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[Only One Story]を読む
ヤッホゲータ! リユルン(@riyulun)です
さて今回は レックウザ ライジング編からの新しいOPテーマ[Only One Story]についての考察記事です
ED、[ピッカーン!]についてはこちら↓
前置きが長いのもあれなんで早速
「途切れそうでも きっと、大丈夫」
「ここから踏み出した一歩で 歩いて行くんだ もっと
何回も泣いたって 君ならそう、大丈夫」
いきなりサビから 且つ歌唱から始まるパターン。
こういうのは初見時の衝撃を増幅させると思ってたり
ちなみに 映像では「歩いて行くんだ」の部分で走ってます
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「雨の日ばかり続いていた もう弱虫な心じゃ 虹を探す余裕すらないままさ Always」
ポジティブなサビ部分から一転、Aメロはネガティブなものに
ここで言う「雨の日」とは恐らく天気の雨ではなく、気分が雨模様であることを示しています
主要人物の心情が暗い時って雨振りがちですものね
そして 雨が上がれば希望の象徴とも言える虹が出るものです。
しかし、暗い気分が続いた結果「虹を探す余裕すらない」。
ポジティブなワードに対して否定をぶつけることにより、よりネガティブな空気感の強調になるのです
そしてここ、地味に「虹が現れない」などではなく「探す余裕すらない」と表現している辺り、虹が出るという自然現象に対して違和感がない表現をしているんですよね
歌詞についてはここまで、次は映像について触れます
ドットは動画編集が上手くいかない、
ロイはレックウザが離れていってしまう、
リコはバトルに負けてしまう と三者三様の苦しみのシチュエーションが 歌詞に沿ったかのように映し出されます
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虚体(多分そんな言葉は無いが便宜上こう呼ぶ)
まで映し出されてるのが苦しみを増幅させている…!!
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同じ方向ばかりだとマンネリ化するからだろうか
なお このシーン、ロイはまだしも リコのアカデミー校庭でのバトルは対チリちゃんと対ロイの2回。
2回とも 負けたもののスッキリする負け方であり、
ドットは編集に苦しむシーンが映し出されていなかったような気がします。
アニポケ本編を なぞっているわけではないということですね。
まぁOP・ED映像なんて完璧になぞってる方がレア中のレア中のレア中のレアなので。
そして この三者三様は[ピッカーン!]Aメロの映像でも似たようなシーンがありました。
が、それとは背景色が違います。
ドットは紫、ロイは赤、リコは青っぽいんですよね
御三家ではなくトレーナーのイメージカラーを背景色として使っているのかもしれません
そして この3種の画、全体が暗いですよね?
暗くするということもまた雨と同じようにネガティブな雰囲気を醸し出すのですが、「Always」とうたわれる際のこちら
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そう、この場面転換により「暗い」より さらに不安な雰囲気の「色がない世界」になるのです
サラッと虚体のリコの移動によってスッと場面転換されるの、業ですよね…!
