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リコのテラスタル時の口上をどうやって決めたか想像してみた


 ※今回の記事は↓の思考から想像を膨らませた
 いわば2次創作小説みたいなものです

 ※時間軸としてはテラパゴスのかがやき編最終回の「はるか、遠くまで」と
 テラスタルデビュー編最初の回「ドキドキ!オレンジアカデミー」の間

 ※リコのセリフは「」の前にリ、
 ロイのセリフは「」の前にロ、
 ドットのセリフは「」の前にド、
 フリードのセリフは「」の前にフで表現


 「わたしは リコ。
 ハッコウシティ近くの 灯台で 黒いレックウザに 出会いました」

 「エクスプローラーズの アメジオと 共闘するも 結局 黒いレックウザには 敵わず」

 「もっともっと 強くなる必要が あると 感じた わたし達は、
 フリードの 勧めで オレンジアカデミーの テラスタル研修に 参加することに」

 「そんな テラスタル研修は 明日から 開催される ということです。
 今日の 間に やれることは やっておこう」


 フ「よし、これで テラスタル研修の 手続きは 終わったぞ」

 リ「ありがとう フリード」

 ロ「あ! テラスタルで 思い出したんだけど…、
 フリードって テラスタルする時 カッコいい セリフ 言うよね」

 フ「あぁ…『可能性を 超えろ!』か?」

 ロ「そんな 決めゼリフも 考えなきゃいけないんだよね…?」

 フ「はっはっは 別に 必要って わけじゃないさ
 だが、言えば 何だか 力が 漲るかも、というのは 否定できないな」

 ロ「ねぇ、ぼく達も 考えようよ!」

 ド「えぇ…フリードは 必要ない って言ったじゃん(小声)」

 リ「わたしも そういうの 欲しいかも」

 ド「リコ、ノリ気なのかよ!」

 リ「だって、『よっす!』が 無い ぐるみんみたいなものだよ…! さみしくない?」

 ド「う… と、ともかく、ボクはパス。
 クレバーに 戦えれば それでいい」

 フ「さっきも 言ったが 別に 必須ではないからな
 それに、そう難しく 考えなくていい

 ある時 フッと 閃くことも あるからな

 ただ、強いて言うなら テラスタルで どうなりたいか を 考えると それっぽい 決めゼリフが 思い浮かぶかもしれないぞ」

 ロ「テラスタルで どうなりたいか…
 ぼくは、やっぱり レックウザに たどり着きたい! それが ぼくの 夢だから!」

 リ「ふふっ ロイらしいね」

 ロ「あー… でも そこから 先が 掴めないよ…! フリード、ヒント ちょうだい!」

 フ「ヒントって 言われてもなぁ…

 そうだ、テラスタルに 関係する 言葉を 入れる ってのは どうだ?」

 リ、ロ「テラスタルに 関係する…」

 ド「ポケモンが 宝石みたいに なるんだから、
 『宝石』とか 『キラキラ』とか 『輝く』とかが あるけど、
 あと『結晶』も それっぽいかも」

 ロ「それだよ ドット!!
 『夢の結晶よ 輝け!』いや、『輝け! 夢の結晶!』! これだ!!」

 ホゲータ「ホゲ ホンゲ!」

 ド「えぇ… そんな すぐ 決まっていいのかよ…」

 リ「いいんじゃない? ロイらしい 決め方だと 思うし」

 フ「よかったなぁ ロイ
 決めゼリフ、決まったじゃないか」

 ロ「うん!」

 フ「リコは どうだ? 何か掴めたか?」

 リ「うん… まだ 悩み中…
 決めゼリフを 考えるのって 難しいね(笑)」

 フ「まぁ ゆっくり 考えれば いいさ」

――――――――――――――

 「夜が 明けて 今日、わたし達は オレンジアカデミーに 向かうため 南3番エリアを 歩いています」

 ロ「今日から テラスタル研修! 頑張るぞ―!」

 ド「元気だなぁ…
 ボクは もう この 道のりで ヘトヘトだってのに」

 ニャローテ「ニャ」

 リ「ニャローテ? どうしたの?」

 (ニャローテが近くの岩?を指差す)

 リ「ただの岩? だよね」

 (リコが岩?に触れる)

 岩?「ウォォォ―!!」

 リ「うわぁぁ!!」

 ロ、ド「リコ!!」

 ロ「あのポケモンは!?」

 スマホロトム「ガケガニ まちぶせポケモン
逆さまになって 崖の 上から 獲物を 狙うが 頭に 血が上るので 長くは 待てない。」

 ロ「ガケガニ…」

 ド「気持ちよく 眠っていたところを リコが 起こしちゃったんだな」

 リ「うわぁぁ ごめんなさい! わざとじゃないんです!」

 ガケガニ「ウォォォ―!」

 リ「こうなったら…ニャローテ、マジカルリーフ!」

 ニャローテ「ニャル!」

 ガケガニ「ウォァ―!」

 ド「ガケガニには こうかバツグン!」

 リ「よし、きいて…!?」

 ガケガニ「ガウォァァァ―!!」

 ド「とくせい いかりのこうらだ!
 ピンチに なると 攻撃力や 素早さが 上がるんだ!」

 ガケガニの がんせきふうじ!

