても なお味方殴り戦法は意外でした
そう、意外すぎる戦法だから「ハードルを上げても どうせ越えられる」と考えられません?
[意外]という言葉は[意識の外]と書きますが、これが まさに不意打ち。
越えるためのハードルは高ければ高いほど「これの上を行くなんて信じられない…!」みたいなびっくり心境を生むわけですが
1回目のふいうち、トロバスタイルでリコの心情の説明、「ごめん!」という断り
これらすべて 味方殴りを よりギガインパクトに見せるためのハードルになってるんですよ
わたくしは「ごめん!」というのは ただプランを変更することに対しての「ごめん!」だと思っていたので、ね
ニードルガード
リコの「同時攻撃で行こう!」のタイミングでオモダカさんがキラフロルに出した指示はニードルガード。
これで同時攻撃を全部防ぐつもりだったんでしょうね
しかし 味方殴りにより 実際に動いたのはウェルカモだけ。
加えて 次のアチゲータのじだんだは高威力になる。
そのじだんだを防ぎたいと考えるのは自然なので またニードルガードを指示したことになるのですが、こうなると連続使用になりますよね?
実際 針のモーションが出てなかったので連続使用により失敗していたのでしょう
(ニードルガードが間に合わなかった、とも捉えられるが)
ニードルガードを見ているとはいえ ここまでリコが計算していたとは思い辛いですが
味方殴りで攻撃のタイミングをずらしたことが上手く作用された一幕になっています
味方殴り直後のカメラワーク
サトシ時代の顔を明確に映さないカメラワークは悔しい顔を見せない、とかの意図があったのですが
今回のカメラワークは それとは異なり、リコが味方殴りした真意を タネあかし直前まで隠す意味で使われています
これね リコがサイドにいるからこそできるカメラワーク https://t.co/RmZK6wlqLs pic.twitter.com/yYeMz0cmmR
— リユルン (@riyulun) January 14, 2025
トロバスタイルでリコの心情を説明しようと 、「ごめん!」と断りを入れようと、
味方を攻撃していることには違いないので 一瞬でも疑心暗鬼になるでしょう
そして その疑心暗鬼が このカメラワークによって強調されているのですよね
敢えて こうして不安感を誘うことで じだんだパワーアップのタネあかしの強調にもなる。落として上げる演出です。
そして ここ、オモダカさんの表情もポイントでして
この直後のオモダカさんは こんな表情してるんだよね 味方殴りに困惑していない
— リユルン (@riyulun) January 14, 2025
何なら じだんだのダメージアップ作戦を理解した微笑みを浮かべている さすがトップチャンピオン pic.twitter.com/8sqQbUJORS
エンテイ回を伏線とする
(2週間ぶん休みだったので あんまりそういう印象ないけれど)1つ前の回、「激闘エンテイ!炎のおたけび!!」ではアチゲータの じだんだが外れた悔しさでパワーアップするシーン、ありましたよね
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つまり 直前の回で じだんだをパワーアップすると こうなるという説明がされていたのです
そんなエンテイとのバトルも激闘だったのに これが伏線だったというの、ギガインパクトだったんですよ
あんなに激しいバトルをした前回、エンテイ回を伏線にするなんて…!
— リユルン (@riyulun) January 10, 2025
また1つリコロイの尊敬ポイントが増えたよ…!
#アニポケhttps://t.co/vY9ihBrm0o
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ここまで味方殴りの衝撃を書き記してきましたが、慣れというのは恐ろしいもので 1度見たら耐性がついちゃうんですよね
リコ、「同じ作戦は通用しない」って言ったけど これオモダカさん自身にもかかってるけど視聴者にもかかってると思ってて
— リユルン (@riyulun) January 14, 2025
ワンパターンだと だんだん面白くなくなるじゃん?
あと さすがに何回も味方殴りする構図は あれだし…