(ポケモンの場合、色がないということはGB世代の暗喩だとも捉えられないこともないが それは一旦置いといて) 色がないと絶望感が強い、希望が薄い というのはポケダン探検隊のあんこくのみらい を思い出すと分かりやすいでしょう。
色(≒希望)がある世界が いかに尊いか
ちなみに、[ピッカーン!]のAメロではリコ→ロイ→ドットの順番なのに
[Only One Story]ではドット→ロイ→リコの順番なのは この場面転換という重要なロールを担うには1番の主役である※リコが適任だからでしょう
※[ピッカーン!]の記事参照
「Ah だけど踏み出してみたい」
先ほどまでの不穏な雰囲気を少し変えるように「だけど」という接続詞。
そしてここ、色がない世界ながらリコが踏み出した靴から漏れる このはにだけ色がついているのです
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このは なのでニャオハのそれっぽいですが靴から出てるので違うでしょう。
つまり(あくまで この画では)希望の部分は靴から出てるわけです。
「踏み出してみたい」の部分をゼンリョクで肯定しているのです
サビにもありますよね。
「ここから踏み出した一歩で」と。
[Only One Story]が強調して伝えたいことなのかもしれません
そして靴のシーンの次はこれ。
リコが月を掴もうとしています
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月をはじめとして星に対して手を伸ばす、というのは 憧れとか目標、目指すべき場所などに対する当人の心情の隠喩なのですよ
時に、差がとても離れていることを表現するための慣用句として「月とスッポン」というものがありまして
その慣用句で言う「月」とは とても素晴らしい人や物事の例え。
それになぞらえることで上記の解釈ができますよね
で、月に向かって手を伸ばした後、🖐️のままだと掴めないので「まだまだ(憧れや目指す場所には)遠いな…」という心情が、
対して👊は掴むジェスチャーなので「いつか、追いついてみせる!」といった風に希望の隠喩になるんですよね
そして この星に手を伸ばす演出というのは初期リコロイあるあるでした
2話では、
— リユルン (@riyulun) April 18, 2023
リザードンによって飛んでることと、
ニャオハとの出会いによってリコが変わり始めたことを重ね合わせて
月に手を伸ばしていたら(遠近法で)月の方が大きくなる→
月に近づいている(踏み出せている)
という表現になってるんだなぁ
こういう演出、基本的には 月を始めとした星に手を伸ばして
— リユルン (@riyulun) August 23, 2023
[高いところへ向かいたい想い]とか、
逆に[目指す場所は まだまだ遠い]とか そういう表現になるのに ここでは何もない
つまり 若き日のフリードの何もなくなってた感を表現してるんだよね pic.twitter.com/AobO3etKPW
もしかしたら これも踏襲されているのかもしれません。
リコロイは こういう深い演出ポンポン入れてくるので偶然被っただけかもしれません
で、リコの瞳にカメラが切り替わります。場面転換です。
この場面転換により さっきまでのはリコの瞳に映っていた景色、という事実が認識できるわけですね
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月に対して👊且つ この表情だったためポジティブに向かっている雰囲気なのが伺えます
なお1枚目の時点では👊ではないけれど リコ全体にカメラが映った時には確かに👊です。
これつまり、1度は掴めなかったが 掴んだ わけなんですよね。
「掴んだ」の逆、「掴めなかった」の要素を1度はさむことで メインの「掴んだ」を際立たせる業です。
さっきの虹の話とは非なるものですが感覚としては似てますね
そしてこの場面転換において、リコは瞳だけ色がついていることも分かります。
色の無い世界であるながら「月に手を伸ばし、掴もうとしたこと」は希望であるため色がついているわけなんですよね。
色を完全に取り戻すまであと1歩。
「導かれるように 心が騒ぐ方へ 歩き出していく」
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はい、色を取り戻すにおいて重要なファクターとなるのは やはりパートナーのニャオハ(ニャローテ)。
ニャオハには完璧に色がついており、徐々に色の無い世界がカラフルになっていきます。
ポケモンの力って やっぱり すごいですね。
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振り返ってみると 色の無い世界になってしまう Aメロ最初の方の3人の映像にはパートナーのポケモンが映ってなかった※、
つまりパートナーポケモンを感じられなかったから色の無い世界になったような解釈ができません?
※リコがモンスターボールにポケモンを戻すシーンは映ったがポケモンが直接的に映っているわけではない
そして ここ、わざわざニャオハだったのには どういう意図があるのでしょうか
考えられたのは 色の無い世界はリコ達の心の中の世界。
心情の表現なのだから心の中、という体は違和感薄いと思われます。
で、先ほど『希望の部分は靴から出てるから「踏み出してみたい」の部分をゼンリョクで肯定している』と言いましたが
最初に 踏み出した時点、1話2話の時点ではニャオハでしたよね?