 リ、ロ、ド「!!!」

 ロ「そんな! 道が岩でふさがれた!」

 ド「ボク達は 外に出して リコと ニャローテだけを 狙う気だな」

 リ「いかりのこうらが 発動した ってことはピンチに なってる…
 つまり…ガケガニの 体力は そう多くないはず…
 ニャローテ! もう1回 マジカルリーフ!」

 ニャローテ「ニャルァ!」

 ガケガニ「ガ、ガゥォ―!」

 リ「崖に 登って 帰っていった…」

 ド「なんとか 追い払えたんだな」

 ロ「でも… これじゃあ オレンジアカデミーに 向かえないね」

 ドットがスマホロトムで調べものをする

 ド「いや、ルート的に 別の道がある。
 テーブルシティの 近辺では 合流できるはずだ」

 ロ「オッケー! じゃあ ぼく達は ぼく達で、
 リコと ニャローテは リコとニャローテで 道を進んで また あとで会おう!」

 リ「うん!」

――――――――――――――

 リ「オレンジアカデミー まだかなぁ

 …ん? 雨!? わぁぁ 降ってきた! ニャローテ、あの 洞窟で 雨宿り しよう!」

 ニャローテ「ニャ」

 リ「…雨、止まないね」

 通りすがりの女子学生「あんなところに ちょうどいい 洞窟が! 向かうよ チェリム!」

 リ「え?」

 女子学生「ハァ…ハァ… あれ? 先客?」

 リ「こ、こんにちは…」

 女子学生「こんにちは あなたも雨宿り?」

 リ「はい テラスタル研修のために オレンジアカデミーに 向かう 途中で」

 女子学生「奇遇だね あたしも なんだ ハッハッハ」

 (リ「なんだか アンに 似てるなぁ(笑)」)

 女子学生「自己紹介が 遅れたね あたしは シズエ シンオウ地方から 来たんだ
 こっちは パートナーの チェリム」

 チェリム「…」

 リ「わたしは リコ こっちは ニャローテ」

 ニャローテ「ニャ!」

 シズエ「ふふ よろしく」

 リ「あの… チェリム… 元気 無いように 見えますけど」

 シズエ「あぁ これ? 別に いつものことだから 大丈夫
 それと、そんなに かしこまらなくて いいから」

 (リ「いつも こうだったら 大丈夫じゃないような…」)

 シズエ「チェリムって ポケモンはねぇ、
 太陽が 強く 照っていると ポジフォルムって フォルムに なるんだ
 そうなると かわいいんだよねぇ」

 (図鑑アプリを開こうとするリコ)

 シズエ「あぁ 待った待った 図鑑で 見るより 実物を 見た方が いいよ
 雨が 止むまで 立ち往生な わけだし」

 リ「へぇ―、じゃあ 晴れたら そのポジフォルム、見せてもらおうかな」

 シズエ「合点!」

 リ「…」

 シズエ「…
 …ねぇ、リコは どうして テラスタル研修 受けるの?」

 リ「え? それは、話せば 少し 長くなるんだけど いい?」

 シズエ「うん、大丈夫」

 リ「わたしね、目標があるの
 壮大で、手が 届くかどうかも 分からない 目標が」
 (空に向かって手を伸ばす)

 リ「その 目標のために これまで 旅を してきたんだけど、
 この間 実力不足を 痛感しちゃってさ…」

 (手を下ろして握りこぶしになる)
 リ「でも、諦めたくない…」

 リ「大変なことも あるだろうけど… 絶対…」

 シズエ「うん、リコなら できる
 会ったばかりの あたしでも そう 思うよ」

 リ「ありがとう」

 シズエ「そうだなぁ… あたしも テラスタル研修で 自分の 才能を 大きく 花開かせないとなぁ

 あたし達 トレーナーは、色んな人や ポケモンから パワーを もらって せいちょうする 蕾 なんだから」

 リ「蕾…花開く…」

 シズエ「…て、これは あたしの おばあちゃんが 言ってたことの 受け売り なんだけどね(笑)

 お、そんなことを 言っている間に 雲が はれてきたよ」

 リ「ホントだ チェリムの フォルムチェンジ、見られるかな」

 シズエ「さっきまでの 雨が ウソみたいに 止んで、虹も 出てるから 大丈夫
 ほら、チェリムが ちょっと 震えてるでしょ 来るよ 来るよ…!」

 リ「(…ゴクリ)」

 チェリム「…………チェリ―ム!!!」

 リ「蕾が…開いた…!」

 ニャローテ「ニャル!!」

 リ「そして…かわいい!!」

 チェリム「チェルッ!!」

 シズエ「でっしょ―!」

 スマホロトム「チェリム ポジフォルム サクラポケモン
 太陽の 光を 浴びて 元気いっぱいの 姿。
 満開の 花びら から ただよう かすかな 香りが 虫ポケモンを 集める。」

 リ「満開の…花びら… あっ!」

 回想フ「テラスタルで どうなりたいか を 考えると それっぽい 決めゼリフが 思い浮かぶかもしれないぞ」

 回想シズエ「あたしも テラスタル研修で 自分の 才能を 大きく 花開かせないとなぁ」

 (リ「そっか…! わたしも ニャローテも… テラスタル研修で 満開に 輝けるように…」)

 リ「ありがとう シズエさん、チェリム!!
 わたし、今まで以上に 頑張れる 気がする!!」

 シズエ「? あたし達、そんな 大したことした?」

 チェリム「チェリ〜?」

――――――――――――――

 ロ「おーい! リコ―!」

 リ「ロイ! ドット!
 あのね! わたし、決まったよ テラスタル する時の 決めゼリフ!」

 ド「再会して 開口一番に 言う セリフじゃ ないだろ それ」

 リ「ご、ごめん(笑)」

 ロ「でもさ、決まったんでしょ?
 聞かせてよ その 決めゼリフ!」

 リ「うん… ちょっと 恥ずかしくもあるけど」

 リコ、静かに目を閉じる

 (リ「わたし達が テラスタルを 身につけることで、トレーナーとして大きく 花開けるように なりたい…
 いや、ならなくちゃ、絶対に なるんだ…!
だから…!!」)

 リコ、目を開ける

 リ「満開に 輝いて!!」

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