その踏み出した時、最初に希望が沸いた時を思い出せたからニャローテではなくニャオハが映ったのでは
リコは「踏み出さなきゃ、始まらない」ってセリフも言ってましたし
ダイアナおばあちゃんも「怖いのは最初の1歩だけ。踏み出せば怖かったことなんて忘れてしまうのさ(意訳)」って言ってましたが、
リコロイにおける これらの「踏み出す」に対するスポットライトを汲んだ仕上がりにしたのかもしれません
踏み出す、という話が出たところで この辺りの歌詞、「歩き出していく」に着目しましょう。
その前の「Ah だけど踏み出してみたい」から「歩き出していく」へと昇華してるんですよ。
サビの方も「ここから踏み出した一歩で 歩いて行くんだ もっと」とうたっていますよね?
踏み出した次のステップは「歩く」なのです
「約束の場所で「逢いたい」 この願いを」
「見つける度 心がね ドキドキドキ 高鳴って 託された未来へ 行けそうな気がしてる」
特に前者の方、これは恐らくですがルシアスやテラパゴス、六英雄ポケモンに関する話でしょう。
「約束の場所」とはラクア、
「「逢いたい」 この願いを」とは再会を意味するでしょうね
そしてサラッと「会いたい」ではなく「逢いたい」。
「会う」だと meetした、という事柄に焦点を当てているのに対し
「逢う」は meetしたことにより お互いの人生に大きな影響を与えるとか、気持ちの面に当てられている気がします
後半の文には「託された未来へ」がルシアス案件なのですが、
「託す」という言葉は[ピッカーン!]にも使われてましたよね
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ルシアスを意識した結果 偶然被った可能性もありますが OP・ED双方での共通認識、ありそうですよね
OPもEDも進化の軌跡なの、テラスタルデビュー編で両方Buddyって言葉が使われたことを考えると偶然とは思い辛い
— リユルン (@riyulun) October 27, 2024
「今期のOP・EDは そういうベクトルでいきましょう」って予め決められてそうよねhttps://t.co/UJ5sapWbpR
あ、そうそう、ルシアスは「いにしえの冒険者」なので 彼にとっての「託された未来」というのは「今」ですよね
そして この歌詞部の映像で気になるのはここ
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断定はできませんが まるでリコのモンスターボールから登場したと思われるんですよね テラパゴスが。
(ボールから飛び出した時点で既にテラスタルフォルムだったのは ノーマルフォルムからのフォルムチェンジまで入れると時間を使ってしまう故そう)
Aメロの話にて『完璧になぞってる方がレア中のレア中のレア中のレア』と言いましたが、
なぞらないと仮定するなら リコのボールからテラパゴスが出てくるような 誤解を生みかねないシーンを入れるか?という疑問が湧きます。
つまり、リコが正式にテラパゴスをゲットするシーンが訪れる可能性があるということです。断定はできませんが
「もう 途切れそうでも きっと、大丈夫
繋ぐエール送るから 聞いて Yeah yeah oh」
最初のサビの部分と比べると「もう」の有無がありますが、多分深い意味はでしょう。
ここがサビだと分かりやすくするための「もう」だと感じます。
そして「途切れそう」という状況には「繋ぐ」ことで解決ができますよね?
映像の方を見てみるとレックウザとジガルデが激突してます
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断定はできませんが レックウザ ライジング編で実在するかもしれないんですよね こんなシーンが
Z-Aが予告されている中 どちらも 6世代に関するドラゴンタイプの第3の伝説ポケモンであり 通常色は緑ながら 色違いは黒と白、
レックウザが天を駆けるのに対してジガルデは地を行くと 対要素を見出せるのに気づかされた時はアマルルガみたいな声出ましたね
「きっとOnly OneのStory 描けるんだ」
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ここでステラフォルムが映っているということは レックウザ ライジング編でステラフォルムになる可能性が高まります
「上昇して 輝け Starlight」
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ここでは 歌詞に合わせて 今ブレイブアサギ号に乗船している六英雄:オリーヴァ、ファイヤー、ラプラス加えてレックウザが上昇。
レックウザ ライジングに掛けて上昇しているわけですね
そして最後に 最初の歌詞に回帰
「ここから 踏み出した一歩で 歩いて行くんだ もっと
何回も泣いたって 君ならそう、大丈夫」
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長くなったので あとがきはありません
お付き合い ありがとうございました